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油絵「石の家」

油絵制作記録、その2です。完成はこちら

「石の家」

リファレンスは、北海道旅行したときのこの写真。ドラマ「北の国から」に登場する「ゴローの家」です。ぼくはこのドラマ見たことないですが。

これは写真

1日目。まずは黒炭で輪郭を描きます。

こんなもんですかね。油絵に黒炭を使うなんて全然知りませんでしたよ。

2日目。空から塗っていきます。曇り空をうまく描けるのだろうか?

とりあえず晴天でない感じにはなったかな。地面も実験的に適当な色を乗せてみました。

3日目。家を描くのを先にするか、家よりも後ろにある樹木が先か。悩みますが、黒炭で描いた輪郭が消えたら苦しいと思い、先に家を描きます。

この工程だけで4〜5時間、日曜日の午後が丸ごと消滅しました。「これいつ終わるんだろ」という感覚でしたね。

4日目。次は樹木。

かなり苦労しました。樹木っぽさを出すのが難しい。そしてやはり、家を先に描いてしまうと境界が綺麗にならない。あとで家の輪郭は描き直そう。

5日目。地面いってみましょう。

まずは塗ってない白いところをなくすことに注力しました。

6日目。地面の細部へ。

砂利が難しいなあ。筆の太さで得られる解像度を越えている。

7日目。

玄関のあたり、外壁のあたり、など細部を描き込みました。

8日目。草です。草。

草難しいな!草。

9日目。

あんまり見分けがつかないけど、家の輪郭などの細部にちょこまかと筆を入れました。

10日目。人物を描き込みます。ここまでどうにか進めてきたものが、これで台無しになるのではないか、という恐怖と戦いながら。

まあこんなもんかなあ。

11日目。人物の細部を詰め、サインを描いて完成です。

「石の家」

以上です。石の壁、樹木、草、いずれも根気が必要でした。というか油絵は根気が9割ではなかろうか。もともとの構造物がわりと歪んでいたりして、なかなか再現が難しい部分もありました。
まあ、総合的には上出来ではないでしょうか。反省はたくさんありつつも、満足です。

以上です。

次作

完成してます。違う方向にチャレンジしてみました。

「破壊美が加速(ブースト)する」

そのうち振り返りを描くかもしれませんが、こいつはものすごく手間がかかっていて、そのまま書くと読んでられない長さになってしまう。

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