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何にでも、「しかるべきタイミング」ってのがあるのかな? とか。(懸賞小説応募完了の話)

これは僕の単なる個人的意見ですが、「作品を書く」、より広義には「表現する」ってのは、ある種の「呪い」だと思います(挨拶)。

と、いうわけで、フジカワです。この間の水曜日は、47年の人生で初の有給休暇だったわけですが、さすがに「心身ともに限界が近いから」という理由で、権利取得からわずか5日という特例とも言える早さで取った性質だったせいか、ひたすらベッドで死体のようにへばっていて、別に翌日の出勤日も「リフレッシュ」できたわけではないという土曜日、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて。おかげさまでと申しますか、昨日の金曜日の夜は、12時間ほど寝ることができまして、目覚めもさほどどんよりしておらずと言うか、むしろ稀有レベルでスッキリしておりましたので、「多分これが最後」と思いつつ、懸賞小説の推敲をやっておりました。

そうは言うものの、後はもう、句読点や重箱の隅レベルの微調整で、n回目の通し読みを経た後、不意に「ふわっ」と気持ちが楽になりました。

正直なところ、今日に至るまで、ほぼ間断なく推敲のことばかり考えていました。そりゃあもう、施設での作業(仕事)中も、手を動かしながらひたすら。

が。今日の作業は夕方前に終わったんですが、なんかまさしく「肩が軽くなった」感覚を覚えました。同時に、「そうか、今か」と思いました。つまり、やっとこさ自分で作品に対して「納得がいった」わけです。

いや、ある意味においては、夢見心地でしたね。あれだけ「まだ直すところがあるはず!」と、文字通り血眼になってアラ探しをしていたのに、憑き物が取れたかのように、ストンと「あ、もう、これでいいんだ」と思えるようになった。

なんと申しましょうか、「激しすぎるがゆえに、逆に落ち着き払った達成感」とでも表現しましょうか? まさしく肩が軽くなり、大変気分が晴れやかでした。

じゃあ、「応募するのも、今がきっとベストだろう」と思い、出そうと思っていた、講談社のラノベ新人賞のサイト経由で、作品を応募完了。後は野となれ山となれ。これにて、「解呪」でございます。

皆様に勘違いしていただきたくないのは、僕は別に「絶対の自信がある」わけでは決してないのです。もっとも、自信が皆無なら、ハナから応募なんぞしてませんし、そもそも(全部トータルで)4ヶ月以上かけて、400字詰め原稿用紙換算にして510枚(=応募規定の上限ギリギリ)の作品なんて書きません。

また、僕は僕なりに、昨今のラノベや、小説投稿サイトでの作品に対して思うところはあるのですが、それらはあえてガン無視しました。「僕が書きたいことを」「書きたいように」「好きなように」書いただけです。言わば「僕専用のお子様ランチ」みたいなもんです。

話の中身としても、「僕的な、超王道ラブコメ」です。ネタや世界観に独創性があるわけでもなく、ストーリー展開に意外性があるわけでもなく、オチに気が利いてるわけでもない。「イマドキのラノベ」ではないと思います。ええ、なんなら頭に添えた梗概を読むだけで、容易に全体像が分かる程度。

それでも。「書かずにいられなかったから、書いた」のであり、「書いた以上は、客観的評価が知りたい」から応募しただけの話です。

なお、なぜ講談社さんか? については、僕は過去、(一般の文学賞を除いては)何度かKADOKAWA系列の賞(電撃大賞と、MF文庫J)には応募したことがあるんですけど、そこしか知らなかったんですよ。んで、「KADOKAWA系列以外で」という前提で、まあ僕なりに色々調べた結果、後は、ほぼ直感ではあるんですが、自分の作風とかを考えた時、次は講談社さんかな? と思っただけです。

「僕は」自分の書いた今回の作品が好きです。(同等かそれ以上の苦労はあったにせよ)楽しんで書きました。「少しは」自信もあります。が、それイコール、「プロが読んで納得する」ではありません。当たり前ですが。

単に、引退して7年経つ「元」ライターが、「全力の本気で腕試し」してみただけです。まあ、一次審査を突破すれば、そして講評が貰えれば、それでOKってところでしょうね。当然、洟も引っ掛けられない可能性だって十分あるわけですが。

とにかく、長い戦いが終わりました。冗談抜きで気持ちが軽いです。どんな結果になろうと、悔いはないです。そりゃまあ、目標である一次選考通過さえ叶わなかったら、さすがに少しはへこむと思いますけどね(笑)。

この場(note)においても、弱音等書かせていただいたこともあります。でも、今はもう、過去です。手持ちの弾はまだいくつかあるので、少し休んだら、次にかかりますよ。

んじゃま、そんな感じで。

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