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ほししいたけって、ヘルシー食材なの? ~ビタミンDで骨を丈夫に!~

骨を丈夫にするためにカルシウムが大事!ということは、皆さんもご存知でしょう。でも、カルシウムさえ摂れば骨が丈夫になるかというと、そうではありません。
カルシウムは小腸で吸収され、血液を通して骨に運ばれて骨が作られます。その際、腸でのカルシウムの吸収、骨へのカルシウム吸着など、体内でのカルシウム代謝に大きな役割を果たしているのが、ビタミンDです。

きのこ類には一般的にビタミンDが多く含まれていますが、中でも、ほししいたけのビタミンD含有量は、生のきのこ類よりさらに多いのです。
カギは、しいたけに含まれているエルゴステロールという成分。エルゴステロールは紫外線を浴びるとビタミンDに変化する性質も持っています。つまり、天日干し(=紫外線を浴びる)することによって、しいたけの中でビタミンDが増えるのです。

ところが、これは生しいたけを天日で干してほししいたけを作っていた時代の話。現在は、味や香り、品質向上のため天日干しではなく機械を使って乾燥させる作り方が主流になっており、エルゴステロールが紫外線を浴びてビタミンDに変化していない場合が少なくありません。

でも、安心してください。ご家庭でビタミンDが豊富なほししいたけに変身させる超簡単な裏ワザがあるんです!
それは「ほししいたけの日光浴」。エルゴステロールは機械で乾燥した後もほししいたけの中にしっかり残っているので、紫外線を浴させればビタミンDに変わります。
方法は、調理する前のほししいたけを30 分~1時間ほど日光に当てるだけOK!
この方法は天日干しで作られたほししいたけにも有効で、ビタミンDの量が約100倍にもなったという効果も報告されています。
ほししいたけを食べる時は、調理前に日光浴!
ぜひ習慣にしてみてください。

マンションでも野菜干しかごを使えば干せますよ!

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