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仕事の未来を創るには、仕組み化が必要

10年後はいまと同じように、正社員で働いて給与もらって土日休んでっていうのが少なくなっていると思ってます。

高度経済成長後に、産業の空洞化が起こりブルーカラーの仕事が減ったのと同じように、今後はホワイトカラーの仕事も減ると予想してます。

大阪の門真市には以前パナソニックの工場がありましたが、いまや工場は軒並み人件費の安い中国に移転してしまいました。数万人の雇用が失われました。

それと同じ事がホワイトカラーの知的労働者階級にも起きようとしています。ウェブ制作や開発業務は、特に移転が起きやすいでしょう。

選択肢は2つで、1つ目が国内へのアウトソース化、2つ目が海外へのアウトソース化です。

ウェブ制作におけるアウトソース

僕はマーケターとして会社に勤めていますが、社内のリソースを使うよりも、社外のリソースを使うほうが明らかにクオリティが良く、単価も安いと感じることがあります。

社内は案件の内容を事細かに伝えるコミュケーションコストが低い点は利点ですが、それを差っ引いてもわざわざ正社員で雇用するメリットは少なくなってきているんじゃないでしょうか。

例えば社外のランサーズで依頼すると納期2日で完了しますが、社内だと平気で5日ぐらいかかる場合もあります。それだとアウトソースした方が圧倒的にコスパが高くなりますよね。

ウェブ制作において大事なのは、相手が言ってることを汲み取り、それを作り上げることです。リソースが社内だろうと社外だろうと、相手にとっては関係ありません。つまり、社内のメンバーが①営業能力と②編集能力(ディレクション)、③マネジメント能力さえあれば仕事は成り立ちます。スキルは不要です。

社内にジェネラリストで上に述べた3つのスキルがあれば、あとは全てアウトソースできます。

伝える能力は必要

ウェブ制作におけるジェネラリストの役割に伝える能力はより必要になります。曖昧な指示は絶対に避けなければなりません。

デザインなら最低限XDを使いこなし、ワイヤーフレームは書けなければいけません。ライディングならどういうターゲットにどういう見出しで何を伝えるのかを明確にしなければいけません。

伝える能力が欠如した状態でアウトソースするとまともなものが出来上がりません。コミュケーションが下手なら社内にリソースを確保すべきです。逆ならいくらでもアウトソースできます。しかも安値で。

仕事とは仕組み化していくこと

難しい仕事でも分解すれば単純化できます。そうすれば誰でもできる仕事になり、アウトソースできます。仕組み化することでスケールしていきます。

正社員は

①営業能力②編集能力(ディレクション)③マネジメント能力

に加えて@仕組み化能力

を鍛えていくのが今後生き残りにおいて必須ではないかと思います。技能があればスペシャリストとして多くの会社に関わり、技能がなければジェネラリストして仕組みを作っていくようになるでしょう。

自国や他国の人件費が安い人たちに代替される前に。




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