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生まれる前の記憶

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生まれる前の世界。 そこは、中間生と呼ばれる場所。 どんな世界だったか、ちょっぴりのぞいてみませんか?あなたもきっと、そこに居た。何か思い出すかもしれませんよ。
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2.日常としての生まれ変わり

生まれる前の記憶について、調べると、子どもが語る記憶が多い。 いわゆる、胎生記憶や中間生の記憶。 空の上にいた、神様がいた、ママを選んだ、とか。 感動を呼ぶ話が多いのですが、私の記憶は、なんというか、本当に、申し訳ないくらい 即物的。同じ世界のはずなのに、体験する側のスタンスが違うと、こうも違うかというくらい、世界観が違っています。 なんか、すみません。 これから、色々書こうと思うけれど、まず先に謝っておきます。 感動的な話が好きな方をがっかりさせてしまうかも。

再生

生まれる前の記憶について

私の記憶と近いです。 誠に失礼ながら、chieさんのことは全く存じ上げておりませんが、参考に上げさせていただきます。

13.星空を超えて

生まれる前の記憶編 最終章です。 いよいよ生まれ変わることになった私ですが、「記憶を失わないこと」に集中しすぎて、どのようにして生まれてきたのか、覚えていません。 これが胡蝶クオリティ。 覚えていないことは、書けない。捏造しない。を、モットーに書かせていただいています。 うっすら覚えているのは、星空を飛んでいたような記憶です。 魂がこの世に来る時の記憶なのか、体内で受精した時の記憶なのか、出産時の記憶なのか、わかりません。 自分の姿かたちが見えていません。感じてい

12.生まれる前に記憶を消す意味

旅行計画(10.人生計画)を旅行会社のスタッフ(8.お世話係さん)と立て、いよいよ、旅行に出る日(この世に生まれる日)が来ました。 行先はもちろん、自分で選んだ 11.家族のいる世界です。 この時に、私はまたしても、やらかします。今度は、意図的に。 本来なら、生まれる時に、あちらでの記憶はすべて消えます。 そして、人生を味わい、全うすることに全力を尽くすのです。 時に、人生を全うする中で、自分の生きる意味を思い出すことがあります。 これが、いわゆる「めざめ」や「覚

11.影の本

生まれ変わり手続きの補習編です。 今回は、9.望遠窓を、うまく使えなかった私が、 最終的にどうやって生まれてくる家族を決めたのか という話になります。 10.人生計画を完成させた私は、8.「お世話係」さんに、呼び出されます。 そこは、テーブルとイスがあるような個室でした。テレビで見る刑事物の取調室のよう。暗くて、部屋の隅が見えません。 他の5.「光の玉」はいませんでした。 どうやら私だけ呼び出されたようです。 ここら辺が、補習っぽいと感じた理由です。 他の人も

10.人生の青写真

補習の前に、他の手続きもありました。 いわゆる「ブルーノート」、「人生の青写真」の作成です。 ここら辺は、うっすらとした記憶しかありませんが、特に手間取ることなく、取り組んだ印象です。この私が。うーん、あやしい。 どんな人生にするか、生まれる前にある程度、計画を立てます。 計画といっても、具体的なエピソードを書きこむのではなく、おおまかなパラメーターが決まっていて、それを割り振る感じだったと記憶しています。 例えば、”幸せ”だけで、人生を終えたくても、それはできませ

9.望遠窓と落ちこぼれ

生まれ変わり手続きの中で、私がやらかした失敗について書きます。 ある時、私は5.「光の玉」の仲間たちと一緒に、8.「お世話係」さんに連れられて、ある場所に行きました。 そこには、大きな窓があり、のぞき込むと、夜景が見えました。 今となっては、大きな窓だったのか、スクリーンだったのかわかりません。 順番に呼ばれ、その窓をのぞき込み、これから生まれる世界。 どうやら、自分の母親を見ることができるようでした。 はい。なぜ、こんな言い方になるのか。 賢明な方は、お気づき

8.お世話係さん

生まれ変わる順番が来た私は、生まれ変わり手続きを始めます。 その様子は、まるで、旅行会社で旅行計画を練るかのようでした。 ここら辺が、胡蝶クオリティ。さすが、夢がない。 何人かの「光の玉」仲間と一緒に、手続きを勧めます。 その手続きを導いてくれるのが、旅行会社の社員さんならぬ、「お世話係」さんです。 「お世話係」は、「光の玉」より、数は少ないです。 私が会ったのは、一人かな? みんな同じ姿なので、見分けられなかっただけで、二人くらいいたのかもしれません。 「お

7.レベルアップと生まれ変わり申請

光の玉になる前か、なった後か、記憶がはっきりしませんが、私は、生まれ変わるための申請を出しました。 夢も希望もない表現で、ごめんなさい。 書類を書いた記憶はありませんが、生まれ変わりたいと希望を出しました。 それ以前から、私は、「何か」を目指していて、生まれ変わりたいと思っていました。少し焦ってもいました。 どんどんレベルアップしたい。そんな思いがありました。 生まれ変わることで、確かにレベルアップするのですが、私は、どこかで勘違いをして、その質よりも量を増やすこと

6.雲の上の世界

以前、書きましたが、 生まれる前の世界(雲の上の世界)は、すべてがテレパシーでした。 今回は、その時に感じていた世界を、表現してみたいと思います。 雲の上を、雲が通過するような、視界の悪い場所にいる私たち。 とても静かで、風を感じることもない。 温度もよくわからない。暑くも寒くもない。 ぼんやりとすべてが柔らかく、発光しているようにも見える。 同じような光の玉の仲間たちと過ごしている様子は、まるで幼稚園児たちが、床に座って、それぞれが積み木や絵本を読んで過ごしているかの

5.光の玉たち

「そこ」へやってきた私たちは、その後、「何か」をして、光の玉になりました。 何をしたのか、肝心の記憶が抜けるのが、私の特徴です。胡蝶クオリティ。 門のようなものを通った気もします。そんな気がする程度。 記憶を捏造したくないので、わからないことは、わからないまま書きますね。 そして、いわゆる「雲の上」のようなところで過ごします。 ここからは、完全にテレパシー世界のため、 自分の姿かたち、仲間の姿かたち、周りの世界は、感じるのみです。 「光の玉」と書きましたが、そのよ

4.どこかから、そこへ来た

生まれる前の世界を なんと呼べばいいのか。 いわゆる「天国」とか「雲の上」とか呼ばれている場所かもしれません。 私としては、「そこ」としか表現できない。 今回は、私が「そこ」へ来た時のお話です。 ある次元空間に、平面があって、私は「そこ」に着地しました。 私は、何かを終えて、「そこ」にやってきました。 「そこ」には、すでにたくさんの仲間が集まっていました。 私は、少し遅れてきたようで、その仲間の列に加わりました。 体育館の朝礼に遅れて、一番後ろの列にこっそり並ぶ時に似て

3.すべてがテレパシー

生まれる前の記憶を語るのが、難しい理由。 人によって、世界観が違ってしまう理由。 こちらの生活になじむほどに、忘れてしまう理由。 それは、大前提として、 生まれる前の世界では、すべてがテレパシーだから。目でものを見ない。耳で聞いていない。言葉をしゃべらない。 手足があったかもあやしい(すまん。覚えていない)。 互いを認識しあっているけど、話す必要もない。 おなかもすかない。なんだったら、時間の概念がない。 制約もない。たしか、暇つぶしに色々試して、遊んでいた。