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制約がある中で誰でも「意思決定」できるシンプルな方法

今日は

制約がある中で誰でも意思決定できるシンプルな方法

について。

この note を読んで得られること

この記事を読めば、洗濯機の購入の意思決定から、取引先の選定・ビジネス改善プランの優先順位付けなど、ビジネスの意思決定にも使える汎用性の高いシンプルな方法が身につきます。

この note の結論

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それではいってみよう~!

私のnoteではビジネスの課題に向き合っているビジネスパーソンのみなさんが明日から使える「図で考える」ノウハウをお届けしていきます。

洗濯機を買い換えなきゃ!の意思決定

何かを決めるサンプルとして、今回は洗濯機購入の検討・決定を事例に進めていきます。

なぜ洗濯機か?・・・私の家の洗濯機が12年ぶりに壊れまして・・ゼロベースで洗濯機の買い替えを検討しましたのでめっちゃ身近な事例として書きやすかったからです。

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今まで使ってきた洗濯機は、縦型(ドラム式ではない)で、洗濯容量は8Kgというタイプです。(4人家族だと少し小さめサイズです)

また、洗濯機の基本機能しか使ってません。いわゆる乾燥機能などは使いません。

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希望条件がたくさん

新しい洗濯機に求める機能を書き出してみました。

・子供が成長するから容量を増やしたい
・置き場所が狭いのでドラム式は置けない → 縦型の洗濯機
・予算は10万円前後が希望

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ざっくりとした希望条件がまとまったところで、近くの家電量販店に行っていろいろと物色しました。

そうしたら、各メーカーのいろいろな目新しい機能が目につきます!
なんせ洗濯機を買うのは12年ぶり!

洗剤自動投入って便利すぎじゃん!
タッチパネルですとぉ!
・洗濯が終わったらスマホ通知されるとか便利!

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(なぜかここだけ関西弁)

そこで、

・もともとの希望条件
・量販店で見て欲しい!と思った機能

そのすべてを満たす商品があるのかを調べてみたところ・・
ありました!

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しかし、やはり・・というところですが、

完全に予算オーバー

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チーン。

いやいや待てよ。自分。

もともとやりたかったことは何?

新しい洗濯機に希望する条件は少なかったはず。

・もともとの「条件」
・新たに加わった”希望”

をわけて考えます。

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そうです、もともとやりたかったことは「縦型」「大容量」な洗濯機が欲しかっただけなのです。

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それ以外の機能は、店頭の販促に踊らされて、後付で「欲しい」と思ってしまった、いうなれば私の家にとっては「絶対ではない」機能。

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まずは、もともと希望していた条件の中で予算に収まる機種を探していくことにしました。これで優先順位が決まったわけです。

意思決定に便利なツール

優先順位が決まったことで、あとは複数の機種の中から、自分の希望条件にあてはまるものを決めていきます。

その際に便利なフレームワークが「4象限マトリクス」です。

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「4象限マトリクス」を作る2ステップ

タテ・ヨコ2軸の4マスにわかれている図を「4象限マトリクス」と言います。この図は2ステップで作れます。

① 全体のハコを決めます
② タテ・ヨコ軸を決めます

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まずはハコを決めます。
「ハコ」は、検討の前提条件にします。
つまり、今回の検討の上で”ゆるがないもの”になります。

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揺るがない条件は何でしょう?

今回は「縦型」洗濯機であるということです。

置き場所のサイズから、ドラム式は絶対に置けませんので。

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次に、タテ・ヨコの軸を決めます。

タテ・ヨコの軸は、「異なる種類のもの」「自分にとって重要なもの」を2つ選定します。

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今回の場合は、

タテ:価格
ヨコ:容量

にしました。いずれも、優先度の高い重要な条件として残っている軸です。

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4象限マトリクスの「ハコ」「タテ・ヨコ軸」が決まりました。

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このときにポイントがあります。

右上の象限が理想のポジションになると見栄えが良いです。

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ここからの検討は、右上のポジションに該当する製品があるか?ということを考えればよいだけです。

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はしょりますが、各メーカーのカタログを閲覧していくと、該当する製品がありました。

つまり「縦型」で「予算内」で「容量が大きい」洗濯機です!

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もしこの右上の象限に該当する製品が複数あった場合、ここではじめて優先度の低い希望条件を考慮に加えてください。

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これでめでたしめでたし、我が家の洗濯機が決まりました!

(短いストーリーにしてますが家庭内ではいろいろありました!笑)

ビジネスの現場での活用

さて、ここからは「意思決定」のビジネスでの活用についてです。

せっかく4象限マトリクスを身につけるなら、ビジネスの現場で活用させたいですよね。

といいますか、、身も蓋もありませんが、洗濯機の購入の意思決定で4マトリクスを大真面目に書く人は誰もいません。

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本当にこの意思決定フレームワークが活かされるのは、ビジネスの現場です。例えば

・発注先候補が複数ある場合どこにするべきか?
・複数の改善プランの中でどれを優先的に実行するか?

といったことは、日常的に課題になっていることだと思います。

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そのような場面でこそ、今回のノウハウは活用できます。

整理すると

・検討軸は拡散してもよい(量販店には行くべき)
・検討軸の優先順位は2軸に絞り込むべき
・「ハコ」と2軸を決めたら4象限にプロット
 ↓
右上の象限が希望の選択肢

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いかがでしたでしょうか。

私のnoteでは今回の事例のように、ビジネスの課題に向き合っているビジネスパーソンのみなさんが明日から使える「図で考える」ノウハウをお届けしていきます。

4象限マトリクスを使った意思決定の事例を他にもご紹介しています。

以下の記事は、マイクロソフトのSurface購入の意思決定プロセス。この場合は真面目に4象限書いてから買ったかも。あわせてどうぞ。


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