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2拠点生活のススメ|第260回|大人の仲間入り

モーニングページという朝の習慣を始めるに当たって、モチベーションアップのために kakunoという1000円の万年筆を手に入れた。それが去年の秋のこと。毎朝、万年筆を使ってノートに文字を書く、そんな日々が始まった。

ノートを始めて3ヶ月、すっかり万年筆の魅力に取り憑かれた私は、憧れだったコンバータータイプの本格的な万年筆を手に入れ、ボトルインクと共に購入。

これをキッカケに、ますます万年筆沼へとハマっていく・・・。

インクを補充することに快感を覚えるようになり、いつの間にかノートを書く事が楽しくて仕方無くなっていった。

気が付けば、この1年近くで川西の家用に2本、徳島の家用に2本、最初に買ったkakunoも合わせると5本の万年筆を手に入れていた。

それぞれ、メーカー・ペン先の太さや材質・インク充填方式などが異なり、川西ではブルーブラック、徳島では同じくブルーブラックでも月夜というネーミングのインクを使用。色んな書き心地や色の変化などをこのモーニングページと共に楽しんできた。

今やもう、万年筆無しでは、文字が書けないカラダになってしまったほど(笑)

ここに来て、万年筆欲しい熱が落ち着き、今有る万年筆を毎朝愛でるように。バタバタとせわしなかった万年筆ライフにやっと静かな時間が流れ始めた気がする。

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そして、万年筆のインクボトルが空になった。

いくらインクを補充するといっても、万年筆に入るインクの量なんてほんの少し。こんな風にボトルのインクを使い切る日が来るなんて、60才を目前にして、ようやく大人の仲間入りを果たしたような気さえしている。

空になったインクボトル。無骨だが、とても美しいし、カッコいい。

よく見ると、ボトルのラベルデザインが微妙に変わっている。変わらないのはボトルのカタチだけで、インクも時代に合わせて進化を続けているんだろうな。

自分も人知れず進化を続ける、カッコいい大人でありたいものだ。

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