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そろそろ本気で歯科衛生士を勉強させよう

10月から始めたYoutube。

週1本ペースで投稿し続けています。

しっかりペースが保てているのも、年末までに十分なストックを作っておいたから。

2月末でストックが切れてしまうため焦っています。

よろしければぜひご覧ください。

歯科就活チャンネル

お伝えする内容

さて、今回お伝えする内容は、「勉強する組織にするには」
という内容です。

勉強する組織になれば、当然スタッフのレベルが上がりますよね。
そして、質の高いケアと接遇で患者さんの定着がよくなるはず。

質が上がるのであれば、クリニックにとっては、メリットしかありません。

ただ、現実では、勉強会がなかなか定着しなかったり、そもそも勉強会をしていないと言うクリニックがほとんど。

「そもそも衛生士は勉強が嫌いなのでは?」

という声が聞こえてきますが、

違います。

当初から後ろ向きなスタッフはいません。

勉強をしなくなる原因は、

ズバリ

「クリニックの空気感」

です。


転職相談の時によくあるのが、

歯科衛生士
「勉強会に行きたかったけど、それを言うと変わり者のような目で先輩たちに見られた」

など、自分から言い出せず、「クリニックの雰囲気」に流されると言う方が大半。

「勉強する文化を作ること。習慣化させること。」

これがクリニックの成長には欠かせないポイントだと思います。


では、どんな勉強会をしたらいいのか。

私は

「症例検討会」

をお勧めします。


なぜ、症例検討会がいいのか


強くイメージしたのは、クリニックのスタッフ勉強会へ参加したときの話です。

そのクリニックは定期的な院内勉強会、外部への講習会など積極的に参加しているクリニックなのですが、ほとんどの歯科衛生士が

「症例を作ったことがない」

と言う話になったのです。


歯科衛生士の症例は、

学校で言うところの、「成績表」に当たるもの。

授業(日々の練習)からいろいろなことを学び、実践(テスト)をすることで、どんな結果がでてくるのか。

テストの結果次第では、あっているところもあれば、間違っているところもある。症例にして復習することでまた新たな発見や高い点数が取れるようになると思うんです。

だからこそ「症例」は絶対必要。

それに、何より、自分たちがいつもやっていることですから興味を持ちやすいはず。

ぜひ、クリニックでも進めてほしいと思っています。

症例検討会の進め方

では、「症例検討会」をどう言うふうに進めていけば良いか4つの流れにまとめてみました。
※参加はドクター衛生士が全員で参加するのが望ましいです。

①ドクターが症例作成用フォーマットを作成
②ドクターが症例を作ることの意義・作り方・フォーマットの説明
③歯科衛生士に対象患者さんを選定し、フォーマットに沿って作成
④症例を発表。ディスカッション。ドクターからのフィードバック

この時にスタッフにしてもらうことで大事なのが、型を作り、「完成度の低い」1個目の症例をつくること。

「完璧にこなさなきゃ」という心理が働き、最初の第一歩目が出ないと言うことがおきます。ですので、まず最初は「完成度の低い」ものを作成するようにしましょう。

まずはスタートさせると言うことが大事です。

またドクターの方が症例作成に関して知識や経験があるので、レクチャーをしていただくのが望ましいです。


もっと上を目指してほしいと思うなら

とにかく「勉強をしてほしい、向上心をもってほしい」と思うのであれば、まずは強制的にせざるを得ない状況を作ること。

これが一番です。

ただ、いきなり「症例検討会するぞー!」と言ってもスタッフはついてきてくれないでしょう。

ただ、その現実を知ることが一歩目。

診療時間を使ったり、できるだけスタッフの参加ハードルを下げながら試行錯誤し、学びを応援する文化を作ってきましょう。

学びを応援する文化ができれば、あとは自然とレベルアップしていきますし、スタッフも自然と勉強するようになります。
スタッフがレベルアップすれば自ずと患者さんへも良い影響を与えることは言うまでもありません。

院長先生の最初のステップ

勉強をする文化を作るための院長の最初のステップをご案内します。

それは、
「1ヶ月に1度固定の曜日時間を設定し、勉強する時間を強制的に作りましょう。」
です。

私は、水曜日の20時にyoutubeを投稿と次回撮影分の原稿作成を行なっています。
強制的に時間を作ってしまえば、必ず一歩目が始まります。

ぜひチャレンジしてみてください。



ここでは、転職エージェントとしての目線で、歯科医院の採用・定着に関する情報提供をしております。

ご興味を持っていただけましたら、「スキ」やフォローをお願いします。


ありがとうございました!

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