【日々のこと。】博士なアラサー女子、旅行先で心に誓ったもうひとつのデビューとは?
先日「これまでの人生で満喫してこなかったメイク・ヘアアレンジ、30歳過ぎだけど挑戦してみたいい!」という記事を書きました。
半分笑い話のつもりで書いたんですが、意外と反響があり、なんと「ファッション・美容 記事まとめ」・「ビューティー・ヘルスケア 記事まとめ」に掲載いただきました。美容に全く疎い私の記事が、「THE・美容!」なマガジンに載る日が来るとは思わず、びっくり。
ちなみに、毎日ひたすら練習しています。可愛くアレンジできる気配は一向にありませんが、20分かかっていたヘアアレンジが、きちんと15秒でできるようにはなりました(もちろん低クオリティ)。
そんな私ですが、つい最近、もう一つデビューしたいことができました。
カラオケ、それは私の15年にも及ぶ”トラウマ”。
「カラオケが趣味です!」そんな方、たくさんいらっしゃると思います。
テレビでもカラオケバトルなる番組がいくつかありますし、日本の人気エンタメコンテンツの一つなんだと感じます。
私自身、音楽を聞くのは大好きで、フェスやライブによく行きます。
一人で好きな曲を口ずさむことだってあります。
けれども、カラオケだけは、避けて生きてきました。
中学生の頃に、友達三人でカラオケに行ったときのこと。
そのうちの二人で一緒に、宇多田ヒカルの「光」を歌ったんです。
聞いている側のお友達が、私達が歌っている最中に、何度か耳を両手で塞いでいたんですね。
その子がどういう思いでその行動をしたのかは、今となってはわからないです。けれど、その姿を目にしたときに
と思いました。
今振り返ると、「光」って高音だし難しめの曲。私は自分が音痴だと自覚しているので、もっと自分に合った曲を歌えばいいのでは?と思えます。
ただ、当時思春期だった私にとって、このことはトラウマになるくらいには酷な出来事でした。
このことをきっかけに、自分の地声すらも好きじゃなくなった上、カラオケという場が恐怖の対象となり、足が遠のいてしまいました。
笑顔で歌う友人さんの姿が、私に勇気を与えてくれた
カラオケを拒絶し続けた私ですが、「私もみんなと楽しくカラオケしてみたいなぁ」と感じた出来事が、最近ありました。
今年2月の中旬に、友人さんと旦那さんの三人で、伊勢・鳥羽へ旅行に行きました。この友人さんは、毎週末に私達夫婦ぐるみで、ゲームをしたりおしゃべりをしたりするくらい、とても仲良くしている人です。
旅行先で泊まったホテルに、たまたま「カラオケルーム」があり、ちょうど空室でした。
友人さんはカラオケが好きで、ボイストレーニングに1年間通っているくらい、歌を歌うのが好きな子。私のトラウマのことは知っています。
旦那さんもカラオケが好き。本当は定期的に行きたいみたいだけど、私のトラウマを知っているので、なかなかカラオケには行けていません。
二人がカラオケ好きなのは知っていたし、「私のことでカラオケになかなか行けていない旦那さん、いつもお世話になっている友人さん、二人に楽しんでほしい!」と思いました。
そこで「私は歌わないけど、それでも良ければカラオケする?」という流れになり、1時間弱カラオケルームに。
二人ともすっごく歌を楽しんでいるように見え、気持ちよさそう!
そして、カラオケ好きというだけあって、歌を歌うのが上手でした。伸びやかで堂々とした声質で、聞いていても心地よくて、とても楽しかったです。
その中で特に印象に残ったのが、友人さんの歌っている姿。
というくらい、彼女の笑顔で歌う姿が、とても素敵でした。
ここに写真を載せたいくらい、本当に素敵な笑顔だったんです。
その姿を見ていたら「私もこうやって楽しく、人前で歌ってみたいなぁ……」と、心の奥底で抑え込んでいた感情がふつふつと。
このときがまさに、脱トラウマを決意した瞬間となりました。
15年越しの、はじめの一歩。
楽しく旅行を終えた後に「カラオケを聞いているだけで楽しかった?大丈夫だった?」と、友人さんと旦那さんから気にかけてもらいました。私は、良き人たちに恵まれていると、つくづく感じます。
二人は私のトラウマを知っているので、その上で楽しんでくれていたとは思います。けれど、一緒にカラオケに行った人たちに、「歌わないでも楽しいのかな?」という気を遣わせないためにも、「トラウマを克服して、人前で歌えるようになりたいなぁ」と思いました。
「『頑張ろう!』と思ったときに始めないと、絶対やらなくなる!」と思い、旅行の数日後、さっそくスマホのアプリを使って、分析採点をしてみました。
音程がなかなかとれなくて「こりゃ60点だわ……」と思ったら、意外にも87点……!平均点には満たないですが、ちょっぴり希望を持てました。
録音した自分の歌声を聞いてみると、息が詰まった苦しそうな歌い方をしているなぁと思いつつ、「意外と可愛い声してんじゃん」なーんて思ってもみたり。
15年近く、私の心にベッタリとはびこっていたトラウマを、「払拭したい!」と思える雰囲気と機会を作ってくれた二人に、本当に感謝です(二人はただただカラオケを楽しんでいただけかもしれないけど……!)。
「私のカラオケデビューは、叶うのであれば、私にトラウマ払拭の思いを抱かせてくれた、この二人と一緒にできたらいいなぁ」というのが私のささやかな夢。
毎日、ちょっとずつ、練習中です。
おまけ。
※私の音域はどうもこれらしいです。
※音痴でも歌えそうな曲があれば、教えてください……!
※キー変更は無理です(相対音感が皆無みたい😂)
Dr. りけ子(Tsugumi)
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