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50代のオサーン2人、焼肉屋で創作論をぶつ。

 若い子みたいに、あまりコスパコスパと言いたかねえのですが、明らかに値段と量が釣り合ってないと、文句も言いたくなりますよね(挨拶)。

 と、いうわけで、不二川です。

 お盆の季節……はいいとして、今月の15日に発表がある、GA文庫大賞の第一次選考結果が気になって仕方がない今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今回の記事は、「無様だが!」とかいった話です。

最初に宣伝

 さて。本日日曜日につき、恒例のボイスブログを更新しました。

 実は、本記事と似たようなことをくっちゃべっているわけですが、そこは気にしないで頂きたいと思います。

前回までのあらすじ

 で、ですね。前回、こんな記事を書かせて頂きました。

 思ったんですけど、この屈辱を晴らすには、どこかの神社へ参拝に上がるか、あるいは、美味しいものを食べるしかない。

 じゃあってことで、地元の知り合いを誘って、金曜日に、焼肉屋へ行ってきました。

 ただ、枕で申し上げましたが、肉の質が良かったのはさておき、明らかに値段と量が釣り合っておらず、その他様々な要因が重なって、満足が行くまで食べられませんでした。

オサーン2人、クダを巻く

 今回誘ったお相手の方は、3つほど年上で、僕が、10年前に修行した、シナリオ養成所の同期生の方。現在進行形で、別のオンラインサロンを使って、シナリオの勉強をなさっています。

 その方は、僕のように、次から次へと作品を書くタイプではなく、その腕前も、数年前にその方の書かれた小説を拝見した限りでは、「まったく慣れてねえなあ?」と思うレベルでいらっしゃいます。

 とは言え、僕と同じく、創作の世界に身を置く方ですから、昨今の小説を取り巻く環境などについても、色々、思うところはあるご様子。

 その方が、現在受講していらっしゃるサロンにおいても、ハリウッド的手法、要は、理詰めで書く手法を教えていらっしゃるそうです。

 焼肉屋ではそれほど語れなかったので、食後、喫煙が出来るカフェに河岸を変え、クダを巻く50代のオサーン2人がそこに。

パッションなんだYO!

 前回の記事の中でも申し上げましたが、別に、僕も、その方も、ハリウッド的作劇法が悪だ! などとは、全く言うつもりはないのですよ。

 ただ、「そういうのしか受け付けなくなった読者」というものに、「んー?」と思いますし、何よりも、

「全てを理詰めで構築していって、あたかも(没個性な)工業製品を量産するかのような作業をするのを、果たして作家と呼ぶのか?」

 ……というのは、意見が一致しました。

 甘いことは言っていられない、商業の世界です。加えて、「作家が楽しんで書いている内は、作品も、二次創作の域を出ない」などとも言われます。

 繰り返します。理詰めで書くことを、僕達は否定しません。ただ、そこにパッションがあるのか? ということを問いたいわけです。

 僕個人の意見ですが、文字というのは、書き手の心情を如実に表す鏡です。楽しみも、哀しみも、その他全ての感情が、文字には出ます。もちろん、スケベ心も。

 読み手に(狙いを)悟られるようでは、まだまだ甘いのかも知れません。ではあれど、創作というものは、説明書通りに作る、プラモデルでもないはず。

勉強しようとする姿勢

 あーだこーだ言いましたが、結果、今の時流について行けない50代のオサーン2人が、お互いの傷を舐め合うという、無様な絵面になりました。

 しかし、お相手様の曰く、我流に行き詰まっているのならば、作劇法の教本を読んで、勉強し直しては? とのこと。

 実際僕も、その手の教本を、今までろくに読んだことがない。ので、おすすめされた本を、昨日ポチりました。

 特に後者は、先月、わかつきひかるせンせいの小説教室に参加した折、講師の別の先生からも、お勧めとして挙げられていた本です。

 また、作劇法の教本として有名なのは、こちらのシリーズのようですが、

 試し読みで目次を読んでも、なんかピンとこなかったため、後回しにしました。

 もちろん、買って読み「さえすれば」、万事良好! というわけではないです。

 しかし、一度、矢継ぎ早に新作を書かんとする手を止めて、まっさらな気持ちで、基礎からやり直すのも、いいかも知れないと思いました。

それよりも先に

 ……とは言え、まずは、今現在書いている作品を仕上げるのが、最優先なのですけどね。

 現状、81,000文字とちょっと。プロット的にも終盤であり、90,000文字前後で収まる目算に、変わりはない。

 恐らくですが、残り7人日もあれば、初稿は上がると思われます。

 もっとも、初稿が上がってからが勝負、という声もありますけどね。

 それこそ、古今の名作映画100本ノックぐらい、やってもいいでしょう。どうせ暇なんですし。

 色々と、落ち着いた方が良いと思った、お盆。

 んじゃまた。

サポートして頂けると、泣いて喜びます。『打てど響かず』というのが、創作者にとって一番哀しいことでございますので。人助けと思って、よろしくお願いいたします。