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2拠点生活のススメ|第295回|粕汁バンザイ!

寒いので粕汁を作ってみた。

最近は便利なチューブ入りのなめらか酒粕というのが売られていて、簡単に溶けてくれるのでとても助かる。鮭の切り身をグリルで焼いて身をほぐし、ニンジンや玉ネギ、茄子、ジャガイモ、しめじ、豚肉などたくさんの具材で煮込む。やっぱり粕汁に鮭は相性抜群。ここは手間を掛けて良かったな、偉いぞ俺。

酒粕を入れると、味に深みも出るし、ほんとカラダが暖まる。大きめの器にたっぷりと注ぐことで、他におかずも入らなくなるほど。一汁一菜の王様って感じだ。

今のような固形の酒粕が作られるようになったのは室町時代のことで、奈良県が発祥らしい。奈良漬けは、まさにこの「粕」に瓜を漬け込んだのが始まりとか。・・ということは、粕汁は関西が発祥と言うことになるのだろうか。灘や伏見など近くに作り酒屋があったことも大きいのかも知れないな。

「カス」とはいいながら、酒粕は酵母のタンパク質、糖分、必須アミノ酸、ビタミンBやミネラルなどが含まれた栄養価の高い食品のようだ。美味しいし、暖まるし、栄養もあるとはほんと言うこと無し。何を入れてもOKというのも自分向きだ

大阪では粕汁にはかやくご飯が定番。イカした蕎麦屋なんかでこういう定食があったりするけど、まさに鉄板の組み合わせ。頑張って、かやくご飯も炊いてみたいけど、とりあえず今晩は、まだすこしだけ白ご飯があるので、残っている粕汁に素麺を入れて、粕汁にゅうめん定食にしてみようかな。「一菜」は暖かいだし巻きでも作ろうか。

なんだかんだ言って、相変わらず食べることばかり考えているな。この調子では、いくら一汁一菜といっても痩せる日はまだ遠いような・・・(笑)。

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