ヤスハラユウジ

まじめに働いています

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マガジン

  • 娘のためのプログラミング講座

    娘が高校を卒業し工学部に進学することになったので、プログラムを教えることにしました。教材は通常のPCに加え、micro:bit を使用します。 まったくプログラムを知らない状態の高校3年生が対象です。娘が機械系に進学することもあり、特に組み込み系に注目した構成になるでしょう。タイトルにつけてある[30分]などの部分は、読んだり実践したりするのにかかるであろう時間を書いてあります。あらかじめその時間を確保して読み始めることを想定しています。 なお娘に読ませる以外の意図はなく、よって質問や指摘には対応していません。すなわちネットの浄化作用が働いていない不正確な内容になりますので、正しい情報を求める方は閲覧をご遠慮ください。公開しているのは、通信手段としての利便性のためです。

最近の記事

油絵「石の家」

油絵制作記録、その2です。完成はこちら リファレンスは、北海道旅行したときのこの写真。ドラマ「北の国から」に登場する「ゴローの家」です。ぼくはこのドラマ見たことないですが。 1日目。まずは黒炭で輪郭を描きます。 こんなもんですかね。油絵に黒炭を使うなんて全然知りませんでしたよ。 2日目。空から塗っていきます。曇り空をうまく描けるのだろうか? とりあえず晴天でない感じにはなったかな。地面も実験的に適当な色を乗せてみました。 3日目。家を描くのを先にするか、家よりも後

    • 初めての油絵

      絵というのはどうにも苦手で避けてきましたが、50歳を過ぎると細かいことは気にならなくなってきます。いっちょ油絵をやってみようじゃあないですか。 というわけで、完成したのがこちら。 初めてにしては上出来じゃないでしょうか。以下、製作過程を振り返ってみます。 まずはこちらがリファレンス。 自分が撮った多摩川の写真の中でもお気に入りの一枚です。これを目指して頑張っていきましょう。 初日キャンバスはF4という小さめのサイズを選択しました。とにかく写真通りの構図を目指し、水平

      • ソースコードとUnityインターハイ

        Unityインターハイは年に一度の、高校生以下のゲーム制作コンテストだ(公式サイト)。作品としての総合力を競うもので、その審査の公平性や説得力は、私もUnity社員として心から誇りに思うところだ。 一方で私は、技術的な観点から作品を見ている。そんな人間もひそやかに存在しているのだ。もちろん審査とは無関係なのだが。 毎年、大会運営のお手伝いとして、作品と共に提出されたソースコードをチェックさせてもらっている。この記事は、私という技術者の視点で、この美しい大会を別の側面から語

        • 紙のノートは厚みと共に

          修士課程を卒業して会社員になったのは1995年でしたか。それからゲームプログラマとして25年、ずっと紙のノートを思考の助けに使っていました。いまでも続いている、創作のマストアイテムです。 それをぜんぶ保管していたのは偶然ではありません。よくあるんですよね、「これは一度考えたことがある、たしか〇〇の作業をやってたとき」のようなことが。紙のノートは検索性に問題があるようにも思えますけど、時系列に並んでさえいればすぐに見つけられます。実際に昔のノートを参照することがあるんです。な

        油絵「石の家」

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        • 娘のためのプログラミング講座
          11本

        記事

          娘のためにその11:ポインタ[40分]

          娘に読ませる以外の意図はなく、よって質問や指摘には対応していません。すなわちネットの浄化作用が働いていない不正確な内容になりますので、正しい情報を求める方は閲覧をご遠慮ください。公開しているのは、通信手段としての利便性のためです。 いよいよポインタの説明をするときが来た。ポインタは難しいとよく言われるが、ここまでの話を理解していれば決して難しくはないはずだ。また、プログラミング言語は無数にあるが、ポインタを意識させない(裏でうまいことやってくれる)言語はたくさんある。むしろ

          娘のためにその11:ポインタ[40分]

          娘のためにその10:構造体[40分]

          娘に読ませる以外の意図はなく、よって質問や指摘には対応していません。すなわちネットの浄化作用が働いていない不正確な内容になりますので、正しい情報を求める方は閲覧をご遠慮ください。公開しているのは、通信手段としての利便性のためです。 ここまでの説明で、簡単なプログラムを書くための情報は伝えたつもりだ。ここからは、ひとつレベルが高くなるが、基本であることには変わりない。まずは構造体だ。 メモリを意識するのが大事であることは、繰り返し説明してきた。そして型というものが、無味乾燥

          娘のためにその10:構造体[40分]

          娘のためにその9:条件分岐・ループ[30分]

          娘に読ませる以外の意図はなく、よって質問や指摘には対応していません。すなわちネットの浄化作用が働いていない不正確な内容になりますので、正しい情報を求める方は閲覧をご遠慮ください。公開しているのは、通信手段としての利便性のためです。 さて、条件分岐およびループだ。これはプログラムカウンタと併せて理解すべき内容になる。もし忘れていたなら、復習しておこう。 娘のためにその4:C言語・プログラムカウンタ[15min] ではまず条件分岐の例を挙げる。 int a = 10;if

          娘のためにその9:条件分岐・ループ[30分]

          娘のためにその8:型[30分]

          娘に読ませる以外の意図はなく、よって質問や指摘には対応していません。すなわちネットの浄化作用が働いていない不正確な内容になりますので、正しい情報を求める方は閲覧をご遠慮ください。公開しているのは、通信手段としての利便性のためです。 型(かた)。英語で type 。C言語には型がある。 int a = 0; この int というのが型の一種で、整数型だ。つまり変数 a には整数を入れる、ということだ。 CPUの構造上、整数と実数(実際は無理数は表現できない)は扱いが異な

          娘のためにその8:型[30分]

          娘のためにその7:センサーを読む[30分]

          娘に読ませる以外の意図はなく、よって質問や指摘には対応していません。すなわちネットの浄化作用が働いていない不正確な内容になりますので、正しい情報を求める方は閲覧をご遠慮ください。公開しているのは、通信手段としての利便性のためです。 プログラムについて最低限解説すべきことはまだまだたくさんあるが、実践を踏まえないと退屈してしまうだろう。少し気分を変えて、動くものを作ってみよう。今回は micro:bit のセンサーの値を読み取ってみる。 micro:bit は比較的新しいデ

          娘のためにその7:センサーを読む[30分]

          娘のためにその6:返り値[30分]

          娘に読ませる以外の意図はなく、よって質問や指摘には対応していません。すなわちネットの浄化作用が働いていない不正確な内容になりますので、正しい情報を求める方は閲覧をご遠慮ください。公開しているのは、通信手段としての利便性のためです。 void ffff(){ int a = 100; int b = a * 20; int c = a * b;} これまで説明に使用してきたこのプログラムは、実はまったく意味をなさないものだった。実行しても何も起きないのだ。 i

          娘のためにその6:返り値[30分]

          娘のためにその5:スタック[20分]

          娘に読ませる以外の意図はなく、よって質問や指摘には対応していません。すなわちネットの浄化作用が働いていない不正確な内容になりますので、正しい情報を求める方は閲覧をご遠慮ください。公開しているのは、通信手段としての利便性のためです。 void ffff(){ int a = 100; int b = a * 20; int c = a * b;} 前回こんなプログラムを書いた。ここで疑問に思って欲しいのは、ここにある変数 a 、b 、c が格納されているメモリは

          娘のためにその5:スタック[20分]

          娘のためにその4:C言語・プログラムカウンタ[15分]

          娘に読ませる以外の意図はなく、よって質問や指摘には対応していません。すなわちネットの浄化作用が働いていない不正確な内容になりますので、正しい情報を求める方は閲覧をご遠慮ください。公開しているのは、通信手段としての利便性のためです。 いくつかのプログラムを micro:bit 上で実行してきたが、それらはCという言語で記述されていた。ここで改めてその内容を解説していきたい。 C言語は古くからあるプログラム言語で、現在でもよく使われているものだ。一般的には、難しい、扱いにくい

          娘のためにその4:C言語・プログラムカウンタ[15分]

          娘のためにその3:メモリ書き込み[30分]

          娘に読ませる以外の意図はなく、よって質問や指摘には対応していません。すなわちネットの浄化作用が働いていない不正確な内容になりますので、正しい情報を求める方は閲覧をご遠慮ください。公開しているのは、通信手段としての利便性のためです。 まずは Arduino のプログラムの特徴を説明しておこう。Arduino IDE から「新規ファイル」を選択すると以下のような状態になっているはずだ。 void setup() { // put your setup code here, t

          娘のためにその3:メモリ書き込み[30分]

          娘のためにその2:micro bit準備[60分]

          娘に読ませる以外の意図はなく、よって質問や指摘には対応していません。すなわちネットの浄化作用が働いていない不正確な内容になりますので、正しい情報を求める方は閲覧をご遠慮ください。公開しているのは、通信手段としての利便性のためです。 プログラムは結局はメモリなのだ、という話をした。では実際にメモリに値を書き込んでもらおう。今回は、そのためのハードウェアの準備になる。 micro:bit という小さな箱を渡したはずだ。これをセットアップしよう。 ググってがんばれ、と言いたい

          娘のためにその2:micro bit準備[60分]

          娘のためにその1:メモリ[10分]

          娘に読ませる以外の意図はなく、よって質問や指摘には対応していません。すなわちネットの浄化作用が働いていない不正確な内容になりますので、正しい情報を求める方は閲覧をご遠慮ください。公開しているのは、通信手段としての利便性のためです。 プログラミングにはとても多くの要素がある。その中で、あえてひとつ。最重要なものを挙げるとするならば。 それはメモリだ。 英語で言えば memory 、記憶装置のことである。野球で例えるならボールと言える。バットもグラブも重要だろうが、ボールを

          娘のためにその1:メモリ[10分]