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風のある暮らし

目の前に広がる小鳴門海峡は、海の通り道であると同時に、風の通り道でもある。

NOMAyadoのアウトドアテラスは、東西に開けているので風がよく通る。
夏は東の風、冬は西の風が通り抜けていく。

小鳴門海峡の夕暮れ 画面中央下の入江に位置するNOMAyado

夏の夕暮れ、テラスのガーデンチェアに座っていると風がとても心地良い。時間経過とともに刻々と海峡がオレンジ色に染まっていき、日が落ちてからがまた格別。これぞまさにエンターテイメント、堤防が即席のバーカウンターに早変わりする。とにかく心地良い風がそんな気分にさせてくれるのだ。

海峡のトワイライトタイム

宿をオープンして迎える初めての冬。
冬といえば北風というイメージがあるが、ここでは西風がよく吹くので、西隣にある渡船乗り場から、いつもより大き目のエンジン音が響いてくる。

仲の良い漁師曰く、西風が強いと仕事が手につかなくなるという。
・・・というのも海峡の西にボートレース場があり、臨場感あふれるエンジン音が風に乗って届いてくるので、我慢ができなくなるというのだ。まあ、風の強い日は漁に出られないせいもあるのだが・・・。

他にも、風はたくさんのものを連れてくる。
のぼりが旗めく音、さざ波や木々のざわめき、強風になると風自体も唸りをあげる。NOMAyadoも元は倉庫、台風接近ともなるとガルバリウムの波板が風に煽られガタガタと震え、大きな音を立てる。風自体は目には見えないが、音によってその存在が何倍にも際立って不安を誘う。

雨の日の窓辺(NOMAyadoリビングスペースより)

けれど、思い悩むことがあっても明日は明日の風が吹くとばかり、風の音に心癒されたりもする。ボブデュランじゃないが、答えは風の中という気持ちにもなるから風は不思議な力を持っているものだ。

「風が吹けば桶屋が儲かる」の例えじゃないが、
風が吹くことで回り回ってNOMAyadoも繁盛してくれるといいのだが(笑)。

「風が吹けば桶屋が儲かる」
大風が吹くことで、桶屋が儲かる因果関係をいった昔話から出た言葉。
風が吹けば砂埃のために目を病む人が多くなり、目を病んで失明すれば三味線で生計を立てようとする人が増える。三味線の胴に張る猫の皮の需要が増えれば、猫の数は減り、猫が捕まえる鼠の数が増える。鼠は桶をかじるから桶がよく売れるようになり、桶屋が儲かって喜ぶというもの。

出典:故事ことわざ辞典

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