生成AIはおそらく共産主義の国と同じ扱いをされるようになる

最近の生成AIは「無断学習」をしていて、それを有識者は「民主化」と言っていますが、
わたしは、民主化ではなく、「共産化(共有財産化)」ですよねと思います。

この世の中には「私有財産」と「共有財産」があって、無断学習は「私有財産」を認めない思想なので、共有財産にする「共産化」だと思う。

なぜ有識者が「共産化」という言葉を避けるのか?
いくつかの理由が考えられますが、「共産」と聞くと、昔から「自分の私有財産を強奪される」というイメージがあるからだと思います。

資本主義の国では「私有財産の剥奪」は無収入となり、餓死を招きます。
共産主義の国では「私有財産を廃止される代わりに、最低限の生活の食料などは国から無償で支給されます」、だから共産主義では餓死者は出ない。

しかし、ここは日本で資本主義なので、当然、国から無償で食料をもらえません。
だから絵師達は「自分の絵柄」という「私有財産」を奪われることは、「餓死」を意味するのだと恐怖してるのだと思う。
そこを隠して、「共産化」を「民主化」と言い換えてるのは、私は卑怯だと思う。

もしも、本当に「絵柄」を「私有財産」と認めずに、「共産化」するならば、「国家」は絵師に無償で「食料」を配るべきです。そうしないと絵師が餓死します。
そういうことだと思います。

さて、しかし資本主義の国はだからといって、「共産主義の国」に変わったりしません。
「共産化」に抵抗し、逆らいます。
具体的にどうするか?今までの世界の歴史では「共産主義の国とは国交断絶する」が行なわれてきました。
例えば、昔はパソコンの「CPU」は共産主義の国へは「輸出禁止」でした。
なぜなら、共産主義の国にCPUを輸出すると、勝手に「共有財産」にされてしまい、「共産化」されて製造法などを奪われてしまうからです。
だから昔は輸出禁止でした。
そして今の時代、またCPUは製造法は輸出禁止、販売も制限がかかるようになりました。
つまり、そうやって「自分の私有財産を守る」、ことをして資本主義は自分の国の私有財産を守ってるわけです。

さて、「生成AI」も同じように「無断の学習禁止」という方向性で資本主義の国々は法規制を始めています。
資本主義の国が共産主義の国への「輸出禁止」をするように、生成AIへの「輸出」を禁止してるわけです。

これで、なぜ「資本主義の多くの国々」がものすごく急いで「生成AIへの法規制」を進めてるのか、理由が分かると思います。

つまり、「生成AI」は「共産主義の国」と同じ扱いになっているのです。

共産主義の国では「蓄財(財産の保有)」も禁止なので、共産主義の国では新しい「技術、絵柄」は産まれませんし、
生成AIもしくみは共産主義なので、新しい技術や絵柄は産まれないため「外部からの無断学習に頼ってます」
だから資本主義の国々の「無断学習禁止」がジワジワと生成AIのエネルギー源を奪っていく構図になります。

したがって、共産主義や生成AIが外部からの無断学習を禁止されてしまうと、生き延びるためには、「自給自足」しかありません。
自分の畑を耕して、自分で作物を育て、自分で食物を作るしかありません。
そこで、共産主義でうまくいってる例としては、Linuxなどの無料のOSは、雑に言うと「金儲けの禁止(私有財産の禁止)」をGNUライセンスで厳しくルール化してるわけです。
生成AIが生き延びるには、「私有財産の禁止」のルール化をしないと、おそらく行き詰まり、破たんしてしまうと思う。

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