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中日・井端弘和の登場曲がビートルズのWhile My Guitar Gently Weepsだった頃

昔、友だちが運営していたWEBマガジンにコラムを書いてほしいと頼まれたとき、なんでそうなったのか忘れたけど中日・井端の出囃子の話題を取り上げた。

出囃子というのは登場曲のことで、ウグイス嬢のコールのバッターズサークルから打席に向かう間に流れる曲の話なんだけど、井端選手が一時期ビートルズのというかジョージ・ハリスンの「While My Guitar Gently Weeps」を採用していたことがあった。

井端の登場曲がホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープスだった頃

野球好きの人なら自明のことだけど、井端選手は中日黄金期のショートを務めた名選手で、

  • 粘っこいバッティング(右打ちが得意)

  • 球界屈指のファウル打ち(粘る)

  • 犠打も上手い

  • 「アライバ」コンビで鳴らした華麗な守備

といった玄人好みのプレーが特長で、僕はドラゴンズファンではないけど、敵チームの選手として見ているときは、非常に嫌なバッターだった。


そんな井端選手の登場曲が、あるときビートルズの「While My Guitar Gently Weeps」になっていた。

ビートルズファンの僕は、今までこんなんじゃなかったはずで、いつからだ?とすぐさま反応するとともに、上記のようなプレーを身上とするいぶし銀の井端選手にぴったりの選曲やんかと妙に納得したのだった。
(ジョンでもポールでもなく、ジョージの曲だし。ちなみに僕は高校生のとき、顎のラインがジョージ似てる!ともっぱらの評判でした:本人談)

速攻で曲が終わるのもいい

ちなみに、「While My Guitar Gently Weeps」はジョージの代表曲であるとともに、もっともギターフレーズが印象的なビートルズソングのひとつでもある(弾いているのはジョージの盟友エリック・クラプトン)。

その味わいのあるギターがほとんど聴けないのもなんか哀愁があっていい。
つーか、登場曲が流されるのは数秒間だけで、曲の冒頭あたりから流すと歌い出しくらいまでしか入らないんでしょうがないんだけど、この中途半端に切れる感じもなんかよかった。

てか、井端はなんでこの曲にしたんだ、いいけど野球の登場曲にはやっぱあってないんじゃないか、ということも込みで面白いというか、いいチョイスしてるなーと思ったりしてたのでした。

次の登場曲は気志團のOne Night Carnival

いぶし銀の、いかにも職人っぽい井端がジョージの「While My Guitar Gently Weeps」を採用しているのがすごくいいなーと思い、そのことを取り上げたのが冒頭に記した「友人からの依頼で書いたコラム」で、

それがいかにいいかに井端のプレースタイル、キャラとの親和性が高く、すばらしてくnice choiceかということを具体的なエピソードを交えつつ長々と書いた最後に、最近見たら出囃子が氣志團のワンナイトカーニバルになっていたというのをオチとしていた。

それにしても「While My Guitar Gently Weeps」から「ワンナイトカーニバル」は落差があるなあと当時腑に落ちず、でもその無茶苦茶な感じが面白くもあり、井端は謎というか、職人みたいなプレーするのに選曲がでたらめすぐておもろいなーとか思ってたのでした。

井端氏、現役時代の登場曲は他の選手が決めていた!?

という話が過去にあって、想いだ鹿のようになんでそれを今日取り上げたのかというと、今日のヤフーニュースに表題(小見出し)のニュースが載っていたからだ。

つーか、新井良太とかに任せてたのか(笑)。
でも、その任されてたのが仮に新井良太だったとして、「While My Guitar Gently Weeps」の選曲は、間違いなく井端のいぶし銀のプレースタイルからのイメージだと思うんだけど、真相はどうなんだろう?

ちなみに、「ワンナイトカーニバル」は井端が気志團と友だちだから変えたみたいな話をネットの記事かなんかで読んだ記憶があるんだけど、このニュースが本当ならば、その情報もデマってことになるな。

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