感化された妻から聞いた話

昨日、育児に関する講演を聞きに行った妻は、僕が帰宅すると玄関まで飛んできて、学んできた知識をここぞとばかりに披露してくれました。

僕はそういう話を聞くのが好きなので、色々と話してくれて、楽しい時間を過ごせました。

覚えている範囲で、その一端を紹介します。

・5歳までに、どれだけお金をかけても、たくさんの経験をさせることで、それ以降の成長の仕方が決まる。
・小学生や中学生になってからお金をかけるよりも、幼児教育にお金をかけたほうが効果的である。
・自分の足でなるべく歩かせることが大切である。外出するときに車でばかり移動していたり、車を降りても抱っこされてばかりいて、自分の足で歩かせないのはよくない。
・仮に子供から抱っこをせがまれても、あともう少し歩くように促すことこそが、親の優しさである。子供の要求にすぐに応じてしまうのは、優しさではない。
・21時までに寝かせるかどうかが、幼児にとっては非常に大切である。そのため夜の外食(ここには親の実家に夕食を食べにいくことも含まれる)の回数が多い家庭は、子供が成長する環境として望ましくない。
・親から見て育てやすい子供と育てにくい子供という分け方をすると、育てにくいと感じる子供のほうがよい。なぜなら、子供自身が自分の好きなように振る舞えているから。親が育てやすいと感じる子供は、自分の振る舞いをすでに我慢して抑えている可能性が高い。
・育児の負担を軽減するために、祖父母の家に子供を連れて行って預けたり、ベビーシッターを頼んだりすることを否定はしないけれど、親の代わりは誰にもできない。

こんなところです。

その講演を聞いた感触が余程よかったのでしょうか、台風の影響で仕事の予定をかき乱されて、調整に次ぐ調整をやりきり、髪を振り乱して帰宅した僕を目の前にしても、その饒舌さはとどまることを知りませんでした。

このまま朝まで話が続きそうな勢いでした。

どこまでも続くのは、子供の歌の中の線路だけにしてほしいです。

それだけ感化される貴重な話を聞けたことは、妻にとってよかったのだと思います。

僕たちの子育ては、なるべく子供の好きなように行動させるをモットーにしており、僕らの育児に対する考え方とその講演の内容は概ね似通っています。

だからこそ、なおさら妻の琴線に触れたのでしょう。

自分の考えに近い話は、誰にとっても聞いていて心地よいものですから。

世間には、大げさに言えば今回の内容と真逆の考えの育児論が語られる講演もあるのでしょうけれど、昨日の講演がそうではなくてよかった気がします。

もし真逆の考えの育児論が語られる講演だったら、妻の頭は混乱してしまって、育児の方向性に迷ってしまい、普段の育児の舵取りに戸惑ってしまうかもしれません。

普段から親が自信をもって振る舞っている姿を子供に見せることだけでも、十分に素晴らしい影響を子供に与えていると思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?