見出し画像

歯科衛生士の教育制度

こんにちは。池田です。

採用定着に必要なワンポイントアドバイスについてご案内していきます。

今回は、「歯科衛生士の教育制度」

内容は以下の内容です。

①私が聞いていきた、「教育制度」一覧
②求人の時に好まれる「教育制度」について
③「定期的な現状把握」のススメ

歯科衛生士との就職転職相談で話に上がる「教育制度」
クリニックによりさまざまな形を取っています。
どのように歯科衛生士の技術レベルをアップさせていますか?

ちなみに、私が今まで聞いてきた歯科衛生士の研修制度についてリストアップしていきたいと思います。

聞いてきた、「教育制度」一覧

・マニュアルを使って教育。
・マンツーマンで先輩が教える。
・マニュアルと技術評価制度があり、教育担当者が項目ごとにチェック
・入社後はアシストをしてもらい、治療の流れを理解してもらう。その後歯科衛生士業務へ移行してもらう
・患者さんへのデビューの前に、院長が患者さん役になり、「スキルチェック」
・とりあえず今までやってきた歯科衛生士業務の方法で、そのあとクリニックのやり方に変えてもらう。
・毎週木曜日の昼休みを早めに終わらせて、毎週院長が議題を持っていて勉強会
・フリーランスの歯科衛生士に毎月きてもらい、研修をする。
・入社時は座学中心。AMは座学、午後は診療で実地指導

クリニックごとにカラーが違うんだなと改めて感じるところです。

②求人の時に好まれる「教育制度」について

では、求人の際に、どのような「教育制度」が好まれるのでしょうか?

実際には、「新卒」「既卒」で大きく異なります。

「新卒」
歯科助手経験者を除けば、ほぼ未経験者。何もわからないから「できるだけ手厚く教えて欲しい」という方が多くいます。

ですので、「マンツーマン教育」「新人カリキュラム」ということは大きなポイントになるでしょう。

ここで大事なのは、「プライベートな時間を大幅に使わないといけない教育」のように思われないようにすることだと思っています。

実際に、学生から就職相談を受けた時に、「勉強は必要だと思うけど、毎週や毎月休みを削って勉強するのはちょっと・・・」と話をされるケースも。

実際には、「診療時間中」に勉強会を実施しているところはその旨も記載した方がいいですし、外部講習会への参加したら、振替で休日を付与しているところもあると思いますので、その旨求人票へ記載や面接で説明するのもよいでしょう。

「既卒」
キャリアが5〜10年以上あっても、新しいクリニックにいくと「今までやってきたことが通用しないんじゃないか」と思う方がほとんど。できるだけ自分より年齢やキャリアが上の方がいることに「安心感」を覚えます。

ただ、多少なりとも経験があるので、また1から勉強し直すと言われるとプライドを傷つけてしまいます。

経験してきたことはそれぞれ違いますので、誰にでもフィットする内容はありません。ただ、面接の時には、それぞれの歯科衛生士の経験してきたこと、技術的に不安に思っていることなどを具体的に聞き出し、今クリニックで取り組んでいることでどう改善できるのか、というのを個別に話をするのが良いでしょう。

③定期的な現状把握のススメ

新人が患者さんデビューする時には先輩の歯科衛生士や院長がその技術を確認するために「テスト」を行うと思います。

ただ、それ以後、定期的に技術レベルを把握されていますか?
なんとなくの感覚や社歴、経験年数で技術レベルを判断していませんか?

キャリアが数年あるのに、患者さんデビューした時と同じ能力知識しかない、ということはよくあります。それは、ただ「慣れた」だけ。

現状把握できれば、改善方法も自ずとわかってくるはず。
技術の問題なのか、知識の問題なのか、接遇応対の問題なのか、などなど。

「テスト」はスタッフにとって嫌な響きだと思いますが、自然に「いい点取らないと、練習しないと、アウトプットしないと」と思える良いきっかけになると思います。

できたら年1回、現状把握をしていただき、今後の改善に役立てていただければと思います!

いかがでしたでしょうか?

最後にまとめです。

①教育制度はクリニックによってさまざま
②新卒、既卒それぞれ教育制度に対するポイントが違う。
③定期的な現状把握を!
④「テスト」と言われるとスタッフは自然とアウトプットする状況に!

ぜひ参考にしていただければ幸いです。

ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?