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頼っていいんだよ

私は母親だから!といつも気を張ってきたのかもしれない。

常に毅然とトラブルにも対処しなければならないと、無理して強い母親でいようと頑張っていた。

昨夜にショックなことがあった。

とは言っても、世間の常識で見ればほんの些細な事で、一大事というほどの事は全く無いんだけど。

私はnoteにも記事にしたことがあるけれど、極度の虫恐怖症なのである。

特に蜘蛛のビジュアルが恐怖でしかなく、見ただけで一変して憂鬱になる。

娘もワンコのこゆきも虫が苦手なので、私は母親として、逃げる訳にはいかず、常に退治したり、外に逃がしたりするのは私の役目だった。

でも数年前、目の前に現れたのはタランチュラのような不気味な大きな蜘蛛で、それと格闘した時、私のメンタルは限界に達し、その日以来、私は完全に蜘蛛に対抗できなくなった。

身体がすくんで動けなくなってしまうのだ。

幸いにも、このマンションに引っ越してからは、一度もジョロウグモ系のデカイ蜘蛛には遭遇したことはなかった。

それが昨夜遂に我が家の壁に現れた!私は油断していただけに大ショックで、テンションは下がり、恐怖で身体が小刻みに震え出した。

どうしよう(((((゜゜;)💦💦とアワアワするばかりの私。

そんな時、突然娘が「ヤルしかない!」と呟き、掃除用のワイパーを持ち出し、その蜘蛛に押し当てた。

娘曰く「私たちは空間に宣言した、虫は苦手やからこの部屋には出ないで!出来れば退治したく無いから、生きていたいなら目の前には現れないようにして!って」
「それやのに、こうして現れるということは、どうぞ退治してくださいって言うてると思う、だからそのお望み通りにヤッてやるしかないんや!」

私は娘の話すことに非常に納得していた。

と言うのも 実は、その前日に小さな蜘蛛が現れて、私は恐怖ながらもそれを頑張って苦労して外に逃がしたのだ。

これでもう現れないと安心した矢先に、今度は何倍もデカイ姿で現れるとは!!

あの逃がした苦労は無駄になった気がした。

娘と一緒に退治した後始末をしながら、お亡くなりになった大きな蜘蛛にごめんなさい💦を何度も言った。

私は娘が淡々と対処している様子を見て、安心していた。

もう母親の私が守らなければ!と頑張らなくていいんだと思った。

これからは娘に頼って苦手なことは任せていいんだと、そんな自分を大いに許そうと思えた。

この私の中にまだ残っていた、母親の責任感を手放させる為に、あの蜘蛛は現れてくれたのかな?と感じていた。

私は頑張らなくていい。

恐がりの私のままでいい。

もっと周りを信頼して任せていい。

頼っていいんだよ、と自分に優しく声をかけた。


ここまで読んでくださって感謝します。

幸せをありがとうございます✴️







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