グッと来るシンセの音が聞ける10曲

毎度スミマセン。独断と偏見と思い入れに満ちた、良いシンセサイザーの使われ方してるなあと感じた曲を紹介していきます。

1.Baby Be Mine Michael Jackson(「Thriller」収録)

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作曲は天才ロッド・テンパートン。曲も最高なのだが、ファンキーなベースラインとリードシンセ、ブラス風サウンド、サビのベースラインに乗ったシンセサウンドは今まで聴いたシンセサイザーの中で最高だと思う。発表は1982年なので、時代的にYAMAHA CS-80とかProphet-5なのかな。わかんないけど。


2.Any Colour You Like Pink Floyd(「The Dark Side Of The Moon」収録)

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EMS VCS3の音らしい。めっちゃサイケデリックで大好き。音自体はすごくシンプルだけど。
リズム/リードギターとの対比もいいし、終盤のギターとの絡みも絶品。


3.I Wanna Be Your Lover Prince(「Prince」収録)

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プリンスは僕にとって難しいと感じるが、ポップでひねくれた2ndは大好物。
プリンスは独りで全部の楽器を手掛けると聞くけど、管楽器は出来ないのでその代わりにシンセサイザーで補ってるエピソードが好き。
この曲は特にシンセサイザーが多くオーバーダビングされていて、ファンキーで気持ち良い。
何使ってるんだろうと調べてみたら、ドンピシャでこの曲がmoogのサイトで紹介されてた。Polymoogだったんですね。https://www.moogmusic.com/news/prince-i-wanna-be-your-lover  

シンセじゃないけど、クラヴィネットもカッコイイ!


4. Flash Light Parliament

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2のエンドタイトルにも使われていた楽曲(パーラメントは聴いてなかったので、この映画でこの曲を知った)。
バーニー・ウォーレルの天才的なMinimoogを用いたベースラインのフレージングの豊富さに驚く。
余談すぎる余談ではあるが、レッチリのフリーがやりそうなベースラインをシンセベースでやったらオシャレじゃないかと思って作ったことがあって、うまくいったのだが、後々この曲聴いたら、まんまバーニー・ウォーレルだった。
更に書くと、レッチリのAeroplaneを初めて聴いたとき、フリーは天才だと思ったけど、まんまこの曲のベースラインですね。見事なオマージュ。


5.Get Real Paid Beck(「Midnite Vultures」収録)

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Groovebox(MC-303、MC-505縛り)のコンピ「At Home With The Groovebox」に参加してたこともあって、90年代PCM音源特有のダサかっこいい音のセレクトと、崩れたクラフトワークみたいな曲調といい、絶妙なBECKのセンスも光る。


6.Mistakes John Frusciante(「PBX Funicular Intaglio Zone」収録)

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僕が愛用していたことと、インタビュー等の情報からほぼ間違いないと思うが、Roland MC-202の音色が炸裂している(たぶんストリングスっぽい音とギター、ドラム以外全部じゃないかな)。
どことなくMC-202が持つメローな鳴きっぷりを存分に引き出している。
ジョン・フルシアンテらしい枯れたフレージングは重なるギターと同様に味わい深い。
4部構成で微妙に変わる音色のどれもグッと来る。


7.EYE group_inou(「MAP」収録)

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KORG Electribeらしいけど、group_inouを初めて聴いたときは、僕がMC-505でやりたかったことはこれだったんだよな、と思った。おまけにシュールなラップまで乗っているし。
この曲もシンプルな音色だけど、この少ない音数でのハーモニー感が凄いなと思った。
ビートも、どこか90年代初期くらいのダサカッコイイ雰囲気があって良い。
PVも最高でしたね。


8.PWSteal.Ldpinch.D AFX(「Analord 8」収録)

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ディスコビートにリチャードお得意のメロディが重なるこの曲も、単音から構成されるポリフォニック感が素晴らしいと思った。
KORG Monologueが出るまでマイクロチューニングの考え方に気付かなかったが、この曲は特に効果的だと思う(アナログシンセの音程が不安定なのを味としてそのままにしているんだと思っていた)。
シンセワーク、作曲的にもリチャードジェイムスの最高傑作の一つじゃないかな。


9.Squance Plaid(「Double Figure」収録)

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エイフェックス・ツイン目当てでライブ行ったら、プラッドが演奏していて、この曲聴いて音の良さにぶっ飛んだ。
ソフトシンセ黎明期ともいえる時代で、インタビュー読むとシェアウェアのFMシンセらしい。
この音色はFMシンセで音作りする目標だった。
プラッドはシンセサウンドの宝庫ともいえるけど、この時代ならではのサウンドをしているのもいい。


10. Cold Love DMX Krew (「Kiss Good Bye」収録)

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僕の音楽的趣向は「ゆるくてカッコいい」ほど好きなんだけど、その頂点にあるのがDMX Krewで、シンセサイザーを最もシンプルな方法で魅力を引き出す魔術師のようで、音も良い。この曲も王道ファンクのアレンジをシンセで再現しているが、フィルターの動きとかも全くなくて、直線的なサウンドでこのキレっぷりに驚く。メインリフにもやられた。

僕が久しぶりにシンセ触りたくなったのは、下記DMX Krewのスタジオを紹介する動画を見てしまったからです。いい音してますね。


以上です。まぁもっと巨匠的な人達いっぱいいますが、なるべくポップミュージックで良いシンセの音が聴ける曲をセレクトしています。ちなみにモジュラーシンセで延々とノイズ生成してるようなのは、よくわからないので聴きません。



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