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絶対悲観主義

小心者のくせに楽観主義だ。
小心者だから、楽観主義なのかも。
失敗を想像するのはとても怖いから、現実で失敗だらけなのと裏腹に、妄想の中の私はいつも大成功している🤣
だからこの本は衝撃的だった。
こんな考え方もあるのか😳
中でも楠木さんの失敗した時の対処法が気に入った。
失敗した時は、車に戻り、コーヒーを一口、タバコを一服。
「そうは問屋がおろさないよなぁ....」
としみじみ呟く。カッコ悪くて、でもカッコいい自分に酔う。それをやりたくて失敗を楽しみにしている節さえある。🤣
(なるほど❗️)
私は思った。これならやれそう!うん、やろう!即やろう!
が、そこでハタと困った。
私は車に乗らない。タバコも吸わない。辛うじてコーヒーは飲むけど。

妄想の中、失敗ばかりした日の帰り道、私はコーヒーを片手にバスに乗り込む。
シートに深く腰掛け、砲丸でも入っているのかと聞かれる巨大激重のリュックを前に抱え、コーヒーが溢れないように背中を丸めてズズーッと吸い上げてから、顎までしかないショートカットの髪を掻き上げて言うのだ。
「そうは問屋がおろさないわよねぇ」
きっと隣の人が二度見するだろう。いや、三度見するかも。
そして、そっと席を立って移動して行き、多分私は孤独になるのだ🤣


※入山さんと楠木さんの対談も面白いです😊

#絶対悲観主義
#楠木健
#読書感想文

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