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持続化給付金を申請した話

5/1から申請がスタートした「持続化給付金」に早速申請を行いました。

これから申請をしようという方、申請を悩んでいる方などもいるかと思うので、その手順などを共有しておこうと思います。

1.持続化給付金とは

新型コロナウィルス感染症拡大によって影響を受けた事業者に対して、事業全般に使える給付金です。フリーランスも対象、としているので多くのミュージシャン達も基本的には対象になるかと思います。僕は個人事業者で活動しているので、今回の記事も「個人事業者」向きの記事として掲載していきます。

申請期間は2020年5月1日〜2021年1月15日(かなり長い!)

給付は、申請後2週間程度に登録の銀行口座に振込とのことです。

給付金額は

2019年の事業収入-(前年同月比で50%以上減となった月収入)×12

が基本となり、上限は100万円(中小企業は200万円)です。

2.持続化給付金の対象者

以下(1)(2)を満たしていれば対象になります。

(1)2019年以前から事業により事業収入(売上)を得ており、今後も事業継続する意思があること。

(2)2020年1月以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響等により、前年同月比で事業収入が50%以上減少した月があること。

要は、確定申告していて、50%減の月があれば対象、ってことですね。申告書は青色/白色どちらでもOK。2019年の決算書で月別売上の記載がない場合は、年間売上の平均で比較するようです。

また、2019年に確定申告をしていなくても、住民税の申告書などでも代用できる特例があるようです。詳しくは下記サイト「対象者要件」の「個人事業者の皆様」→「申請の特例」を参考にしてください。

3.必要書類と申請ページ

まずはこちらの申請のガイダンスに目を通しておきましょう。ガイダンスが比較的わかりやすくまとまっています。

・持続化給付金 申請要領(申請のガイダンス) 個人事業者等向け
https://www.jizokuka-kyufu.jp/doc/pdf/r2_application_guidance_proprietor.pdf

また、申請規定はこちらになります。

・持続化給付金申請規程 個人事業者等向け
https://www.jizokuka-kyufu.jp/doc/pdf/r2_application_rules_proprietor.pdf

申請はオンラインでの申請が基本となります。申請ページで入力を行う前に、以下の書類をスキャンなどして準備しておくとスムーズかと思います。pdfデータなどで統一しておくことをお勧めします。

<準備しておくもの>

○ 2019年分の確定申告書第一表(1枚目)の控え

 ○2019年分の所得税青色申告決算書(1枚目と2枚目)の控え[※青色申告の場合]

※確定申告書の控えは、受領印があることが要件とされています(e-taxの場合は受信通知)。これがない場合は「納税証明書(その2所得金額用)」(事業所得金額の記載のあるもの)で代替可能。
※代替提出がない場合も申請は受付可能(ただし、内容の確認等に時間を要するため、給付までに通常よりも大幅に時間を要する。確認の結果給付金の給付ができない場合もあり)。

個人的な意見としては、郵送などの申請方法により受領印がない場合は、受領印をもらうように税務署に問い合わせた方が無難かと思います。

○前年同月比50%減となった月の月間売上がわかるもの(excelで作成した売上台帳や、手書きで作成した売上帳のコピーなどでもOK)

○申請者名義の通帳の表紙のコピー(電子通帳の場合、電子通帳の表紙画像イメージ)

○申請者名義の通帳の1,2ページのコピー(電子通帳の場合、電子通帳の表紙画像イメージ)

○本人確認書類のコピー(運転免許証(両面)、個人番号カード(表面) 写真付きの住民基本台帳カード(表面)など)

4.実際の申請の流れ

準備ができたら実際に申請ページへアクセスします。

(1)「申請する」をクリックし、まずは仮登録。メールアドレスを設定します。

(2)登録メールアドレスに届いたメールのURLから、ログインIDとパスワードを入力して本登録。

※パスワード設定の際、「英大文字」「英小文字」「数字」を全て使用する形にしないとエラーになる、という情報もあるのでご注意を。

(3)マイページで基本情報を入力します。

・屋号
・住所(本人確認書類と同じ)
・書類送付先(住所と同じ場合は記載不要)
・業種(大分類、中分類ー選択式)
・氏名
・生年月日(西暦)
・電話番号
・メールアドレス

(4)提出書類に特例等がないかのチェック項目があり、その後売上金額などの入力項目があります。

・2019年の事業収入
・対象月
・対象月の月間事業収入(青色申告の場合は2019年の同月の売上と比較して50%以上減少している月の金額/白色申告の場合は2019年の平均の売上と比較して50%以上減少している月の金額)
・対象月の2019年同月の事業収入

ここを入力すると、給付額が自動で算定されます。

(5)口座情報を入力します。

・金融機関名
・金融機関コード(4桁の数字)
・支店名
・支店コード(3桁の数字)
・種別(普通預金/当預預金)
・口座番号
・口座名義(申請者名と一致している必要あり)

(6)必要書類を添付します。項目ごとにひとつひとつ書類を選択して添付していきます。

・確定申告書類 
[青色申告→確定申告書第一表(1枚) ・所得税青色申告決算書(2枚)、
白色申告→確定申告書第一表(1枚)]
・2020年分の対象月の売上台帳等
・通帳の写し
・本人確認書の写し

(7)最後に同意事項のチェック欄などがあり、記入内容に誤りがないかをチェックして終了です。申請後も、マイページにログインすることで申請内容の確認が可能です。

5.最後に

以上、僕が実際に申請を行った手順を思い出しつつ書いてみました。

感触としては、必要書類を全てあらかじめデータで準備しておけば、割とスムーズに申請が行えるかと思います。

給付が確定するまでは最低2週間ほどはかかるようなので、それまで油断はできませんが、必要な方は是非申請を検討してみてはいかがでしょうか。

今後も、その他の補助金など、共有できる情報があればまたアップしていきたいと思います。

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