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2拠点生活のススメ|第42回|健康って何だろう!?

「健康」とは、疾患や障害がないことをいうのだろうか。

人間、50代ともなれば、何らかの疾患や障害を持ちながら、それらとの折り合いをつけて生活を営んでいるものです。

WHOの提唱する健康を調べてみると、このような文言がありました。

健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること

健康を維持するためには、単に食事や運動といった要素だけで無く、不安や悩みが無いこと、家庭円満であること、生きがいを感じることなど、身体的、精神的、社会的側面がバランス良く成り立っていないとダメということ。

でも、こんなすべてが満たされている人なんて、居るんでしょうか?

今日のnoteは、WHOの言う、肉体的、精神的、社会的健康について考えてみました。


肉体的健康

交通手段の発達によって、人はあまり歩かなくなった。

また、快適な住環境は、外出機会を減少させているとも言われている。

そう思うと、肉体的健康というものは案外、便利さや快適さと引き替えに、阻害されているのかも知れませんね。

一方で、お金を払ってジムに通うのだから、人間はほんと矛盾した生き物。

そもそも、美味しいものを食べたい、しんどいことはしたくない、といったように人間の要望に整合性なんて無い。肉体的健康を保つには、そうした欲望と闘うか、欲望を満たしつつ、ストイックにリカバーするかの2択。

こうした難しい決断が、肉体的健康の維持を難しくしているんですよね。

わたしもこの正月、欲望のままに付けてしまった脂肪を落とそうと、悪あがき中。なぜもっと早く動かなかったのか、後悔しても後の祭りです・・・トホホ。


精神的健康

精神的健康とは、日常生活のイライラやストレスを溜め込まず、心の余裕を持てる状態ということなんだろうか。

だとしたら、そういつもいつも心の余裕を持つなんて不可能。

「うつ」は心の風邪引きなんてことを言うが、ようは、こじらせないようにすることが大切なんでしょうね。

今から考えると、私の2拠点生活を始めたキッカケが、まさに、このこじらせないための対策だったような気がします。

徳島でサーフィンをするようになって、どれほど気持ちが救われたことか。

精神的な不健康状態は、自分では、なかなか気づきにくいそうです。

私にとってのサーフィンのように、心の免疫力を上げる自分なりの方法を持っておくことが大切なんですね。


社会的健康

社会的健康、これは聞き慣れない言葉ですよね。

調べてみると、このような解説がありました。

他人に必要とされ、何らかの役割を持ち、社会の中に居場所があると感じられる状態。生きがいが有り、周囲の人と支え合う関係が築けている状態。

確かにこうした状況が著しく低下すると、肉体的にも、精神的にも病んでしまいそうですね。

ただ、今の世の中、この社会的健康が満たされていない人が多いような気も。

私自身も、このコロナ禍において、もっとも欠けている健康なのかもしれません。フリーランスは、仕事が無いとただの無職みたいなもの。

特に個人で仕事をしている場合、暇だと、他人から必要とされていない、役割も無い、社会の中に居場所が無いと、無い無いづくしに成ってしまいます。

そういう意味では、社会的にとても不健康な状態とも言えるんですね。昨年秋に立て続けに体調を壊したのも、そういった一面があったのかもしれません。


健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること。

心とカラダを健やかに保つのはもちろん、例え、幾つになっても、世の中と関わりを持ち、何らかの役割を果たすことが、健康を保つ秘訣なんですね。

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