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「中間支援の仕事に迫る!」DRIVEキャリア クロストークライブを開催しました

DRIVEキャリアでは、7月11日(木)、社会課題解決の現場で活躍するゲストの方々を迎えた「クロストークライブ」を開催しました。

求人情報には書かれていない組織や仕事の話をさまざまな角度から語るこのトークライブ。初回となった昨日、「中間支援組織」の団体で活躍されている3名の方にご登壇いただきました。

●小堀 悠(こぼり ゆう)氏/特定非営利活動法人NPOサポートセンター
●長谷川攝(はせがわ せつ)氏/
公益財団法人日本フィランソロピック財団
●渡邉 さや(わたなべ さや)氏/
株式会社エンパブリック

最初にアイスブレイクで場が和んだ後、進行役の腰塚から「中間支援団体とは?」をテーマに、中間支援団体が担う社会課題解決での役割、組織や事業の大きな特徴などを説明しました。

<中間支援組織とは?組織や事業の特徴>
・多くの組織は、自分たちの「得意分野」を持ちながらも、複数の機能を組み合わせて総合的にサポートをしています。
・支援対象や、協働しているステークホルダーなどは団体によって多様。個人か法人かも含めて様々です。
・中間支援組織は、様々な役割で「仕組みづくり」を担っているため、ビジネスセクターの仕事に近い部分も多く、転職者から人気のある分野となっています。

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その後、ゲストの3名からプロフィール、組織や事業の特徴や重視しているポイント、募集しているポジションをご紹介いただきました。

●株式会社エンパブリック


エンパブリックの渡邉 さや氏は、とてもわかりやすく事業や仕事の特徴をお話くださいました。

・主なステークホルダーは、社会課題が増える中での「正解のない問い」に、みんなで考えたいという地域や企業など。例えば、マンションが多く建ち並ぶ都心に必要なコミュニティ作り、これまでの仕事の仕方に捉われない新しいチャレンジの生み出し方など、エンパブリックでは、日常にある課題を周りの人の力を借りながら解決していくためのサポートを行っています。

・ユニークポイントの一つは、クライアントと対等な関係であること。「クライアントは発注者ではなくパートナー」で、実現したいことを一緒に形にしていくために、信頼関係づくりに力を入れています。

・関わるジャンルの幅広さも仕事の面白さの一つ。SDGs、DX、地域づくり、社内の企業開発など、いろいろな分野にクライアントと一緒に関われています。

・仕事でうれしいことは、クライアントから「エンバプリックと仕事をしてから会議の仕方が変わりました」「ステークホルダーと信頼関係が築けました」と喜んでもらえること。

・場づくりやファシリテーションのノウハウを培ってきた16年間の実績を活かして、次のステージを目指したい。具体的には、地域や組織の人の力を活かすソーシャルイノベーションを推進できる学び・対話・アクション支援のプラットフォームを開発・展開したい。

●公益財団法人日本フィランソロピック財団



日本フィランソロピック財団の長谷川攝(はせがわ せつ)氏は、軽快なトークで笑いも提供してくださいました。

・事業の役割は、寄付者となる富裕層に社会貢献のためのソリューションを提供し、新しいお金の流れを創造すること。その中で、寄付者の思いに沿った基金の設立と助成プログラムの設計、助成先のモニタリングなどを行っています。

・まだ設立4年の新しい団体。どんどん新しいツールを活用し、新しいチャレンジも多いのでルーティンワークが少ないです。

・スタッフの世代は20代から60代まで、前職もバラバラで面白い。

・仕事で一番うれしいのは、寄付者の方に『君たちに頼んで本当によかった』と言葉をかけてもらえること。

●特定非営利活動法人NPOサポートセンター



NPOサポートセンターの小堀 悠(こぼり ゆう)氏は、先を見据えた組織の立ち位置の話も展開されていました。

・団体の役割は、社会課題解決に本気で取り組んでいる組織や事業の成長・変化が加速していくための基盤や仕組みをつくること。

・マーケティングやデータベース活用の戦略的な事業推進、事業承継などニーズに合わせて、様々な企業や自治体などと連携して、NPOが安心して業務を推進できるよう様々な支援を行っています。

・今後は、NPOの支援を事業として成長させるNPO支援マーケットを創出・拡大させたい。どうすれば多くのステークホルダーと連携を展開できるか、人や資金が循環し、NPOを支援する枠組みが広がっていくか、設計から一緒に考え、実行してくれる仲間がほしい。

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トークの後は、質疑応答へ。DRIVEキャリアでは、参加者さんたちが聞きたいことをお聞きできるように、この時間を特に大事にしたのですが、皆さんからは直接聞かなければわからない深掘りした質問、ゲストからは本音をまじえた答えが続きました。例えば、給与、社会課題解決の実感など。その後の交流会も積極的に話す姿が見られ、笑いあり、真剣に話をする表情あり、リラックスした雑談あり、の時間となりました。

実際に参加した皆さまからは、次のような感想もいただいています。

「ソーシャルあるあるに納得しつつ、中間支援のおもしろさを再確認できました」

「自分が知っているタイプの中間支援団体ではない団体さんのお話をあえて聞くことができて、こういう形もあるのだなと選択肢が広がった」

「中間支援の方々がどのような事業内容を実際に行っているか分からなかったので、大変勉強になりました」

参加者の中には、実際に応募に踏み切られる方もいらっしゃいました。参加者10名という小規模での開催でしたが、対面だからこそ、雰囲気が伝わった部分も大きかったのではないかと思います。

今回、ご登壇いただいたゲストのみなさま、参加者のみなさま、渋谷まで足を運んでいただきありがとうございました。

なお、登壇された3団体の求人記事は▼こちら▼からご覧ください。
特定非営利活動法人NPOサポートセンター
公益財団法人日本フィランソロピック財団
株式会社エンパブリック

3団体のプレゼンテーションは、下記の動画からも視聴可能です。

●NPO法人NPOサポートセンター

●公益財団法人日本フィランソロピック財団

●株式会社エンパブリック


いかがでしたでしょうか。

この記事で「クロストークライブ」に興味を持ってくださったみなさまへ、次回以降のスケジュールはこちらになります。よろしければ、ぜひお申し込みくださいませ。

▼7月25日(木)19:00〜@オンライン
地域づくり最前線。東京・気仙沼・能登の現場から。
地域のカラー、取り組みの違いに迫る90分です。
<ゲスト>
・合同会社colere 代表 / 合同会社気仙沼の人事部
株式会社ノトツグ
株式会社タウンキッチン

▼8月8日(木)19:00〜@ETIC.オフィス
誰の何の問題を解決?「誰も取り残さない」
社会をつくる3団体に聞く、社会を変える手応え。
<ゲスト>
NPO法人Rebit
NPO法人あなたのいばしょ
NPO法人サンカクシャ


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