検索データから作った漢字で2023年上半期を振り返る
こんにちは、データアナリストの小川知紘です。
早いものでもうすぐ2023年も折り返しです。
私としてはこの前新年を迎えた印象ですが、本当に半年間も経ったのでしょうか…
皆さまご存じの通り、毎年その年を象徴する漢字が発表されていますが、
今回は検索データから「各月」を象徴する漢字を作り、2023年上半期はどんなことがあったのか振り返ってみたいと思います!
検索データから見る、2018年~2022年の漢字
まずは本当に出せる可能性があるのか、2018年~2022年を対象に各年の漢字を作って確認していきます。
今回は以下の条件で集計しました。
一言で言うと、「前年と比べて特徴的に検索されたキーワード」から漢字を抽出しています。
では結果はどうなったのか。こちらが抽出された2018年~2022年の各年の漢字です。
漢字が含まれたキーワード例を見てみると、
・2018年は春夏連覇の大阪桐蔭
・2019年は急激に注目された業務スーパー
・2020年はとにかく鬼滅の刃
・2021年は子宮頸がんワクチンの積極的干渉の再開
・そして2022年は新型コロナウイルスの本格流行
などが見られ、納得感は一定あると言えるではないでしょうか。
検索データから見る、2022年各月の漢字
では、これを月単位で見ることはできるのでしょうか?
試しに2022年の各月で出してみた結果がこちらです。
結果を見てまず感じたのは、新型コロナウイルス関連が1月,8月,11月と多く出て来ていることでした。
不安になり実際の新規陽性者数の推移と見比べてみると、7月は統一教会のニュースがあったため例外的に8月に現れていますが、大きく増加したタイミングときちんと一致していることが分かります。
他のキーワードを見ると、スポーツの国際大会など各月に大きなトピックがある時は関連する漢字となっており、
それほど大きなトピックがない月は話題になった作品名などが出て来ていました。
検索データから見る、2023年上半期の各月の漢字
各月で見ても違和感ない様子が見えたので、いよいよ本題の2023年上半期を振り返ってみましょう。6月は15日までの結果を用いています。
結果はこうなりました!
1月は新型コロナウイルスが再流行したことで、また関連キーワードが挙がってきています。
2月と3月は同じ「大」となりました。しかし中身を見ると、
・2月は東日本大震災(トルコ・シリア地震の影響)
・3月はWBCでの伊藤大海さんや大勢さん
といったキーワードの違いが見られました。
4月は黄砂、5月は作品名が出てきており、2022年各月で見た傾向を踏まえると、月を代表するほど大きなトピックが無かったとも言えるかもしれません。
6月は15日までの結果になりますが「状」となりました。
こちらは線状降水帯の発生による大雨やヘルパンギーナの流行などが影響したようです。
最後に
検索データを基に、漢字でこれまでを振り返ってみましたがいかがでしたか。
皆さんなら毎月をどんな漢字で表すでしょうか。考えながら日々過ごしてみるのも面白いかもしれません!
提供:アフロ
※本記事の内容は公開日時点の情報です。
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