育てる 育てられる

小児科医の私は、15年ほど子育てを見てきた。
とても興味があるだけに、
観察し、勉強してきた。
そして、私自身が二児の母になり益々真剣に考えている。

お母さん(多分お父さんも)が、笑っている家は、なんとかなって行く。
“なんとかなる”とは、社会的、本人的、周囲の人間にとって、良い”落とし所”をつけて、出来る範囲で1番幸せになって行くと言う意味。
世に言う”成功”とか、”お金持ち”とか、そんな話ではない。
しかし、
現実的で、時代に即した、地に足の着いた形。

障害や、育てにくさや、貰いっ子や、一人っ子、兄弟の多い子、お金持ちの家の子、お金が少ない家の子、親に色々な事情のある子、、、色んな子供。

皆、
生まれ持っての生きるパワーも、
キャラクターも、
背景も、
違う。

これが前提。
皆、違う。

親自身が、そんな子供の1人であった時代も含めて、自分自身を肯定的に捉えられる時間が長いおウチの子供は、なんとかなって行く様に感じる。

子供にも敬意を持てるから。
子供を受け入れ易いから。

自分が完璧ではなく、弱い事を知る。
人の言う事や、自分の機嫌や、お天気や、
どうでも良い事で、
物事への気持ちや、感情が波打ち、否定的でありたい時もある。
そんなモンだ、と知っていること。

笑えない時もあるけど、
どうせ色々あるから、
出来るだけ楽しくしとこ。
と、
笑っている大人達の中に居る子供は、
なんとかなって行く。

そう感じる。

ママとパパの笑顔が、何よりの子供の大好物！！！

でも、、、
やらなくてはならない事、
日々の事でクタクタ、本当ね、、、
難しい、、、

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