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成功者はベクトルの方向を間違えない

どんな分野でもそうですが、結果を出す人っていうのは力のベクトル方向を間違えないんですよね。

先日の話です。

部下が仕事のことで悩んでいて、話を聞いてみたんです。すると「あの人が悪い、自分は頑張っているのに認めてくれない、教え方が悪い」などとただ批判するだけで。

もちろん教える側も人間ですから100%満足のいく結果というのは出せないと思うんです。そんなことはチームの采配をする僕が一番理解しているし、そして100%なんか求めてもいません。無理難題なので。

80%…いや60%程度でも及第点。そう考えて、指示出しや配置指示を行っています。

その新人も決して能力がないわけではないんです。
むしろ、座学はいい。実践的なことになると急に尻込みしてしまう。おそらく失敗して、評価を落としたくないから。

こうなってくると、どんどんベクトルが他人に向くようになってくるんです。本来は自分にベクトル向けて、修正や改善を繰り返していって初めて成長するものです。

しかし自己弁護がしたいがあまりに、他人に対して矢印を向けてしまう。

これではいい結果なんて出るわけもありません。

そして仕事というのはひとりでやるものではないですから、矢印の方向を間違うと他人を攻撃することにも繋がります。その結果、自身を隅っこに追いやり、自ら行き場や居場所をなくしてしまうんです。

こういうことって小さい時からたくさんの失敗や経験を積んで理解できたりすることです。小さくなくても、学生時代やアルバイト、もっと言えば家族でもそうかも知れません。

自分の言動は棚に上げて、他人を攻撃するようになってしまうと、はっきり言って擁護しようがありません。たとえ10%くらい正しいことをやっていたとしてもです。

でも、彼ら彼女らはこう言います。

「相手が〇〇やってくれないから悪い」

行動の原理が他人になってしまっているんですよね、これ。なんとも情けない。これは年齢関係ないです。僕も子どもたちには「他の人がどうこうじゃない、お前はどうしたいんだ?」と言っています。じゃないと結果を決めるのが自分の行動ではなく、他人になってしまう。

そんな人生に魅力なんてありますか?

そんな大きな話じゃなくても、常に他人に結果の是非を依存するのって、言葉にならないくらい情けないことです。

これを星人がやってしまう悲しさ。僕は今回、新人さんに対してそう感じました。

いつの世も結果を出せる人は、常に謙虚に自分に矢印を向けて、常に自身をアップデートしようと努めます。言い換えれば成長しようとしない人こそ、他人にベクトル向けていきます。自分を批判しないのって、その場限りでは楽ですからね。ドーパミンドバドバかもしれません。


ってことを新人教育にてあらためて実感しました。

最後に僕の好きな(というか信条)フレーズをひとつ。

「ダメならダメでいい。ただ自分の努力の足りなさを、別の何かのせいにはするな」

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