マインドフルネスとジャズ
みなさんこんにちは😊
今日は「マインドフルネスとジャズ」というお話です!
一見まったく関係ないように思えるこの2つの意外な共通点とは...?
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「物事をありのままで受け止めろ」
実は今日YouTubeを見ていたらこんな動画が流れてきたんですね。
ジャズの演奏に関する動画なのですが、その内容があまりにマインドフルネスの考え方に近かったので、ご紹介します。
4分弱の動画なので、よかったらご覧ください。
〜「物事をありのままで受け止めろ」マイルス・デイヴィスからの教訓〜
とはいえ動画を見る時間がない方のために、以下は動画のあらすじです。
<<動画のあらすじ>>
この動画で話しているのはジャズ・ピアニストのハービー・ハンコック。
そして動画のタイトルになっているマイルス・デイヴィスは「ジャズの帝王」とも呼ばれるジャズ・トランペッターです。
ハービーがマイルスのバンドで演奏していた頃、ある大きなライブでの出来事。
盛り上がるマイルスのトランペットソロの最中、ハービーはピアノで間違ったコード(和音)を弾いてしまいます。
それは誰が聞いても一瞬で間違ったとわかるような、大きなミス。
「マイルスの演奏に水をさしてしまった」と、ハービーは思わず自分の耳を両手で覆ってしまいます。
しかしその次の瞬間、マイルスはハービーが弾いたコードに合わせてソロを続け、違和感のない素晴らしい演奏に昇華させてしまったのです。
「判断しない」
私たちは普段、ミスをしてしまうと、とっさにそのミスから目を背けたり、ミスをしてしまった自分を責めたりしてしまいがちですよね。
「とんでもないミスをしてしまった」
「自分はダメだ」
こんな風に判断してしまいます。
しかしマイルスがとった態度はそれとは異なっていました。
マイルスはハービーのコードを、ミスだと断じることなく、先入観抜きで聴いていました。
今鳴らされたコードをありのままに受け止め、そのコードを活かす演奏をやってのけたのです。
もし、マイルスが「今のコードは間違いだ!」と判断していたら、演奏が止まってしまったかもしれませんよね。
実はこの「判断しない」という態度はマインドフルネスの実践の中で非常に大きな意味を持ちます。
ここでマインドフルネスストレス低減法(MBSR)の創始者であるジョン・カバットジンによるマインドフルネスの定義を確認してみましょう。
マインドフルネスの定義
マインドフルネスとは...
今という瞬間のなかで、
意図的に、
そして評価も判断もすることなく、
手順に沿って
注意を向けていくことから生じる
気づきです。
J. カバットジン 著 春木 豊・菅村 玄二 編訳 (2013)
マインドフルネス瞑想ガイド 北大路書房
(マインドフルネスの定義に関して、詳しくはこちらの記事をご覧ください)
この定義を見ると、マイルスがライブでおこなった「判断しない」はまさにマインドフルネスの実践になっていたと思いませんか?
マイルスはおそらく意識していなかったと思いますが、よいパフォーマンスをするためにはマインドフルな態度が重要だということがよく分かりますよね。
これは私たちの日常生活にも応用できる話だと思います。
ミスをしてしまったと感じた時に自分を責めるのではなく、起きた出来事をありのままに受けとめて、建設的な行動を選択できるでしょうか?
時間はかかるかもしれませんが、瞑想を続けることで「ありのままに受けとめる」態度を確実に養うことができます。
ぜひ一緒に瞑想を続けていきましょう^^
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