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ひたすら施設での仕事、そしてその合間に創作活動。硬軟織り交ぜ。あるいは、24年越しに開封されたタイムカプセル。(日記)

 月額のサブスク代をケチるため&iOSで使えないことを理由に、長らく契約していた「ATOKPassport」を数ヶ月前に解約し、無料の「Google日本語入力」に乗り換えていたのですが、創作関係を趣味にしていると、どうしても「かゆいところに手が届かない」感が拭えず、さらには先日、その「ATOKPassport」がiOSに対応したというニュースが飛び込んで来たので、しれっと出戻りしました(挨拶)。

 と、いうわけで、フジカワです。気が付けば、前回の更新が10月末とかの話であり、忘れてたの? と問われれば、はにかみがちに「……うん」と答えて石を投げられる日曜日、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて。まずは、ざっくりとした近況を。とにもかくにも、就労継続支援施設での仕事を、ひたすらに続けてます。最初の勤続目標日は、諸般の事情を勘案すると、来年の2月末ということになっており、土日祝日、および、年末年始休暇を除いた勤務日を、Excelの“NETWORKDAYS”関数を使って調べたところ、「45日」と言う数字が出ました。割と、と申しますか、結構希望が持てる数字です。

 なお、その『諸般の事情』って何よ? と問われたなら、ぶっちゃけ、借金なんですけどね(大汗)。まあ、おかげさまでと申しますか、先日の15日に、少なくともカードローンの方は完済できたんですが。もうちょっとだけ続くんじゃ以下略。

 で。11月と今月半分は、何をしていたか? と申しますと、タイトル通り、硬軟織り交ぜた創作活動を、ひたすらやってました。

 まず、カタい方。先日は、講談社のラノベの懸賞に応募したわけですが、次の自分の持ち弾は、どう考えてもラノベじゃない。いや、発想はラノベ的でも、内容が、いかに料理しようが、ティーンエイジャー向けにはなりそうもない。おまけに、話の長さも、さほど遠大にはできそうにない。

 ハテ、どうしよう? と考え、前も書いたかも知れないんですけども、「ライト文芸」のジャンルに挑戦してみることにしました。具体的には、集英社の「オレンジ文庫」の懸賞です。募集要項は、下限が400字詰め原稿用紙で100枚。なお、上限は400枚。よっしゃ、と思いました。

 そうと決まれば、早速プロットの構築。まあだいたい大筋は決まっていたので、それ自体は割とすぐできました。それが、11月初旬の話です。そこから、目標100枚。仮に1日中、執筆に専念できていたなら、まあ1週間未満で上がる枚数です。僕的には。

 ですが、今は昼間、施設での仕事があります。いかに4時間だけの内職とは言え、全く疲れないか? とは、話が別です。それでなくても、基本ステータスが障害者=病人なんですから、疲労感は「ラーメン二郎」ばりにマシマシです。要は、帰宅した頃には「ぐったりさん」であり、創作に割けるリソースは、あんまりないという。

 さらに、ここに予想外の展開が。えーっと、実は僕、noteと言う場が、どこまでがセーフなのかがよく分かってないんですけども、僕は、個人でウェブサイトを持っています。内容が、まともに成人向けなもんですから、リンクは貼りませんけど。

 で。その僕のウェブサイト、今年で、開設から24年を迎えるわけですよ。コンテンツはと申しますと、一言で言えば、趣味で書いた成人向け小説です。

 これらの小説群に関しては、僕は、24年間、まともな感想を言うのを、ただの一度ももらったことがありませんでした。ですが、数週間前、Twitterの方で、ほんの小さなキッカケで、「かつて僕の作品を読んだ事のある方」というのが、僕の予想を遥かに超えて多い事が判明しまして。

 いや、この感動を、一言で表すのは難しい。なにせ、見える形でのレスポンスはなかったものの、僕の作品が、『届けたい人々に、きちんと届いていた』ことが分かったわけです。24年越しで。

 嬉しくない理由が、どこにありますか? つうか、本気で目頭が熱くなりましたよ。なにせ、自分の努力が無駄じゃなかったことを、やっと知れたんですから。さながら、未開封のタイムカプセルを、24年越しにぶん投げられたようなもんですよ。

 その後。「僕、まだ、求められている」事が分かったからには、奮起しなきゃ嘘でしょう。短編ではありますが、10日間ほどの間に、完全新作を3本書きました。いや、その楽しかったこと! 一円にもならんわけですけど、世の中、カネにならんことほど、楽しいもんです。

 話を戻して。こういう「想定外」が発生したため、カタい方のライト文芸の原稿の手が、パタッと止まってしまいました。オレンジ文庫の締め切りは、来年の1月10日です。ギリギリ。慌ててそっちの執筆を再開し、約1週間程前に、初稿が上がりました。

 で、今日から、そのライト文芸作品の推敲に入ったわけですが、むしろここからがスタートなわけで、10日までかけても、納得行く形までブラッシュアップできるかが、大変不安です。一応、安心材料を無理矢理探すなら、初稿の段階で118枚なので、頭からケツまで通しで読んでも、さほどの時間がかからないこと。あ、それだけだ。うわあ。

 そりゃあ確かに、来年の1月10日を過ぎれば、即、次回の懸賞作品募集が始まります。でも、そうなると、締め切りが再来年の1月になるため、かなり気の長い話になります。

 それだけ暇があれば、別のネタを考えたい。と、申しますか、いったん「今年の賞に間に合わせる」と決めた目標を撤回するのは、あまりに悔しい。なんせ、まだ初稿ですけど、あらかた出来上がってるわけですし、そもそも、超絶に飽きっぽい僕が、同じ作品に、そう長いこと拘泥できない。

 「鉄は熱いうちに打て」とも申します。毎日の仕事は、確かに疲れはするんですが、一切の余裕が無くなるわけでもないです。施設では、年末年始休暇が、12月30日から正月の三が日で、合計5日間あります。

 慌ただしい時期ですから、休みの丸ごとを推敲に充てられはしないでしょうが、自由時間が皆無じゃないのは確か。どう上手く時間を使うか? ですね。

 そんなわけで、仕事も創作も、地味に地道にやってます。特にオチらしきものはないんですけども、あんまりこっち(note)を放置しておくのもどうかな? と思いましたので。

 んじゃまた。

サポートして頂けると、泣いて喜びます。『打てど響かず』というのが、創作者にとって一番哀しいことでございますので。人助けと思って、よろしくお願いいたします。