映画感想⑩『SAW』
こんチワワ。
遂に映画感想二桁目に突入しました。やったねたえちゃん。
と言っても全然映画を見れてない今日この頃。新年一発目は、何となくしっかり生きれるだろうな。今日はこれやって、明日はこうして・・・・・・と考えてたんですが、思ったより上手くいきませんでした。どうして人は嫌なことを先送りにしちゃうんだろ。
今日も正直新しい映画が見れてなくて「うわ~どうしようかな、もうやめようかな」と思っていたんですが、止めちゃうと負けた気がするので書きます。根性よ。結局大切なのは。
『SAW』
ジェームズ・ワン監督のデビュー作品であり、グロテスクなデスゲーム映画ブームの火付け役です。スリーズもののグロ映画な所も有名ですね。グロい映画ランキングで必ず上位に鎮座するその姿はまるで臓物の王様と言わんばかりの圧倒的カリスマ性。(何を言うてはるの?)「SAWはグロい」、「グロいだけの映画」と世間ではめちゃくちゃ騒がれておりますが、
いや、ちょっと待って。
『SAW』がグロくなるのは2作目からなんですけど!!!?
「面白いホラー映画は?」と聞かれて「SAWです」と答えると絶対にどん引きされるんですが、1回落ち着こ???話だけでも聞かん????
私は何も全作見ろ。と言ってる訳じゃないんですよ。1だけでもいい。いや寧ろ純粋にスリラーを楽しんでドキドキしたいなら1だけを見るべきとまで思ってるんですよ。
何故なら、『SAW』の1作目はグロ要素がほぼ皆無で、脚本もしっかりしており純粋に映画として楽しめる要素しか埋め込まれていないから。
あれだけ世間から騒がれるグロ要素、これほんとに1作目にはないんですよ。ホラー映画でこれだけのグロなら寧ろ少ない方では?と思うぐらいないんですよ??ほんとですよ?これ詐欺じゃないんで。
まぁ、グロが無いだけではまだ人に勧める意味が無いので他にも『SAW』1作目の良さについて語らせください。
まずこれ、登場人物のキャラクター性がしっかりしている。
シリーズを通して数多くの人物が登場するんですけど、1作目のキャラクターが1番魅力的だと思ってます。
1作目の主人公はアダム・フォークナーというフリーのカメラマン。こいつとローレンス・ゴードンという医師が、老朽化したバスルームに閉じ込められ目を覚ますところからストーリーは始まります。
2人は最初こそ互いに疑心案擬でしたが、情報交換をし話をすることで徐々に打ち解けていきます。アダムの短気な部分とゴードン先生の温和な雰囲気が良い感じに調和してるんですよね。緊迫した状況で精神が蝕まれているにも関わらず、2人の間に友情が芽生えるシーンなんて・・・・・・。さながらヒューマンドラマのよう。(違うが?)
何よりも観客に衝撃を与えたのは犯人のジグソウ。目が真っ赤で渦巻きホッペの顔面真っ白な不気味な人形を使い、「命を大切にしていない人」をデスゲームに巻き込み人を殺していくサイコ殺人鬼です。「命を大切にしていない人」の基準は様々で、「犯罪者」だったり、「自傷癖のある人(つまりメンヘラ)」だったり。ジグソウはとにかく「命を大切にしろ!!!」と他人に説教したいおじさんなんですよねー。
映画の中では「人に自分の価値観を押しつけるのは否か?」という批判もありつつ、「犯罪者をこの世から無くす世界の救世主だ!」と肯定する意見もあります。カリスマ性に溢れてますね。夜神月的存在だと思ってくれていいです。
さらに、そのジグソウを追う刑事とその相棒の関係性もめっちゃ良いです。オタクが好きそう。本当に。他にも、ジグソウのゲームの唯一の生存者アマンダという女性が出てくるんですが、この子はメンヘラ・ヤンデレ気質のある危ない女の子です。オタク君好きでしょ?こういうのも。ただ、アマンダに関しては3作目まで見ると良さが分かるレベルなので、1作目からハマる人はあんまりいないと思います。気になったらミテネ!!
私は完全にゴードン先生推しです。顔が良いので。ゴードン先生の夢女子だった中学二年生の私元気~~~???ぶいぶい(^O^)v♬
次に、クオリティが異様に高いということ。
『SAW』1作目って実はめちゃくちゃ低予算で作られてて、製作期間も確か二週間ほどの超超超Z級映画になる予定だったんですよ。なんですけど、監督と脚本のできが良すぎて、二週間低予算で作られたハズの映画が大ヒット。
何よりも良いのがその脚本。ちなみに脚本家は作中でアダム役を演じたリー・ワネルです。
『SAW』シリーズになるとグロ映画として有名なんですが、1作目だけ見ると、「どんでん返しがすごい映画」としても有名です。『メメント』や『シックス・センス』並の衝撃の展開が待ってます。それ故に絶望感もすごい。
これに関しては多く語るとネタバレになるので本当に何も言えないのが辛いです。見て。ねぇ、見て!!!!!!!!!!!????としか言えない。
騙されたい気持ちがある人にはオススメです。
後、これは『SAW』からちょっと離れるんですが、監督が天才すぎる。
監督は先述もしましたジェームズ・ワンです。ワン監督は『SAW』のヒット後も続々と質の高いホラー映画を世に送り出しています。『インシディアス』に『死霊館』(アナベル人形のヤツ)等、名前だけなら聞いたことある人も多いのではないでしょうか。私は『デッド・サイレンス』がめちゃくちゃ好きなんですが、こちらはあんまり認知されてません。全人類見てくれ。
また、ワン監督はホラーのみならず他のジャンルでも成功を収めてます。『ワイルド・スピード』シリーズの7作目『ワイルド・スピード SKY MISSION』も彼が監督を務めましたし、DCコミックスの人気ヒーローの一人『アクアマン』の実写映画も撮っています。
これは私の偏見かもしれませんが、ホラー映画の監督って基本的に生涯ホラーを撮ってるイメージがあるんですよね。ホラー映画の監督は陰キャで人を殺すことに命をかけてるので。(※偏見です)
いや、それでもいいんですよ。それもめっちゃカッコいいじゃないですか。
けど、他のジャンルも撮れて、さらにそのジャンルのオタクにちゃんと受け入れられてる。これ、めっちゃ強くないですか??才能の塊かよ。
私はジェームズ・ワンのことが好きすぎて黒髪に赤メッシュを入れてることがありました。(監督も黒髪に赤メッシュの時期があった)
そんなこんなで『SAW』でした。やっぱり全人類に1作目だけでも見てほしいな~・・・・・・。1作目が良くて2作目まで見て、それも良かったらもうシリーズの沼にハマれるからさ~~~~・・・・・・。今のところ8作目まで出てます。『スター・ウォーズ』かよ。
ホラー界のダースベイダー「ジグソウ」をよろしくお願いします。
ちなみに私は『SAW』シリーズのオタクを約9年間ぐらいやっております。この前(2017年)、8作目にあたる『ジグソウ:ソウ・レガシー』をスクリーンで見れてめちゃくちゃに感動しました。もしも9作目公開になった暁には全作応援上映とかしてくれ!!!!!!
小説も全巻持ってます。7作目までしかでてないけど。
8作目の小説ずっと待ってるよ!!!!角川ホラー文庫さん!!!!!!???????お願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!出してください!!!!!!
終わり
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