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逡巡(しゅんじゅん)

気になること、
不安なこと、
心配なこと、
そんなことを小出しに
話せる性格をもっている人は羨ましい。
さらに、その相手がいる人はもっと羨ましい。

僕は小さな頃から、
気になること、
不安なこと、
心配なことを誰かに
相談するのが苦手なのである。
自分一人で抱え込んでしまうのである。

それで二進も三進もいかなくなって、
大変な事態に陥ってしまったこともある。

その抱え込んでいる期間の
精神的な大変さや苦しさ、
憂鬱さもたくさん経験している。

それなのに、
何かあればやっぱり自分で抱え込んでしまう。

誰かと共有して、
どうすればよいか方向性を
模索することがうまくできない。

それを他人に対する甘えと捉えてしまって、
相手に迷惑をかけたくないと思ってしまって、
実際に行動に移せないのである。

もっと本質的なところまで、
深掘りすると、行き着くところは、
自分の弱い部分を他人に見せるのが嫌とか
怖いというところなのだろう。

結局、自分をさらけ出すのが怖いのである。

でも、そんなプライドなんて脱ぎ捨てて、
不安な気持ちを誰かと共有できると、
少しは気持ちも晴れるのかな。

でも、自分で抱え込んで
悶々としている時間を、
将来の自分が振り返ったら、
あの時は悩み抜いてよかったと
思ったりするのだろうか。

そんなどっちつかずな考えを
逡巡する月曜日の朝。

最後にまったく関係ない話ではあるが、
僕は、この「逡巡」という言葉の字面の
バランスの良さが好きだと読書していて、
この言葉に出会うたびに思う。

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