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ローマの日々 [Daily Romans]

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ローマ人への手紙を日々少しずつ、ゆっくり味わい、瞑想する旅をします。
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#人間自身

23.ローマ1:23-25 神は人間を心の欲望に任せた

23.ローマ1:23-25 神は人間を心の欲望に任せた

神の怒りが天から現れている。その怒りは、人間が朽ちない神の栄光を、朽ちた人間の姿、すなわち人間自身の欲望に置き換えたからです。

これが人間の罪です。

そして、神は人間に対して次のように行動します:神は、彼らの心の欲望を欺くために彼らを送り込んだ。まるで、間違ったことをすると、その結果で痛い目に遭うまで、そのことに執着する幼い子供に対するように。

人間の問題の核にあるものは、神の力を認めない自

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(2) ローマ1:24-32 してはならないことをするに任せた

(2) ローマ1:24-32 してはならないことをするに任せた

神を無視して自分勝手に生きる人間に対する神の怒りは、人間の状態そのものに表されているのでした。

神が、人間をなすがままに任せ、自分の行っていることの実を刈り取ることで、罪を自覚させるためです。

ユダヤ人には神の律法が与えられて、それによって神に対する罪を知ることができたのですが、その律法を知らない異邦人が罪を自覚するには、罪の行為の現実を実感しなければならなかったのでした。

23.神は人間を

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22.ローマ1:22-23 神の栄光を人間の欲望に変える

22.ローマ1:22-23 神の栄光を人間の欲望に変える

偶像とは、人間の欲望を表したものです。さまざまな偶「像」を崇めることは、人間自身の欲望を崇めることなのだ、とパウロは言います。

人間は、神の栄光を、人間自身の考えの結果に置き換えてしまったのでした。

言い換えると、人間は自分の考えだけを崇める者となった、ということです。意識せず、自分を神のようなものとしてしまっているのです。(ピリピ3:19)

この世の目に見える物事については、人間はますま

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