春バラと秋バラの違い
お花屋さんで一年中見かけるバラですが、季節があるのをご存知でしょうか?
バラには一季咲きと四季咲きがあり、
一季咲きは5〜6月頃、
四季咲きは5〜6月頃、10月〜11月頃
が見頃です。
一季咲きとは春バラと呼ばれ、春だけ咲き、大輪で華やかなのが特徴です。それに対して、春、夏、秋と春以外の季節にも咲くのが四季咲きと言われています。春と秋の大きな違いは、気候の気温差で色合いや大きさが変わっていきます。
春は、一季咲き・四季咲き両方が、冬の休眠に蓄えた栄養を一気に咲かすため、ボリュームがありとても華やかです。花数もとても多く、ゴージャスで色鮮やかです。バラ園がとても美しい季節ですね。
対して秋バラは、夏の暑さに耐え気温が下がる中で成長します。エネルギーを爆発させる春よりも花のボリュームは小さくなります。しかし、その分、バラ本来の濃い色が出ると言われています。少しアンティークでくすんだ色合いは秋ならではの落ち着きを感じられます。
バラ園に行った際には、春は全体も見ながら、秋には一輪一輪ゆっくりと見て周るのもいいかもしれません。
ちなみに秋にはお店にもくすみ系のバラが入荷し始めます。
良く入荷する品種は、
などです。
同じ品種でもその時の入荷によって若干色味が違うことがあり、バラには沢山の品種があります。
また、紅葉の葉っぱや秋の小花と合わせると、より秋っぽくなります。
また、バラは花が終わると実ができます。
ローズヒップと呼ばれ、鑑賞はもちろん食用にも使われます。バラの実もバラの品種によっていろいろあります。
バラの実は、特にビタミンCが豊富で美肌効果があり風邪や便秘などにも効果的だそうです。
ローズヒップティーにしたり、蜂蜜漬けにするのがおすすめです。
春と秋で異なる色味はどちらも違う美しさです。
お花屋さんでは一年中入荷しますが季節ごとに楽しむのもおすすめです。また春と秋にバラ園などに鑑賞に行くのも良いですね。