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癒しを求めた私の人生ストーリー②


家族を失った私たちは・・・

今から約16年前 私13歳の時に弟を亡くしました。病名は急性心不全です。ですが、本当のところは分かりません。私たち家族は真相を明らかにしなかったのです。解剖しても弟が生き返ることはありませんから...
事件性を疑われ、警察まで病院に来ました。

そのあとの私家族は、毎日抜け殻のように無気力で生きてきました。
この時に私が一番に思ったことは、

私が弟を殺してしまった...

その一言でした。

なぜ、そう思ったかというと、当時、弟は甘やかされて育って、
親からは何でもお姉ちゃんなんだから我慢しなさい!
その言葉ばかり言われて、うんざりしていました。
私も甘えたい...そう思うようになりました。

好きでお姉ちゃんに生まれたわけじゃない!
弟なんていらない、一人っ子がいい!
マジで、死ねばいい!

こんな言葉を発するようになるのです。

そんな時にこの出来事が起きたんです。
言った言葉は本当に起こるんだと初めて体験したときでした。

人は消えるはずない人には少しくらい酷いこと言っても平気じゃない?
明日も会えるんだから感謝の気持ちは今伝える必要ないよね?
言わなくてもわかるよね?
死ねって言っても死なないよね?

そんなこと思ったことありませんか?

私も弟を亡くす前は、思っていました。
でも、人は死ぬのです。
若いから、健康だから、大丈夫でしょ?そんなことはありません。
何がきっかけで死ぬは分かりません。

だからこそ、今一緒に過ごせる時間を大切に!
その時思ったことは、その瞬間に伝える大切さを私は弟を亡くして気づきました。
大切な人は亡くさないと気づかないなんてこんな悲しいことはありません。
私は未だに、弟のことを思い出すと、涙が出るくらい消えることのない心を傷を負っています。

だって、もうどんな言葉も弟に面と向かって伝えることはできませんから...

このことをきっかけに、私は家族にも友人にも初対面の人にも伝えたいと思ったこと、感謝の言葉をできる限り伝えることを心掛けています。
この縁が当たり前じゃないということが分かっているからです。
いつこの縁が切れても、伝えられなかった...という後悔を少しでも減らしたいのです。

次回はこの出来事をきっかけに、私たち家族の新たな生活が始まります。

苦難を乗り越えた私たち家族だからこそ、
幸せになっていると思いますか?それとも、不幸になっていると思いますか?

次回明らかにします!お楽しみに!

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