【積め積め】本は積んどいて損ない【積め積め】
積読(つんどく)は一般的に悪だとされることが多い。
せっかく買った本をすぐ読まずに放置し、放ったらかしにしている様が、本を大切に扱っていない。蔑ろにしているように見える。
しかしそれは違う。積読にはこうゆう風な前向きな理由があるのだ~。
上記のような議論がツイッターで良く見る流れとなっている。
実際、積読自体は悪でも善でもないと私は思う。
ただ、まだ読まれていない自分が好きな本が家に帰ったら置いてある。
これはなんとも言いがたい幸せだと思う。
しかし、1度でもその本を読んでしまった場合、読んでいない文章への楽しみがなくなってしまうのが、悲しい。
まあ同時にお気に入りの本が1冊増えるので、それで心の回復はできる。
けれどまだ読んでいない好きな本があるのと、既に読んだお気に入りの本があるのとでは、精神的に前者の方が強くあれる。
私は本屋がめちゃくちゃ好きだ。読んだことのない本がめちゃくちゃあRから。
H本屋は図書館と違い、話題の本や、新作の本を丁寧に置いてくれてあるのがいい。都会ではそういったスペースを用意してくれている図書館もあると聞くが、私の住んでいる街はどうやら都会ではないらしい。いや町か。
これまで何冊、ついつい手に取った本をレジまで運んだことか。最近の本は表紙も凝ってあるし、目を引く帯が巻いてあるのが悪い。
中には「そういった浮わついたもので飾ってたまるか」と、口を真一文字に結んだ武者のような本もある。飾り台の隅っこに踏ん張っているそいつと向かいあって、根負けして家に連れて帰ってやることもある。
大抵書いてあることに頭を悩ませ、解読しながら読むがそれもまた楽しい。
本(文庫本等)を買うとき、文章以外に購入する要因がある人は多いと思う。「好きな筆者の新作だから」「今映画化されている話題作だから」「表紙が目に入ったから」
いかにも今時の若者ぽい理由だが、それが新たな本の出会いになっているので、これからも本屋の掌の上で、新たな本を手に取りつづけようと思う。
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