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「ラグからイメージを広げたボヘミアンテイストの家。」人生をタノシム家-D'S STYLE staffフリートーク#069

今までにないボヘミアンテイストの家。

楽しい暮らしを知り尽くしたD’S STYLEスタッフによる生活感溢れるインテリアコーディネートが魅力のモデルハウス。 そこで今回は実際にコーディネートを手がけたスタッフのフリートークをお届けします。※現在は公開終了

ひとつのラグからはじまった ボヘミアンテイスト。

スタッフM:今回は大阪の豊能町というところにできた新しいモデルハウスを紹介します。ここは、箕面の少し北、兵庫県との県境くらいにある郊外の町ですよね。

スタッフY:すぐ近くに山などの自然があって、気持ちいいところですね。

スタッフM:そうですよね。すぐ隣に公園までありますし。それでいて、郊外なんで土地の価格も抑えられます。最近はこういう郊外で土地を探すお客様もふえているんですよね。さて、今回、Yさんがコーディネートを担当したわけですが、どんなテーマですか?

スタッフY:ここも実際のオーナーさんがいらっしゃる場所で、完成後に一定期間モデルハウスとしてお借りしているスタイルですから、壁などにガンガン穴をあけるわけにもいきません。持ってくるアイテムにこだわりました。どうせなら、他のモデルハウスでやったことがないことをやってみたいじゃないですか。そこで、選んだのが「ボヘミアン」なんです。

スタッフM:なぜ、ボヘミアンだったんですか?

スタッフY:すごく個人的なことなんです(笑)。ベニ・ワレンラグっていうモロッコ系のアイテムがあるんです。本物のウールを手織りしていて、普通に買うと20〜30万円くらいするっていうシロモノ。僕の好きなフィンランドの建築家、アルヴァ・アールト邸の写真でも使っているのが紹介されていて、気になっていたんです。でも高いでしょ?

スタッフM:私も気になっていたのですが、とても手が出せなくて…。

スタッフY:そんな中、知り合いのツテで村上美術さんという会社がベニ・ワレンテイストのものをコットンで廉価に仕上げて商品化しようとしているという噂を聞いたんです。問い合わせてみるとまだサンプルとして展示会で出したりしているような段階だったんですが、見せてもらうと、いい仕上がりだったんです。「展示会が終わったら回して欲しい!」とお願いし特別に手に入れてきたラグがあったんです。これをみなさんにも紹介したかったんです(笑)。

スタッフM:なるほどー。

スタッフY:だから今回は、このラグからはじまったというのが、正直なところです。そこからイメージを広げてコーディネートしていきました。

スタッフM:あわせるアイテムはどうやって選びましたか?

スタッフY:ベニ・ワレンが北欧アイテムと相性がいいのは、アールトの自宅でも実証済みですから、ソファーは北欧系のネイビーのものをチョイス。ボヘミアンテイストにするからといって、大きなアイテムをそっち系にする必要はないんです。ベースとなる大きいモノには、普遍的にいいものを選んでおいて、あくまでブランケットやクッションカバーなどにキリムを持ってきたりして、テイストを仕上げればいいと思うんです。だからテーブルもシンプルです。これはイギリスの小学校で実際に使っていたものですね。

スタッフM:よくみたら「sorry」とか落書きもありますね(笑)

スタッフY:そうそう。落書きなんかも味があっていいですよね(笑)。机面をこう開けると引き出しになっていて、雑誌なんかもしまっておけて何気に便利でしょ。

スタッフM:たしかに!可愛くて、利便性もよくて…Goodですね。

スタッフY:この家は、階段が土間に落ちているタイプ。その分、リビングスペースが広く使えますよね。だから1Pソファを2脚持ってこれる余裕も十分あったんですよね。

スタッフM:でも土間もそんなに狭い感じはしませんよね。

スタッフY:そうなんですよね。土間をそのまま「土間デッキ」と繋ぐことで広く感じられるんでしょうね。大きな窓で繋がるように同じ素材で仕上げたコンクリートデッキという仕様ですから。

スタッフM:シングルチェアもセットではないものを選んでますよね。

スタッフY:レザーと帆布を一脚ずつでわざとハズしています。「ボヘミアンの家具」っていうのは、実は「これ」というものはあまりありませんよね?違う国のもの、いろんな素材のものを取り合わせて自分なりに調和させていけるのが、「ボヘミアン」のおもしろさだと思うんです。ハンドメイドや民族調のものなら、ある程度は無国籍に集めても大丈夫。でもね、ソファの横にあるスタンドライトは、思いっきりIKEAです(笑)。こういう近代的なものを普通に織り混ぜて、遊んでいくのも楽しいじゃないでしょうか。

土間デッキをどう使う?

スタッフY:先ほども話題になりましたが、この家は、いつもはウッドデッキで仕上げているところを、土間の延長みたいに使える「土間デッキ」に仕上げています。ここをどう使うかもポイントでしたね。

スタッフM:いい感じになりましたよね。

スタッフY:ちょっと思い出をしてもいいですか?僕は小学校の5年生の時に一戸建ての家に引っ越したんですね。当時、工事中の現場にもよく遊びに行ってたんです。そのときにケーブルドラムが現場に置いてあったんです。そう。電気コードを配線するように大量に巻いてあるヤツです。それが妙に気に入って、現場のおっちゃんに「これ、ちょうだい!置いといて!」とお願いしたんです。で、それをおばあちゃんに借りてきた白いペンキで塗って、自分の部屋から出られたベランダに置いて、机がわりに使っていたんです。

スタッフM:子どもの頃からそんなことしてたんですね(笑)。

スタッフY:そうなんです。気兼ねなく雨ざらしにもできて使い勝手がよかったんです。僕の地元の和歌山で通っていたカフェでもケーブルドラムをコンクリートの床に置いて使っていたのをみたこともありました。このモデルハウスの土間デッキを眺めていて、そういう思い出が頭に浮かんできたんですよね。

スタッフM:だからケーブルドラムが欲しいっておっしゃってたんですね。で、私が知り合いの電気業者さんに聞いてみたら、タダで譲って下さったんです(笑)。

スタッフY:今回の土間デッキは、屋根のないタイプですから、ピッタリでしたね。ちょっと武骨でジャンクな感じがボヘミアンテイストの延長線として見てもらえたらと思います。

スタッフM:たしかに存在感ありますよね。

スタッフY:合わせているソファもアウトドア用のもの。Compression Garden Sofaっていうんですが、これが便利なんです。汚れたらざっとホースで水をかけて洗えてしまう。これも外に出しっ放しで大丈夫なんです。ドリンクホルダーもあったり、ポケットも付いているので工具やグローブを入れておいたりもできます。

スタッフM:アウトドアグッズの手入れをしたりするにも、ちょうどいい場所になりそうですね。

スタッフY:土間とフラットに繋がっているので、「ちょっと汚れる作業やDIYをする時は土間デッキに持って行く」など使い分けられそうでしょ。ウッドデッキよりも、気を遣わずにアウトドアを身近に持ち込めると思うんです。それでいてフェンスで囲われていますから、外からの目線も気にならない。本当に楽しめる場所になると思うんで、是非直接見て感じてほしいですね。

ボヘミアンな植物選び。

スタッフM:リビングにグリーンを多めに置いてるのが素敵ですね。

スタッフY:そうなんです。ボヘミアンのテイストを引き立たせるように考えて、「乾いた雰囲気」のものを中心にチョイスしています。カツラサボテンとか、「砂漠のバラ」と言われているアデニウムとか…。ここにあったかいテイストの植物をどんどん並べるとまた違ってくると思うんですよね。

スタッフM:たしかにキリムの柄とサボテンが一緒に視界に入ってくると、フワッと浮かんでくる世界観がありますね。

スタッフY:ボヘミアンのテイストといっても、コテコテまでやってしまうと、ちょっと好みがわかれてしまうじゃないですか。植物も全部がボヘミアン一色ではありません。見学にいらっしゃったみなさんには、そういう部分も意識してご覧いただきたいですね。

スタッフM:私、このモデルハウスのリビングが一番好きです(笑)。

着替えるつもりでコーディネートする。

スタッフY:2階部分はそこまでボヘミアンのイメージを引きずらないで考えました。ここも気分の切り替えというか。なんとなく、アーティストな人が住んでいるようなイメージで絵を置いてみたり、写真の紙焼きを置いてみたり、自由に飾っています。みなさんがいらっしゃる頃には、ちょっと変えているかもしれませんが(笑)。

スタッフM:二階は子ども用の跳び箱なんかも置いてある空間もかわいいですよね。子どもが遊んでるのを見守りながら、一階までを見渡してくつろげるベンチスペースもあるので、ぜひ腰掛けて味わってみてほしいですね。

スタッフY:今回は、旬なもの、これから来そうなテイストということもあって「ボヘミアン」テイストにアレンジしてみました。家のスタイリングって、一度選ぶと、服とはちがって変えにくいイメージを持つ方が多いと思うんです。でもね、今回のテーマの「ボヘミアン」でいうと、ラグやクッションカバーなど小物を採り入れるだけで、気軽にチャレンジできます。気分や季節で服を着替えるように、家のテイストも変えて楽しんでみてほしいですね。

スタッフM:たしかにそういう小物ならしまっておくときも、服一枚分くらいしかスペースをとらずに済みますもんね(笑)。

スタッフY:やっぱり欧米にくらべて日本は、まだまだインテリアなど家の中のことについて価値観が低いと思うんです。やっぱりお金は、車とか時計とか外から目に見える部分に多く使いますからね。でも、他人が関係しない「家」の中で滞在する時間はすごく長いはずですし、その「家」で感じる幸せを大事にしてみると人生はもっと豊かになると思うんです。自分で足を運んで物色したり、季節ごとにコーディネートを楽しんだり、家具を買っていろいろ試したり…受け身ではなく、能動的に動いて失敗しながらセンスを磨いていくこと自体がたのしいんですよね。D’S STYLEの家には、そんなたのしみ方をしたくなる工夫がいっぱい詰まっています。ぜひお気軽に見学にお越し下さい。

DATA::2017年9月完成 大阪府豊能郡 豊能町東ときわ台モデルハウス ※公開終了
3.0×5.0 PLAN+離れ │ Style@HOME / BASIC


ありきたりの家では満足できないあなたへ。
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