緊張やイライラ緩和のための漢方薬
こんばんわ、漢方薬推奨派のケイタです。
昨日に続いて緊張やイライラ緩和のための市販薬解説です。
これって漢方薬の得意中の得意分野なんですよね。
だからオススメも多くあります。
ではいきましょう。
▼更年期や月経前症候群(PMS)の方
虚弱体質で更年期や月経前症候群の方には、加味逍遙散(かみしょうようさん)がオススメです、
病院でまず処方されるのが加味逍遙散といっても過言ではありません。
加味逍遙散は「中間証以下」の方向けの漢方薬で、のぼせた感じや肩こりを伴うイライラや不安感に効く漢方薬です。
女性ならではの症状にオススメなので、生理バランスで精神的に不安定なら一度使って欲しいお薬ですね。
▼ストレスで喉のつかえ感がある方
続いて、精神的なイライラなどでのどかつかえた感じがしたり、めまいや吐き気がある方にオススメなのが半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)です。
半夏厚朴湯は「中間証」の方向けで、胃薬のシリーズのひとつとしても販売されている漢方薬です。
ストレスを感じていなくてものどのつかえた感じが緩和する事もあるので(実は身体は悲鳴をあげている…かも)、のどの違和感がある方は一度使ってみては?
▼体力があり、神経質な方
次に「実証向け」の漢方薬で、柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)です。
この漢方薬は不安などで興奮状態になった身体を落ち着かせるような漢方薬。
分かりやすく言えば、ドカーン!と大爆発してしまう…という方向けの漢方薬です。
どうも最近怒りっぽいな…という方にオススメですね。
柴胡加竜骨牡蠣湯でクールダウンしましょう。
▼体力がなく神経質な方
続いては似たような名前の桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)です。
漢方薬ってややこしいですよね、漢字ばっかりで。
さっきの柴胡加竜骨牡蠣湯と何が違うのかというと、こちらは「虚証」向けの漢方薬。
疲れやすくて神経質、神経過敏になってしまう方にピッタリです。
怒ってドカーン!が柴胡加竜骨牡蠣湯。
小さな事で落ち込んでしまう…が桂枝加竜骨牡蛎湯。
合う方を選んでください。
▼さいごに
精神的にダメージを受けることは人生で誰でも起こること。
否定する前に辛いときは薬に頼ってみましょう。
今回紹介した漢方薬は、どれもじっくりと効き目を出していくタイプ。
精神薬ではありません、身体全体をケアするお薬です。
落ち込んで独りで悩む前に、早目に身体と心を漢方薬でケアすることをオススメします。
ではまた。
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