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2024.4.28-29 ふくしまグラベルTRIP  (ふくしま浜街道-みちのく潮風トレイル)

誘われるがままにルート引いてもらってジョインした「ふくしまグラベルTRIP」。
双葉発ー仙台着の1泊2日のハンモック泊120kmのバイクパッキング。
(photo & Route by ppcandy55)

◾️day1 (双葉ー松川浦)

6:45品川発「特急ひたち」でいわき乗り継ぎ双葉まで。
双葉駅で自転車組み立て、ライドスタート。

今回はSurly Pacer

いきなりの川沿いグラベル。というか踏み跡の極めて薄い土手。

非舗装をつなぐ選択肢が豊富なエリアの期待感あり

コンビニで水を買うつもりで行った、東日本大震災・原子力災害伝承館でトヨタのC+WALKの試乗やってたのでついつい乗っちゃうよね。

近未来を感じるも僕らの日常生活には今は不要かも。企業向けですね。

「道の駅なみえ」に移動し、ご当地グルメ「なみえ焼きそば」の名店「レストランかなで」で満腹に。地域の名店が道の駅のフードコートに集結しているのはありがたい。

なみえ焼きそば(肉増し)+しらす丼セット

グラベルライドへ再出発。

期待感高まるグラベル入口
過去イチってくらいに極上のグラベルが続く
時に倒木もあってアドベンチャー感あるある
よだれが出ちゃうくらいの表情になるのも自然

グラベルと海沿いの気持ちいい道だけをつないでいく。
車に出会った記憶がないくらい。ちょっと関東圏の延長に来るだけでこんなルートが楽しめるんだからね。

今までの僕たちの自転車旅は目的地に比較的最短ルートを組んで長い距離を走ることを優先してきたけど、今回の旅は違う。

双葉ー松川浦間は最短ルートで40kmちょっと。ロードで繋ぐと2−3時間で走り切ってしまうところを、グラベル中心に交通量の極めて少ない里山と田園ルートを中心にクネクネ進むのだ。これでこそグラベルトリップを満喫できる。

目から鱗だ。

海サイドへ
途中ではカフェやお菓子屋で休憩を頻度高く設定

相馬から松川浦まではシーサイドルートで。
防波堤の上をいく。

この日のゴール付近での夕陽っぽい海沿いは最高。

グラベル6割での50kmくらいのライドは、ロード50kmの疲労度とは別物。
精神的に超快適で、肉体的にはしっかり疲労感あるのは、結果最高ってこと。

みちのく潮風トレイルの起点「松川浦環境公園」

あとは「風呂」「メシ」「ビール」「野宿」となるわけで。

ひとっ風呂浴びに温泉まで

直感で韓国料理屋にイン。
結果大当たり。サムギョプサルは必食。

チャプチェからスタート

野宿。初めてのハンモック泊にチャレンジ。
とにかく荷物が少なくて済むのはありがたい。
チャリ旅との相性は抜群ですね。乾杯。

ハンモック泊に必要な木間ってのがわかった

◾️day2(松川浦ー名取ー仙台)

ハンモック泊ってのは装備含めてミニマムで気軽。
そして地べたに寝ないので衛生面でも気を使うことが少なく、僕にとっては快適そのもの。もっと早くやっておくべきだった。

チャリ×ハンモックの相性は抜群だね

2日目もグラベルスタート。
感覚的にはニセコグラベルを上回る快適なライドが楽しめている。

田んぼの畦道はロケーションと路面がグラベルライド向き
いちご農園でパフェ休憩は旅先ならでは

いやしかし、グラベルルートをGeographicaの実線で引いていける人はすごい。
これぞグラベルバイクの楽しみ方だ。調べて引いて行ってみて臨機応変に対応。
自分で引けるようになってこそ初めてこの遊びがわかるようになる。

主要道から1本ずらすだけでこんなグラベルたくさんある福島県
ハンバーガーショップへ
旅先だからこそ非日常のフードを食べる

とはいえ、仲間がひいてくれたルートについていくのが一番「楽しい」のかもしれない。入口を創ってくれて、気づきをくれる人は貴重だ。

これでもかの田園系グラベル
砂利系のグラベルで疲労度MAXで河原土手ロードにエスケープ

空港越えて名取までのラストグラベルは海沿いゆえ背の低い松の間の乾き切った土の上をいく「パイニーグラベル」。まるでアリゾナみたいな光景は素晴らしかった。

ARIZONA ”PINEY" GRAVEL

目的地「名取トレイルセンター」。
みちのく潮風トレイルのメインセンターだ。

内部は資料館にも、ハイカーの補給拠点にもなっている

この日はGWでスルーハイカー達の年間ピーク期という。
夕方前には全部で10張くらいはあったと思う。とはいえ最盛期の北アのテン場の比ではない。日本のロングトレイルはまだ黎明期なのかもしれない。それは同時に予知と自由度とも捉えることができそう。

芝生の丘で長い休憩

館内の休憩スペースで、出来立ての牛タン弁当(激うま)を食べていると、ソロハイカー(女性)が現れて聞くと松川浦から名取間を2daysで来たらしく、タフだなぁと。体力もそうだけど、みちのく潮風は眺望の望めないアスファルト歩きも長いので精神的なタフさも必要だと、昨年と今回セクションライドして感じていた。

バイクパッキング装備でのスルーパッキングがベストじゃないかな。

陣中 牛タンスタンド(閖上本店)の出来立て牛タン弁当

◼︎旅の気づき

①Geographica実線で引くグラベルルートを作って目的地まで「気持ちいいルート優先」で遠回りで行く旅が今の僕たちの気分。
②温涼シーズン(春秋の平地)はハンモック最強でとにかく荷物がミニマムになる。
③グラベル率(時間)が50%を超える想定の場合は45c以上のタイヤでグラベルを楽に走れるようにしてロード区間は脚力でカバーするのがベター。(※今回のライドは結果的にはモンスタークロスで行くのがベターだった。同行者とはタイヤのスペックを近くしたほうが同じ感覚でライドを楽しめる。)

あ、結論は新しいグラベルバイクが欲しいんだけど。

僕たちは翌日仕事だったので、新幹線で帰宅の途につくが、ppcandyさんの旅は翌日以降も続くようでした。続報はドリフで聞くことにします。

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