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怒りの感情はどこからくる?

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怒りの感情はどこからくる?

もうすぐ夏休み、お子さまの夏休みの過ごし方に関してモヤモヤ・不安はありませんか?

こんな言葉に惹かれて「もうイライラしない!夏休みの子育て」というオンラインセミナーに参加しました。
毎年多くの保護者の方から「毎日遅くまで起きていて昼夜が逆転していて…」「普段よりも更にスマホ/ゲームに充てる時間が長くなって、見ているだけでイライラします」そんなお話しを伺います。
お子さんたちにゲーム/スマホとの付き合い方を伝えることは出来ますが、それを見ていてイライラしたり不安になったりしている保護者の方に何か伝えられないか?
今回は保護者の方が少しでもニコニコ過ごせるよう、セミナーで学んだ内容をまとめます!
(私自身は感情を客観視してコントロール出来ていると思っていましたが、改めて学ぶと…自責の気持ちと、そうなのか!と目からウロコ!の気持ちと。学ぶことはいくつになっても面白いですね!)

なぜ人は怒るのか?

当たり前のことを言いますが、怒りたくて怒っている人は居ないはずです。怒るって疲れませんか?怒った後で
・あのタイミングはまずかった
・ちょっときつい言い方をし過ぎちゃったかな
・まだ泣いていたらどうしよう
怒る前よりもずっとずっと色々なことを考えると思います。
なのに!なぜ人は怒るのか?
それは「人は誰でも【~べき!】という基準を持っているから」です。
例えば
・スマホを使う時間は1日の中で1時間以内にすべき
・朝ごはんは必ず食べるべき
・明日使うものは前日に用意しておくべき
などなど。
このような「~べき」を裏切られた時に人は怒ります。

教室の出来事でも心当たりがあります!意図的にコントロールしているので、怒りの感情で表出することはありませんが
・生徒が遅刻してきた時
隠れている「~べき」:時間には必ず間に合わせるべき
・生徒が忘れ物に気付いたのが、授業が始まってからだった時
隠れている「~べき」:授業の前に完璧に準備をしておくべき
子どもたちのことを想って!と心から考えているのですが、客観視すると上記のような「~べき」が隠れています。
この「~べき」は人によって違いますから、当然子どもたちの中には無いこともあって。むしろ無いことの方が多いです。保護者の方もそう思われませんか?

怒りの分析

「怒り」というのは、3つのゾーンのどこに位置するのかを分析することが出来ます。
イメージするのは3重丸です。1番目の小さい丸が”許せるゾーン”、2番目の丸が”まあ許容範囲のゾーン”、3番目の大きな丸が”許せないゾーン”です。
お子さんがスマホで遊んでいるところをイメージして下さい。
もし30分程度だったらどのゾーンに位置する?1時間程度だったら?3時間だったら?
それぞれどのゾーンに位置するでしょうか。
イライラすることがあったらこの3つのゾーンを思い出し、何に対して怒ってる?何がきっかけで怒ってる?どこまで許せる?と冷静に分析出来ると、後悔する怒りは表出しない(はず)です。

怒らないのがいい わけではない

セミナーの中で強調されていたのは「怒らないのがいいわけではありませんよ!」ということ。
怒りの原因を知り、冷静に分析し、次はさあどうする?「叱り」の段階です。
子どもに伝わる上手な叱り方

上手な叱り方を知らなかった時は、叱っている側は本気で伝えているのに子どもたちにはイマイチ響いていないような、右から左に通り抜けているような、いやもはや通り抜けるどころかUターンしているような。。。
「この時間、有効なのか、、、?」と思うこともありましたが、叱り方が身に付いてからは聞いてくれる子どもたちの姿勢も変わった気がします。

今回怒りの感情がどこから来るかを知ってから、自分自身の中にあるたくさんの「~べき」を認識出来ましたし、それが自分自身を雁字搦めにしていることに気づきました。
その「~べき」について先述の3つのゾーンの基準はどんなもんかな?と考えてみると「意外と許せないゾーンって狭いかも?」と思えました。

お子さんがおうちで過ごす時間が長くなる夏休み。おうちの方もお子さんも、皆笑顔で過ごすためにこの記事が参考になれば幸いです。

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