イベント「心を動かせ!10分プレゼン王選手権」の感想

先日3月6日、私が尊敬しているライターおおきちさん主催の配信イベントがあったため、拝聴させていただいた。
オモコロライター5人が自由なテーマでプレゼンをし、1番人の心を動かしたプレゼンターが勝ちといったルールの下行われたイベントだ。

私は自分がプレゼンをするのも、人のプレゼンを見るのも好きだ。
イベントに対してかなり期待をしていた。

結論として、めちゃくちゃ面白かった。
オモコロを知らない人間でも楽しめるほど濃い内容だと思う。
ちなみに、プレゼン王選手権はほかほかおにぎりクラブ(オモコロの有料コンテンツ)で一度行われている。

感想ブログを書こうかどうかめちゃくちゃ迷っていたのだが、Twitterでおおきちさん本人から「かきたまえ!!」と喝入れリプをいただいたので書く。

ネタバレ厳禁らしいので、あまり内容には触れずに進めていこう。

後、これはクソどうでもいいのだが、オモコロライターのエゴサ力どうなってるんだ?
特におおきちさんのエゴサ力は強い。メンションしてなくても名前とRTだけで飛んできてくれる。チョロいオタクなのでそういうのされるとすぐ好きになっちゃうんですけど。

まぁ、それは置いといて、10分プレゼン王選手権についてだが。

メンバーは、主催のおおきちさん、前回王者の天野アマゾネスさん、リックェさん、マンスーンさん、加味條さんとなっている。
また、審査員としてオモコロ編集長・原宿さんも参加していらっしゃる。

とりあえず、この中に推しのライターさんがいる人は見て絶対に損はないと感じるのでまだ見れてない方はアーカイブ残ってるのでチケット買おう。

https://ja.twitcasting.tv/loft9shibuya/shopcart/55284


①リックェさん

この方は本当に行動力と知識量が半端ない。
オモコロ内でも知識と可能性の獣的な扱いをされており、今回のイベントでもその頭脳がフル活用されている気がする。

リックェさんが今回紹介したテーマは、旅関連。しかし、真面目でちょっと堅苦しいイメージがあり、興味のある人じゃない限り敬遠してしまうものだ。だが、プレゼンではどちらかというと面白の方に寄せて話している(と感じた)ため、気軽にやってみたいという気持ちにさせてくれた。

かなり熱が入っており、10分予定だったのが少し延びてしまったが全然嫌な気持ちにならない。寧ろ、もっと深くまで聞きたいと感じさせてくれた。
10分、15分と言わず、ずっと聞いていたくさせるのは流石リックェさんと言ったところだろう。
今回訪れた国だけでなく、他の国の話もぜひプレゼンしてほしい。そう思わせてくれる良いプレゼンだった。

②天野アマゾネスさん

某有名国民的キャラクターについてのプレゼンだ。
彼女は前回も「ちびまる子ちゃん」をテーマに一位を勝ち取っている。

アマゾネスさんはとにかくプレゼンの仕方が上手い。基本的なプレゼンの構成がしっかりしており、聞いていて気持ちが良い。
何よりも魅力に感じたのは、彼女の持ち味であるイラストだ。「パソコンが苦手なので」という理由で、資料は全て手書きだ。
かなりアナログだが、これが今回の彼女のテーマとしっかり合致していて、逆にすごく味のあるプレゼンになっている。

最後に語られる、「このキャラクターを通して感じるメッセージ」にも納得だ。
私はこのキャラクターについての都市伝説を多く知っているが、そんな根も葉もない噂よりもずっと面白く興味深い内容であった。
このキャラクターについても、作者についてもよく知らなかったのだが、一気に漫画を読んでみたくなった。

③加味條さん

加味條さん・・・・・・プレゼンの専門学校通ってた??????

基本的にメンバー皆さん上手くて話に引き込まれたのだが、加味條さんのプレゼン力は一つ上をいっている。
「まず見てほしいんですけど・・・」といった導入から始まり、一発で何を話すのかを明確に分かりやすく示している。

映画によく見られるとある表現についてのプレゼンなのだが、どのようなものがあるかという例、そして定義付けまでが研究とレポートを元にしっかりされている。
更には、何故そうなるのか、そして解決するにはどうすれば良いのかという解決策にまで着地できている。
ちゃんとしたソースがあるので説得力が増す。いや、これはプレゼンとして当たり前のことなのかもしれないが、大学で見聞きしたクラスメイトのプレゼンでは中々これをできる人はいなかった。

プレゼン能力が高すぎて私の語彙では何も言えない。マジでチケット買ってこの凄さを皆感じてくれ・・・!鳥肌モノなのよ。
一つ言いたいことがあるとすれば、『チャーリーとチョコレート工場』の略し方が独特すぎるぐらいなのだ。

④マンスーンさん

マンスーンさんの人生(?)の話。使えるか分からないライフハックについてのプレゼンだ。
というかこの方34歳だったのか。もっと若いと勝手に思ってた。
マンスーンさんってあまり自分のパーソナリティや日常をさらけ出すタイプではないイメージがあったのだが、ここでは自分について語っているマンスーンさんが見れる。

プレゼン内容も面白いのだが、1番は選ぶフリー画像の癖が強すぎて笑っちゃう。
フリー画像然り、小ネタが多くとても楽しい。人を純粋に楽しませるプレゼンってこういうものだなぁと感銘を受けた。
テーマは面白に全振りなのだが、プレゼンをよくよく見ると論理的でしっかり作られている。あまり納得してはいけない気がするテーマなのに、マンスーンさんのプレゼン技術によって「まぁ、大丈夫か」と納得してしまいそうになる。そのギャップからコメントで「ヤバいセミナーですか?」とツッコまれていたのが面白かった。

原宿さんが「今回マンスーンの真の部分に触れたんじゃないんですか」とおっしゃっていたため、マンスーンさん推しの人はこのプレゼン見れるってだけでチケット買う意味あると思う。
買って見よう。

⑤おおきちさん

推し・・・・・・・・・・・・。私には推しが2人いて、その中の1人なんですよ、おおきちさんは。だから何だって話なんだが。

今まで皆さん他の人に伝わりやすいテーマでプレゼンしていたのだが、彼はガッツリ自分の好きなモノについて話している。
おおきちさんってクソサブカル男みたいなイメージが私の中でかなりあり、今回のテーマも知る人ぞ知る音楽ジャンルの話なのだ。

私は音楽自体は好きだが、音楽論理の1ミリも分からず作曲やコード進行の話をされると頭がちんぷんかんぷんになる。
だが、おおきちさんの話はとにかく分かりやすい。何よりも例え話が上手い。
「これを分かりやすくオモコロで例えるならば・・・」という話はかなり的を得てると感じるし、ちゃんと面白いのがずるい。
プレゼンの構成もまとまっており、最初話したことの伏線回収までしちゃうのが”ガチ”だ。

また、1番良かったのは彼の熱量だ。
オタクは好きなことの話をしている時が1番輝いている。自分の解釈で好きなものに対して熱を持って話してる姿は美しいしカッコいいし、何より面白い。
正直、他のプレゼン者よりかは趣味に偏りすぎだし、皆が理解しやすいテーマではない。だが、逆にそれがかなりハイカロリーなプレゼン力を呼び、これが彼の“良さ”であり“らしさ”になったと思っている。
オタク特有の早口と異常な考察力、最高だ。無敵なのだ。
もっと見せてくれ。そういう姿・・・・・・。

後、プレゼンの内容とは逸れるのだが、髪を切っているおおきちさんが格好良かった。推し贔屓ではなく・・・・・・。前髪短いの似合うやん・・・・・・!キュンです。


全体的に全員熱量がすごくて、個人個人テーマも発表方法もパワポの雰囲気も違うのがめちゃくちゃに良すぎた。全員楽しんでいるのが伝わるし、何よりもプレゼンに個性が出ている。
個人的に、加味條さんのプレゼン能力が強すぎて、彼自身に興味湧いてしまった・・・・・・。確かに、加味條さんの記事ってプレゼン寄りな気がする(すごく良い意味で)。めちゃくちゃしっかり事前調査ができる人。

また、原宿さんの傾聴力も高く、それ自体がイベントの雰囲気をかなり良くしているを感じる。流石編集長だなと感心してしまった。
相槌の引き出しが多く、「○○だよね!」とすかさずツッコめるのは並大抵の人間ではできない。自分が話している途中でツッコミが入ると嫌な人もいるかもしれないが、原宿さんの相槌は嫌な感じが全くしないのだ。ここぞ!というところで自然に入れることができるのは本当にすごい。

アーカイブが残っており、20日まで見れるようだ。
誰が勝利を勝ち取ったか、それはぜひ配信チケットを買って確認してほしい。

1000円と超お買い得価格に設定されているが、1000円以上の価値が詰まりまくっている。
これだけのお金で見せてくれる内容じゃねーのよ・・・・・・。
マジでメンバー全員のプレゼンが良すぎて・・・全員のプレゼン資料欲しいぐらいなんだ・・・・・・。

自粛暇だよ~リモート暇だよ~春休み暇だよ~って人は見よう。
絶対何か得るものがあるから。
プレゼンやる機会が多そうな大学生何かに見てほし~~~・・・・・・。

ここで買えるよ~~~~~!!!!!!!
https://ja.twitcasting.tv/loft9shibuya/shopcart/55284













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ここからは感想でもなく、推し語りでもなく、自分語りになる。
見たくない人は戻ってもらって構わない。

今回のこのイベントで、私も久しぶりにプレゼンの資料を作りたくなった。
大学では、学科のおかげで数多くのプレゼンの場を提供していただいた。日本語だけでなく、英語でプレゼンする機会も多く、かなり能力は鍛えられている・・・と思う。
こんな稚拙な文を書く私でも、当時はかなり手応えを感じており、教授から称賛されることも少なくなかった。
大学ではグループでプレゼンをやることも多く、班内では「文章とプレゼンは君に任せるよ」、そう言われるタイプの人間だった。(ランクの低い大学だったため消去法で私だったのかもしれないが)
そのため、プレゼンをすることが大好きだった。

学年があがるにつれそういった場は減っていき、もう一年はプレゼンテーションをしていない。卒業論文最終発表会で似たようなことはしたが、研究の発表とプレゼンって少し違うと思っているのでカウントしていない。

この配信イベントを見、久しぶりにガッツリ調査して準備して話してって楽しみたい。そういった感情が沸き上がってきた。
すっげ~良い刺激になったと思っている。主催してくださったおおきちさん並びに参加者のライターさん方にお礼を言いたい。
素晴らしいモノを見せていただき、本当にありがとうございます。

さて、「プレゼン資料を作りたい」とかほざいてる訳だが、もし自分が自由なテーマでやるなら何をやるのだろうとふと考えていた。
6つぐらい案が出たのでここで供養しておく。

①ドナルド・ダックと戦争
卒論でやった。ドナルド・ダックという超有名キャラクターの闇と当時のアニメ業界の闇。ドナルド・ダックとミッキー・マウスの関係性、ドナルドのキャラクター性と戦時中の狂気性がいかに作用しているという話。
ドナルド・ダックのオタク過ぎて卒論このテーマで出した。ブログでもちょくちょく話はしている。ディズニー関連になると私は永遠に語り続けてしまうと思う。

②オカルトと娯楽性
オカルト、都市伝説の娯楽性・ビジネス性、そして学問性について。何故、You Tubeでオカルト系You Tuberが乱立しているのか、何故ウケるのか。本気で信じている層と、バカにする層の違いとは?そもそも「オカルト」というジャンルが残したいメッセージを僕たちは本当に真摯に受け取れているのか?みたいな話。
オカルトは幼稚園児の頃から追っているコンテンツなのでこれも多分話し始めたら止まらない。

③推しを推すという行為についての考察
推しを推すというどう考えても不合理にしか思えない行為が何故一種のサブカルチャーとして受け入れられ機能しているのか?という話。ジャニオタの友達がこのテーマで卒論を出しており、めちゃくちゃ最高だなと思ったので私も考察したい。
アングラな存在として見られてきたオタクとその中のコミュニティ、カルチャー分け(ジャニオタ、アニオタ、夢女子、腐女子)について等。
産まれた時から夢女子の私だから話せる話もあると思うんだ・・・・・・。

④メタル音楽の闇
音楽の中でも複雑なジャンルがメタル。ロックから派生したハードコア、ハードコアから派生したメタル、そしてメタルからスラッシュメタル、ブラックメタル、デスメタル・・・とどんどん音楽性が派生していく。社会と共に新たな歩みを進める音楽であるメタルは一体どのようにしてこんなにも複雑になったのか。
メタル界隈の過激すぎる事件とか話せる。でもまだ全然メタルにわかなのでこれは普通に却下だな。

⑤クラシック音楽とメタル音楽の共通点
クラシックとメタルって正反対なジャンルに見えて実はめちゃくちゃ似通ってるところがあるんじゃないかという話。実際似てるかどうかより、両ジャンル好きな私が考察した結果・・・みたいな内容になりそうだな。

⑥推しについて
もうドシンプルに推しについてのプレゼン。2人いるけど、もちろん2人やる。
推しのここが最高!!これやってくれるのが好き!!2人の歪な関係性とか。


まぁ、これ、案出したところで発表する場ないんですけど!!!!!

1人で作って部屋のぬいぐるみ達に発表しようかな。




終わり

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