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中華人民共和国って国を考える

あんたも自分の頭の中にあることを求められることってあるかい?

俺みたいな世界の端っこで発信しているやつでも、その発信を受け取ってくれているヒトはいるんだよな。
信じがたいことだけれども、そのヒトたちはまあまあな文量の俺の文章を読むって時間を使ってくれている。

ありがたいことだ。

今回はそんな貴重な時間を使ってくれている一人である源田さんからのリクエスト。

中国って国について考えてみる回だ。

お題の難易度高いぞ。大丈夫か、俺?

まあ、ちっと俺のあがきに付き合ってくれよな。

日本にとっての中国

まず、日本にとっての中国ってどういう国なのかってのを整理してみるところから始めてみよう。

歴史的に見ていくと、中国ってのは日本にとって大国であり続けていた。
漢字が中国から入ってきたってのを始めとして、様々な文化が中国からもたらされてきた。

ただ、それって今の中華人民共和国からってことじゃない。

中国って革命につぐ革命でその地域を支配する民族がまるごと入れ替わるようなことが起こり続けてきた地域なんだよな。

中国4千年の歴史とか言う言葉があるけれど、今の中華人民共和国が成立したのは1949年。
たった72年しか続いていないってわけだ。

そんな若い国が多大な影響を日本にもたらしている。

それが現実としての今ってわけだね。

中華人民共和国って国と中国って存在

そう言う意味では俺たちが認識している中国って存在と中華人民共和国って国は厳密な意味では違うものなのかもしれない。

俺らのイメージでは中国は古から日本に巨大な影響をもたらしてきた存在ってイメージがあるじゃんか?

でも中華人民共和国はものすごく若い国で日本の大先輩って位置にはいない国だ。
むしろ、若いなりにものすごい試行錯誤で無茶をやりまくっているってのが実態だよな。

それ故に中華人民共和国の政策ってのは俺たち日本人からすると、全く受け入れられないようなこともものすごく多い。

香港や台湾に対する政策なんて、一般的な民主国家からすると全く受け入れることができないもんだよね。
ウイグル自治区のこともそうだ。

なんで中華人民共和国はそんな政策を実施しているんだろう?

一帯一路という野望

中華人民共和国が目指しているものに一帯一路ってやつがある。

要するに中華人民共和国の思惑に沿った経済圏をインフラを通じて実現していきますよ~って政策なんだよな。

その一環に台湾も香港もウイグル自治区もあるってわけだ。

考えてみれば中華人民共和国の政府である中国共産党の存在意義ってこの経済発展ってのが背景にあるとは思うんだよね。

中華人民共和国が共産主義を建前として発足している事を考えれば、「金持ちだけがいい思いしてんじゃね~よ」から始まった国ってことじゃんか。

ところが鄧小平による社会主義市場経済の推進は皮肉にも中華人民共和国という国が金持ちになるための対策を講じるって方法をとったわけだ。
それそのものは資本主義社会がメジャーな今の世界への対応としては間違っていないって言うか、それしかないよな。

でも、その金持ちを否定することから始まって金持ちを目指すって歪みは、中華人民共和国って国として「進み続ける」事をやめられなくなってしまったってことなんだろうと思うんだ。

その意味で一帯一路って政策はその「進み続ける」ってことを象徴する政策なんだろうな。

だから香港も台湾もウイグル自治区もチベットも全く違う考え方で成立しているのに進み続けるしかない中華人民共和国は支配するって手段以外を取れないってことなのかもしれない。

いやいや、どれだけの呪いだ。

中華人民共和国は進撃の巨人の様に「仕方ないから」進み続けるしかないのか?
その進み続けた結果として虐げられるヒトが生まれるしかないのか?

なあ、あんたはどう思う?

中華人民共和国は誰かとともにあるって選択肢を取り戻すことはできないんだろうか?

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