SDGsについてふわっと考えてみる
締め切りギリギリなので、妄想小説を書く気になれない。。また暇になったらやりたいよお、、、
ということで今回もコラムだ。率直に感じていることを言葉にしてみるぞ。
僕のSNSでは、人々のサスティナブル!なアクションを目にすることが結構ある。例えば、マイストローを持ち歩いたり、ゴミ拾いをしたり、リプロダクトなアイテムを作ったり、身につけたり。一見すると、これまでの「環境を考えたアクション」と何ら変わりがないように見える。ほんとうに見えるだけか?サスティナブル=エコ活動になってないか?と、ハラハラすることを言ってみる。
サスティナブルは、sustainable。その意味はUNが示すSDGs(サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズ:持続可能な開発目標)に内包されたとおり「持続可能なものの考え方」だと思うんだ。
これは明らかに、「利益が出たから植林してます!」「みんなで地域のゴミ拾いしてます!」というようなCSR活動とは一線を画す、ずっと大義的な取り組みだと思っている。
だからこそ、僕の所属している会社は、SDGsを謳うことに対して、結構後手になっている。設立十年くらいのベンチャー気質の企業にしては、だ。僕が考える立場なので、まだ方向性を示せていないというのが正直なところなんだけど、、、
CSRをサスティナブルと置き換えるのは、どんどん情報リテラシーが高まるステークホルダー、お客さんたちから「結局変わってねーじゃん」と思われるのが全ての権威を地に落とす事になりそうだと思っているんだ。
なぜアクションが遅れているかといいうと、これから書くようなことの浸透の兆しがミリ単位でも見えていないと、ユーザーさんに嘘をつくことになってしまうから怖くてできない。
でももうそろそろこれを謳わないと、今度は世界から見放されてしまう。
それくらいの窮地に立っている。今そんな状況。
さて、ご存知の通り、SDGsには17の目標がある。UNがこれを目指して、みんなで頑張ろー!という内容なわけだが、一回ピックアップしてみるよ。
①貧困をなくそう
②飢餓をゼロに
③すべての人に健康と福祉を
④質の高い教育をみんなに
⑤ジェンダー平等を実現しよう
⑥安全な水とトイレを世界中に
⑦エネルギーをみんなに そしてクリーンに
⑧働きがいも経済成長も
⑨産業と技術革新の基盤をつくろう
⑩人や国の不平等をなくそう
⑪住み続けられるまちづくりを
⑫つくる責任 つかう責任
⑬気候変動に具体的な対策を
⑭海の豊かさを守ろう
⑮陸の豊かさも守ろう
⑯平和と公正をすべての人に
⑰パートナーシップで目標を達成しよう
これがSDGs。みんなどう思う?エコ活動ってワンセンテンスにしかなってない。トイレを寄付したらいい?浄水装置を購入設置すればいい?いやいや、一中小企業がこれらを技術的に達成しようとするなんて、土台無理なんだ。
そもそもエコを売りにしてブランドアップを図るようなものでも、ない。グリーンウォッシュといって、エコロジー製品を生産するのに、環境汚染をしてる、なんてものの捉え方までされてしまう時代に、サスティナブルを気軽に商品にするのはめちゃくちゃ怖いんだって。
では、サスティナビリティのあるアクションを、矮小な僕たちがこれから確実に実行するには?
それはやっぱり生きることだと思うんだ。
そして生きて、できるだけたくさんの人に利益を与えること。仕事を通してでも、プライベートでもいい。お金だけじゃないよ、有益なアクションも含む。
自分を通して利益を得てくれた人たちが、前向きな気持になって、さらに他の人にいい影響を与えてくれたら。。。もしかしたらそのうちエコ活動をしてくれるかも。エコ活動はそもそも強制されるものであってはいけないと思うし、個人の判断でやるものだと思うからさ。要は「自分のやりたい選択」をいつでもできるように、気分も良くて、カラダも健康!な状態を作れるようにしてあげよう、ってことだ。
この「優しいサイクル」こそが、サスティナブルなんじゃないかってハッと気づいたので書いてみた。いや、ずっと書きたかったけどめんどくさかった。
企業や事業者は、これからお客さんだけじゃなくて、一緒に働くメンバーにもこういうアクションをしなくちゃいけない。なぜかって、メンバーも社会を構成する一員だからさ。お客さんに対してだけ、ってのも、これからは嘘になっちゃう。
「社会のためにゴミ拾おうよ」「ボランティアしようよ」って、変わらない世界のために、(いやいややるひとも絶対いる)チームで取り組むのはもう辞めて、僕たちはみんなが自分の判断でこういうことがやりたいときにできるように、会社を持続させるよ、ということにしたら、たぶん悪い気はしないんじゃないかな。会社が持続するなら自分の能力を高めたり、挑戦したりする機会って絶対に増えると思うから。全員のウェルビーイング(自分らしい生き方・働き方)を満たすのが、企業にとってのチャレンジなんだよ、これからはきっと。僕はなぜだかこういう考えに至った!不思議とスッキリして、キブンは悪くない。
僕たちがいつも通っているstiffslackは、みんなのウェルビーイングが集まる場所だ。好きな音楽をシェアできる特別な空間。音楽を媒介にして、友達との時間を過ごしたり、ライブを楽しんだり、ディグったり。楽しみ方はひとそれぞれだけど、それを発信しようとする側との繋がりは、移転1年が経過して、もっともっとタイトになったと感じている。
発信者のスタンスを感じて、共感して、消費を行いながら、思い思いに幸せな時間を過ごす。それが結果的に、お店を持続させるパワーになる。
めちゃくちゃミニマムなサスティナブルなカルチャーが、たぶん偶発的に、構築された。このサイクルをどこでも起こすことができれば、きっとそんなに難しい話じゃないな、と思う。ので、僕は頑張って「生きます」。
長くなりました〜stiffslack 移転一年!4月30日には18歳に。
おめでとうございます。この優しいサイクルを、これからもどうぞよろしく!
2021年4月10日 22:08 @ryotaroniimi
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