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節分と立春

節分と立春の節目

二十四節気の最初の節気が「立春」です。
「暦の上では春」 というフレーズを聞くようになります🌸
春と聞くだけで、めでたい、めでたい!


<豆知識>
🌼 毎年、節分は2月3日ごろ。立春は、2月4日ごろにあたります。
🌼二十四節気は太陽の運行をもとに一年を24等分したものをいい、科学的な根拠を元に決められているので、実生活に役立つのはこちらかも。
🌼「節分」は立春の前日のこと。(立夏、立秋、立冬の前日も本来節分といいます)


立春は春の始まり。一年の始まり。

始まりというのはいつもいいものですよね。
希望や喜びや期待しか思い浮かびません。(^o^)丿
年の始まりをウキウキして迎えたいものです。

☘🌸🌸🌸☘🌸🌸🌸☘🌸🌸🌸☘

そんなウキウキ気分を邪魔してくるのが、、、『鬼!』 👹👹👹👹👹

古くから日本では、季節の変わり目、節目に災いや厄が降ってくるとされていました。
その鬼(邪気、災い)を祓うための行事が、立春の前の日にするあれなのです。

「鬼は~外 福は~内 」

邪気を祓い、春に福を呼ぶ行事を「節分の豆まき」と呼んだりします。
豆まきは立春の前日に行います。

「鬼はぁ~外ぉ 福はぁ~内ぃ 鬼はぁ~外ぉ 福はぁ~内ぃ」
と、掛け声をかけて豆をまきます。

お相撲さんやプロレスラー、役者さんが豆を撒く姿は節分の日の風物詩。
なぜかプロレスラーが頭に浮かびました。(笑)
今年もその日がやってきます。

豆には、これから出てくる災いや厄の芽をつぶして祓ってしまおうという意味が込められているのだそうです。
豆にそんな意味が。。。!?
我が家では、飴(アメ)を撒いた年がありました。片付けが楽、子供の楽しみのため、とはいえ、今思えば「母よ、違ったね」と。
でもミルキーは美味しかった。
今では笑い話しです。

柊鰯(ひいらぎいわし)

日本各地で節分に柊と鰯の頭を飾る風習が残っています。
初めて見る人は、ぎょっとするかもしれません。
キャーという女子もいましたが、私は冷静に「ほぉ?」。
ヒイラギってクリスマスじゃないの??と思ったのが最初の感想です。
東京近辺では、ヒイラギの枝に豆ガラをさらに添えることもあるようですね。
鬼の嫌いな「鰯の匂い」と「ヒイラギのトゲトゲ」で、
鬼が入ってくるのを防ぐ「魔除け、厄除け」として飾ります。

今の季節のヒイラギは、色、つやともにとてもきれい。トゲは必ず鬼退治をしてくれるだろうという鋭さです。

※柊鰯を飾るのは節分当日から2月の終わりまでと言われています。
(諸説あり)

柊(ヒイラギ)

いわみの魔除け飾り

地域の風習として、飾りをひとつご紹介します。

島根県岩見(いわみ)地方の魔除け飾りです。
無農薬の稲わらと唐辛子が丁寧に編みこまれたもの、とてもかっこいい姿です。
この魔除け飾りは、厄除けとして一年を目途に飾るものだそうです。
唐辛子はふっくらしていてツヤもいい。
もし、唐辛子が破けてしまっても、それは災いの身代わりになってくれた印だそう。ありがたいことですね。
地方、地域の伝統はいいものだとあらためて思いました。

鬼退治の文字もいいわぁ。
唐辛子の七本という数は強いという意味だそうです。

いわみの魔除け飾り

豆の花

花屋なので、関連する植物をご紹介。
ひとつ目は、そのまんまの「豆の花」。
生命力にあふれ、ツルの巻きや「マメさや」があったりして、動きの面白い植物。”みずみずしく””イキイキしている”フレッシュ感満載ですが、その一方ポキっと折れやすいので、取扱いは特に注意が必要です。とっても。

豆の花

スイートピーやルピナスも豆の花の仲間です。

スイートピー
ルピナス

節分近くになると、お店では豆の花などを使ってブーケをつくったりもします。豆さやがついた枝を見つけるとそれをどう生かそうかと創作意欲が湧いてきて。。。
ルピナスの葉っぱなんて、ムーミンのニョロニョロみたいでかわいいし、花のぷっくり感がやっぱりかわいい。それからするとスイートピーは大人だな、なんてぶつぶつ。

2月3日の節分の日、
豆を撒いて鬼を撃退! 悪の芽をつぶしてしまいましょう!
今までの悪―い奴も一緒にやっつけましょう!
そして、2月4日の立春を清々しく始めましょう!

物語のような2日間をお過ごしください。