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還暦になって分かった その38

スマホでポチポチやれば、男性と女性が出会える時代か、今は。プロフィールも顔写真も…年収やら性格まで分かるなんて。まあ、昔の「お見合い」のようなものか、と。あの頃は親戚のおばちゃんと親が、身上書のやりとりをしたからね。

でも・・・なんだかスマホのポチポチで会うって、怖い気がしたんだけど。でもでも、思い出した。大学時代の学校祭。ベニヤ板に貼りだされていた紙に書かれていたのは「合コンしませんか?」

学部名や人数が書かれていて、もちろん電話番号も。携帯電話なんて無い時代だから、誰かの自宅の番号だな。その紙をぺらって持ち帰り、こちらの人数も合わせて、誰かが電話する。思い出したらそちらの方が怖かった?アナログって意外と怖かったよね。

でもさ、アナログ時代の仕事先に請求書を届けるとき。カーボン紙に複写された帳面を切り取って、印鑑押してもっていって。あれはあれで確実だった。今はパソコンに請求書を書いてポチリと押して、先方へ・・・届いてる?届いてない?確認の電話なんて失礼だし恥ずかしいし、できないよ。

そうだそうだ。ファックスが一般家庭に普及したときも「今、ファックスを送ったけど、届いてた?」って電話をして。まるで「黒やぎさんたら 読まずに食べた」なんて童謡みたいで。あの曲はまだ子供たちは歌うのかなぁ。そもそも「ヤギは紙を食べさせないほうがいい」って聞いたけど。

還暦って
時間の流れで変わってきていることを
永遠に語れるんだ。


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