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マインドフルネス瞑想でうつから立ち直った精神科医の話①

こんにちは😊

医師・瞑想トレーナーの植田真史です!

今日はちょっと趣向を変えて僕がマインドフルネス瞑想の世界に入るに至った理由を書いていきたいと思います。僕の経験を何かの参考にして頂けたら嬉しいです。

著者プロフィール

著者のプロフィールはこちらからどうぞ😊


多忙な日々、こんにちは、うつ。

医学部の6年間と研修医の2年間を終えた僕は、初め眼科医としてキャリアをスタートしました。
しかし、眼科医としての生活は多忙そのものでした。


初めは充実感を持って取り組んでいたものの、次第に生活のほぼ全てを仕事が占めるようになり、
自分でも気づかないうちに自分を見失ってしまっていました。


食事中も今日失敗したことや食事の後の仕事のことや考え、味わう余裕なんてありませんでした。
家に帰ってからも明日の仕事のことを考え、気持ちが休まる時間もありませんでした。
気晴らしにと思って散歩をしても、その間にさえ仕事のことが不安になってきたんです。


現実に生きているという感じがしなくなってきたんですね。
今振り返ると、絵に描いたような「マインドレス」(心ここにあらず)状態だったわけです。

当然このような状態を長く続けられるはずもなく、程なくしてうつ状態となってしまいました。


もがく日々、そしてマインドフルネスとの出会い


今まで自分がやってきたことはなんだったんだろう、幸せに生きるとはどういうことなんだろう…と
立ち止まって真剣に考えざるを得ない状況になってしまったのです。

なかなか立ち直れない自分を責めて悶々とするなか、僕は本屋さんでいろんな本を探して読むようになりました。


今の状況から脱するにはどうすればいいのか、何かいい方法はないものかと、もがいていたんですね。


しかし、当時は考えが煮詰まっていて、判断力も低下していて、どの方法も正しく思えたし、逆にどの方法も間違っているようにも思えたんですね。


日に日に消耗していくそんな生活の中、ある日ふと目に入ったマインドフルネスの本を手にとったのです。

僕にとってはこれが人生のターニング・ポイントでした。

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マインドフルネスの衝撃

その本が提案していたのは、なんと「何もしないこと」だったのです。


「ああしなさい、こうしなさい、こんな風に考えるといいですよ」と言っている他のリラックス法とは本質的に違うと直感しました。


僕は解決策を探ろうともがくことによって状況を悪くしていることにそのとき初めて気づいたんですね。


しかし、「何もしない」と言われてもこれが非常に難しく…
何しろ今までの僕は、「何かをし続けて」きたのですから。


いわゆる「ドゥーイング・モード」(ずっと何かをしている/考えている状態)すぎて、「ビーイング・モード」(ただ存在している状態)になるのが難しかったわけですね。


今でこそ、それっぽい言葉で説明できますが、当時は本当に困っていたんですよ(笑)


少し長くなってしまいましたので、次回は僕がどのように次第に「ビーイング・モード」になり、
心の健康を取り戻していったのか、というところから書いていきたいと思います。

いつも読んでくださりありがとうございます^^

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最後まで読んでくださりありがとうございます!


(※この記事は、瞑想だけでうつ状態が改善することを保証するものではありません。瞑想がメンタルヘルスに良い影響を与えることを示唆する研究は多数ありますが、うつ状態やうつ病に対しては専門の医師のもと治療を受けることが必要です。)

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