見出し画像

スキルコラム「イマドキなWHYに着目した計画書」

最近、プロダクトやプロジェクトを始めるのにとても良いフォーマットが出てきているので紹介します。

チームの業務推進力を維持するため、自分の業務推進力を発揮するため、コンパクトでも良いので理解しておいてもらうと良いと思います。

これまでのプロジェクト計画書と、最近使われているインセプションデッキについて概要を説明しますが、どちらが正しいというわけではありません。適宜選んでください。


これまでのプロジェクト計画書

本文にも記載しましたが、だいたい以下のような項目になっています。

・背景と目的
・課題と仮説の設定
・対象範囲(スコープ)
・リソース(費用、人員)
・スケジュール
・タスク
・チーム構成、役割分担
・課題、リスク

プロジェクトでは主にQCD(+S)が重要と言われます。

品質とコストとスケジュールです。元々、この3つが主流でしたが、最近はスコープが追加されることもあります。

理由は、今まではスコープ(対象範囲)が明確な製造請負のような案件が多かったのですが、VUCAの時代、どこをスコープとするかが改めて重要になってきています。

一つひとつの項目説明は省略しますが、プロジェクトについての説明が主です。

プロジェクト計画書の作り方については以下のサイトをご覧ください。

プロジェクトマネージャー向けと説明される事が多いですが、そんなことはありません。全員が出来るべき内容ばかりです。


最近のインセプションデッキ

比較してインセプションデッキの項目です。

・我われはなぜここにいるのか(Why1)
・エレベーターピッチを作る(Why2)
・パッケージデザインを作る(Why3)
・やらないことリストを作る(Why4)
・「ご近所さん」を探せ(Why5)
・解決案を描く(How1)
・夜も眠れなくなるような問題は何だろう(How2)
・期間を見極める(How3)
・何を諦めるのかをはっきりさせる(How4)
・何がどれだけ必要なのか(How5)

噛み砕いていくとQCDSのことにつながるのですが、基本がWhyとHowになぞって書かれています。

これは、あの有名なサイモン・シネック氏のゴールデン・サークルとも親和性が高いです。

画像1

サイモン・シネックのプレゼンテーションは必ず見てください。半年に一度くらいは見ましょう。

https://www.ted.com/talks/simon_sinek_how_great_leaders_inspire_action?language=ja#t-139002


これを見ると、インセプションデッキにはWHYの項目が多いことに気づきます。(なんならWHATはありません)

プロジェクト計画書にはWHYといえば「背景と目的」と「課題と仮説の設定」くらいしかありません。実は後者は僕の方で付け加えています。

それほど、プロジェクト計画書は何をどう(WHATとHOW)に偏っていると考えても良いでしょう。


上記しましたが、この時代、製造業的に誰かが決めたものを実行する時代じゃなくなってきました。なので、それ以前のWHYに着目してきたような背景もあるでしょう。

インセプションデッキについて項目ごとに説明すると長くなりそうなので、そちらは説明サイトに譲ります。


いずれの方法が適切かは業務によって異なりますが、是非みなさんが新しい仕事をするときには意識して作成してみてください。

定期的な見直しも重要です。

また、計画に関することは本編でも触れていますで、コチラもご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?