理系男児に10年間読み聞かせを続けたら中学で国語が得意になる?①
読み聞かせの経緯と親のコンプレックス
【読み聞かせを始めた経緯】
上の娘が小さい時に、初めての子育てだったので、早期教育のことをいろいろ調べてみました。
早期教育は、
「自然にのびのび系」vs「大人が子供の潜在能力を引き出す系」と 大きく二つに分かれています。
どちらも一長一短があり、どうしたものかと悩んだ末、
唯一、どちらの陣営も良いと認めていた「絵本の読み聞かせ」だけは真面目に取り組むことにしました。
上の子供が1歳半から毎晩寝る前は絵本タイム!
機嫌が悪くても、絵本を読み始めるとご機嫌になってくれたので苦にはなりませんでした。雨の日も、風の日も、旅先でも
幼稚園の時は読み聞かせをしていても、小学校に上がると止めるご家庭は多いと思います。
我が家は上の子が5歳、下の子が2歳の時に、アメリカに渡ったので、日本語教育も兼ねて、小学校に上がっても、上の子と下の子を別々に、毎晩読み聞かせを続けたのです。
実はそれとは別に読み聞かせを続けたもう一つの理由がありました。
【親のコンプレックスが原動力】
それは、親の国語コンプレックス。夫婦とも筋金入りの理系頭。二人とも中学、高校では国語が苦手で苦労したのです。
国語って、勉強してもしなくても大きく点数が動かない不思議な科目で、国語ができる人はテストを受ける前から、できない人よりすでに数点~数十点 上からスタートになるんです。
国語ができない理系人間は、数学と理科や他の暗記科目でその差を埋めることから始まります(;_;)
国語ができたらどんなにラクだろうと何度思ったことか。しかし勉強しても点数が上がる保証がない科目に時間は割けず、国語は永遠に苦手科目のままでした。
子供にそんな苦労をさせたくない気持ちは強く、読み聞かせへの期待は、他の親より人一倍強かったのだと思います。
その上、アメリカに行く前、国語の先生をしている知人に、子供の国語力をつけるにはどうすれば良いのか聞いたところ、読み聞かせを勧められたので止める理由が無かったのです。
国語には読み聞かせが良いと、他でもよく聞きますよね。私たち夫婦は、読み聞かせの効果を信じて、毎晩30分読み聞かせを続けることにしたのです。
(続く)
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