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銚子を巡る、エアコンに命を委ねながら

妻の実家に帰省。
とにかく暑い。なんだ関東は。
学生時代は関東に住んでいたものの、その時の暑さとはまた違った暑さがあるのではないか、あるいは、私自身の身体がその暑さを忘れてしまっているのではないかと思うのだが、そんなことはどちらでもよい。どちらでもよいのだが、とりとめもないことを、そこはかとなく書いてしまうこともまた、妙に背筋が折れ曲がり叫び出すような嬉しさを感じるものだ。

犬吠埼灯台に足を運んだ。
灯台があれば人はどうするのか。
そうです。登るのです。
かつての有名なイギリスの登山家ジョージ・マロリーは「なぜ山に登るのか。そこに山があるからだ」と答えたようだが、私も同様に答えよう。そこに灯台があるから。
狭苦しい99段ぐらい?の螺旋階段を登ると全景がひらけ、吹きさらしの空間に出る。当然柵はあるのだが少し心許なく、それゆえに私の足もぴくぴく情けない動きをしそうになる。

犬吠埼灯台から見た景色

昼より少し前であったが、昼食タイム。
銚子丸という寿司チェーン店のネタの良さにささやかな感動を覚えた私は義両親から「今度は銚子丸」じゃなくて本物の「銚子の魚」を食わせてやるという謎の宣言を受け(本来はもっと丁寧で柔らかい感じの表現だったかと思います。主に妻経由で聞いたので真相は藪の中)、だいぶ前に行ったという海鮮系の食堂に入る。
10:50からじゃないと客を入れることができないという店側の事情もあったものの、我々の順番としては32番目。これは1時間コースかと思いきや、お店の中が広いのか、すぐに呼ばれる。
悩んだ末、Aセットを頼む。ビールも飲む。すみません。昼間から。
相当なボリュームだったがなんとか完食。銚子の魚はおいしかったですが、何より義両親の心遣いにとても満たされた気分になりました。この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。

蛤の焼き物。でかい。うまい。
Aセット。途中から煮付けも来て死ぬかと思った。

途中なんやかんや市場を回ったり醤油ソフトを食べたりしてました。醤油ソフトってどこの醤油であれ、やっぱりやっちゃいけないのではないかと思う。

九十九里浜に初めて行った。
永遠に続くかと思われるような見通しのよい浜辺。今日は多少風が強く、私がイメージする太平洋という感じではなかった。
入ってきな〜と言われ、入る気もなかったが足だけ入る(サンダル脱がず)。引いては寄せる波と赤子のように戯れながら、エントロピーの増大を意識する。人間は、楽しまなければ損だと最近気づいた。やはり海は楽しいですね。

砂が熱い


 さて、ということで今回は千葉県沿岸を中心に回りました。明日にはまた地元に帰って次の日から労働です。最近何も感じることはありませんが、自分のできることを一生懸命やるというのが最近のテーマなので、自分の中で80の能力値でできそうな仕事も80の中の100を出せるように丁寧に取り組みたいと思います。そして健康面。30も近づいてきているので健康第一で頑張りたいと思います。

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