UNDERTALE/DELTARUNE 同人活動/二次創作ガイドラインまとめ
UNDERTALE/DELTARUNEは、公式からガイドラインが提示され、正式に同人・二次創作活動を許可された作品です。
同人・二次創作は原則グレーな活動ですので、とても素敵なことですね。
ですが、これらのガイドラインは元々海外ゲームであること、日本語訳のページでも更新をわかりやすくしてくださっているため、一見すると何がOKで何がNGなのかわかりにくいという状態でした。
かくいう筆者も、どこに何が書かれていたのかを探しに行くと、どこだったか迷ってしまうことも。そうした経緯からガイドラインまとめがあると便利だと思い、この記事を書きました。
もちろん、すでに似たような記事を出してくださっている方もいらっしゃるかと思います。あくまで個人的に、ファンとして、創作者の一員としてのものですが、これがどなたかのお役に立ちましたら幸いです。
はじめに
本記事はタイトルの通り、2015年09月15日発売の海外ゲーム「UNDERTALE(アンダーテール)」および 2018年10月31日リリース後、現在も開発中の「DELTARUNE(デルタルーン)」の同人活動/二次創作に関するガイドラインを筆者が個人的にまとめたものです。
下記のページ内容を私なりに解釈し、まとめさせていただいております。
UNDERTALE公式tumbler
ファングッズ、同人/二次創作に関して
https://undertale.tumblr.com/post/139726155020/changing-policy-on-fan-merch同人誌に関して
https://undertale.tumblr.com/post/150309977310/doujinshi
UNDERTALE/DEKTARUNE公式Xアカウント
YouTubeにアップロードした音楽(特にゲームプレイ動画)で著作権に関する通知を受けた際は必ず異議申し立てをしてください。(要約)
https://x.com/UnderTale/status/1538228733684989958
有志により日本語訳されたブログ記事
ブログ名:Hato King 筆者:Moa様
https://hatoking.com/journal/1961.html
同人活動・二次創作のOK/NG
たくさんの項目がありますね。
このままだと少しわかりにくいので、項目ごとにまとめてみますね。
▼全体におけるルール(有償/無償に限らず)
公式のロゴ、イラスト、デザイン、音楽などをそのまま、またはトレス等で使用しない(※)
公式グッズ等と競合するような商品の制作、販売はしない
商業として制作・販売しない
販売する場合はゲームをプレイしていること
※一部、例外もあります。
▼同人イベント・オンライン販売など
<OK>
同人イベントでの販売・頒布
小規模な自家通信販売
同人誌専門店への委託販売
一点物の有償依頼(コミッション/Commission)
<NG>
pixivFANBOX、Partreonなどの月額制サービスにおいて、UNDERTALE/DELTARUNの二次創作専用アカウントを運用すること
SUZURI、pixivFACTORY、Xfolioなどのオンデマンド販売サービス(※)を利用した、在庫を持たない販売
Kickstarterなどのクラウドファンディング企画の立ち上げ
電子書籍や画像データのオンライン販売
(※)オンデマンド販売サービスとは?
デザインデータをアップロードして、商品ページを作成でき、そのまま販売が可能となるサービスです。
その商品ページから注文されると、登録してあったデザインが工場へ送られ、制作開始。その後、工場から注文者へ直接届けられるサービスです。
pixivFACTORY では、アイテムを登録した後に「BOOTH」等へ作品を公開しなければ注文はできないので、登録して自分で発注し、自家通販にするなどは問題ないという解釈を筆者はしています(工場直送ではなく在庫を持って販売することになるので)
▼同人誌・グッズ・アパレル
<OK>
同人誌(紙媒体)の制作、販売
同人誌(電子書籍)の制作、無料公開
ポスターの制作、販売
チャームの制作、販売
缶バッジの制作、販売
キーホルダーの制作、販売
シール、ステッカーの制作、販売
手作りのビーズアクセサリーなどの制作、販売
手作りのアイロンビーズなど(図案は自作であること)の制作、販売
手編みのニット系(マフラーなど)の制作、販売
手作りの少数制作されたスカーフ、帽子、コスプレ衣装、ぬいぐるみなどの制作、販売
<NG>
同人誌(電子書籍)データのオンライン販売
大量に工業生産されたTシャツ、アパレル、衣服、フィギュア、ぬいぐるみ、アクセサリーなどの制作、販売
▼音楽・コンサート
<OK>
カバーやアレンジした楽曲のiTunesなどでの販売(ライセンス取得必須)
楽譜の無料配布、販売(SMP Pressなど楽譜販売サービスを通すこと)
同人イベントや小規模なコンサート、学校行事での演奏(交響楽団などは要連絡とする)
<NG>
ゲーム中に使用されている音源を使用する
※ゲーム内音楽を使用する場合はライセンス取得が必要です
音楽のライセンスは以下の外部記事(ブログ名:ともりのたいらな話、筆者:tomori様)にて詳しく解説してくださっていますので、音楽の使用をご検討されている方はご確認ください。
▼コスプレ
<OK>
同人イベントなど、許可された場所でのコスプレ
手作りの少数制作のコスプレ衣装の販売
<NG>
公共施設など、許可のない場所でのコスプレ
大量に工業生産されたコスプレ衣装の販売
以上が、同人活動・二次創作におけるOKなこと、NGなことまとめでした。
もし「その解釈は絶対間違っているよ」というものがありましたらご連絡いただけますと幸いです。
※ガイドライン違反に関する相談やご連絡はおやめください。筆者もただのファンの1人です。
ガイドラインは適宜変更される可能性があります。
最新情報はUNDERTALE公式サイトを確認してください。記載のない事項で不明点がある場合は、公式お問い合わせ窓口(support@undertale.jp)に問い合わせてください。
ガイドラインを守ることは大切ですが、他者へそれを押し付けるためにあるのではありません。どうか、他者への敬意を忘れずに🐏
UNDERTALE公式からの「お願い」
UNDERTALEの二次創作において、年齢制限作品(R18、R18G)などのNSFW作品のタグ付けについて、公式からルールが提示されています。
▼tumblr上の公式ブログより
(※)NSFW作品とは、公共の場では見るのを控えた方がよい作品のこと。
このタグの使い分けについては、公式から訂正や更新のお知らせがないため、現在も有効な公式ルールです。ですが、ルールを守っていない人を見かけたとしても、糾弾等することなく、そっとルールを伝える程度でおきましょう。
▼公式のタグと非公式のタグについて
先ほどの「tail」タグは公式が作成したタグです。
よく「ローカルルールである」と勘違いしている人が散見されていますが、前述のとおりしっかり公式tumblrで言われたことなので、誤解のなきよう。
そして、非公式のタグ利用については、それこそ「ローカルルール」であるため自分と考えの違う人がいたとしても、決して、問い詰めたり無理に変えさせたりすることのないように。特に、併用などに関して、厳しく言われる方も多く、その際、非常に言葉が強いこともあります。
もちろん、ルールを知った時には、きちんと一人ひとりがそのお約束を守っていくことが望ましいですね。
原文が英語であり、tumblrという日本人には馴染みがないSNSにある情報、そして年数が経っていることなどから、今、この場でこの公式ルールを知った、と言う人もいるでしょう。
ご自身でどうされるかをしっかり考え、行動していけば良いのです。
ただし、時に様々な思惑から「みんな守っていないルールならば、守る必要がない」「もう違反者が数多くいる、形骸化したルールだ」など、公式ルールをまるでないこととして扱おうとする方もいます。
これについては、よく考えてほしいのです。
赤信号って、渡っちゃいけませんよね。それを一緒に渡ろうよ、と言っているのと同じなのです。
何度も言いますが、他者へ、他作品への敬意を忘れずに。
これは、公式にも当てはまるお話です。
最後に
UNDERTALE/DELTARUNEは、公式からガイドラインが提示されるなど、同人活動・二次創作も安心して行える素晴らしい作品ですね。
ゲーム本編も、非常に作りこまれた作品です。
もし、この記事で興味を持っていただけたら、嬉しいです!
ガイドラインまとめ最終更新日:2024年11月26日
\UNDERTALEの各リンクをまとめてみました/