ドラム講師の違い・見分け方
私、実は社会人教育の講師をしていたことがあります。
いわゆる管理者研修とかビジネス基礎研修みたいなやつです。
そんなビジネス研修の講師で学んだことがあります。
それは、、、
「研修テキストの内容は最大公約数だ」
ということです。
なにそれ?と思う方もいるかもしれませんが、多くの研修は大人数で受講します。(私の場合は20名くらいの受講生でした)
でもって、(研修内容にもよるけど)受講者の年齢、経歴、価値観、環境など、様々なのです。
そんな中、受講者全員に納得してもらうためには、「ある程度の大枠、大原則レベル」の内容にせざるを得ないのです。
あまり細かい内容にしちゃうと、「いや、うちの部署はそんなことしてない!」とか「別の人は、こんな内容だったけど...」みたいな、正直「それくらい自分で咀嚼しろ!」と叫びたくなるような小言をいう人が出てきます。
なので、ある程度「自分に置き換えやすいようなフワっとした内容」にしておくのです。というか、そうするしか無いのです。
→それを「最大公約数」と表現しています。
そして、大きなポイント(というか講師の力量が試されるところ)は、
「いかに、その場・その時の受講者に合わせた説明ができるか?」ということ。
講師って難しくて、説明しても「???」マークが出ている人がいます。
特に社会人研修の場合は「会社から受けさせられている」というパターンが多く、そもそも研修に前向きじゃない人も...。
そんな人に対してもわかりやすい例・説明パターンを手を変え品を変え、あらゆる角度から捻り出さないといけません。
そう、自分がわかりやすいと思って話した内容でも、人によっては「?」だったりします。なので、別の角度で補足をどんどん入れていく。
これが非常にムズい!というかエネルギーMAXに使います。
で、なんでこんなハナシをするかというと「ドラムを教えることも同じ」だと思うからです。
ドラムの基本的なカリキュラムって最大公約数です。(教則本をイメージするとわかりやすいと思います。)
で、実際に教える場合、まずは「講師自身が一番納得しているコツ」を説明します。
しかーし!
人によっては、その説明では全然ダメって事もあります。
体格、運動経験、反射神経、今まで聞いてきた音楽...など、人によって全然違います。
それこそ「強めに」というワードだけでも、人によって「強め」の基準がバラバラ。
そんな時はどうするか?
そうです、手を変え品を変え、色々と視点を変えた説明パターン・例えで説明をするのです。
その「説明の引き出しの量と幅」が講師の力量の一つだと思っています。
という事で、教室を選ぶ際は「講師のアドバイス」に注目してみると、色々と違いがわかると思いますよー。
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このnoteは「みっきーのドラム教室メルマガ」の一部抜粋版です。
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