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#2父親がいない私に『可哀そう』と言ったあなた!!正直に言うとね、居た時の体験が一切ない私には比較は出来ないんですのよ。『可哀そう』が分からないんです。だから、可哀そうじゃないのよ(笑)(貧困幼少期からNPO代表理事までを100日で振り返る)

noteを毎日綴る理由

今日は幼少期を振り返ってみます。

物心ついたときには「オヤジ」はいない

物心ついたときにはもう、父の姿はなかったので、居るとかいないとかを考えた事がありませんでした。

いるという当たり前を体験したことがないので、いないことがいることとどう違うのかもわからないのです。

ただ、自分から見た大人が、「りこんしはったんやったら大変やね」というような言葉を発するのを聞いて、あぁなんかよくわからないけれど、何か大変なのだと感じていました。

お父さんがいる時、いない時というのは、551の豚まんのある時、ない時の対比のようにいる時を体験したことがないので出来ませんし、大変だねっていわれても、大変の対比も出来ません。

テレビで見る家族像と自分の家の違いが理解できない中で、「りこん」という三文字を理解していたような気がします。
当時は「りこん」という文字は今ほど容易にできるものではなく、圧倒的少数派でした。

だからこそ、無知な私は「お母さんはりこんしてん」といえることはかっこよかったのです。(誇らしげな感じです)

幼稚園では園長先生にいつも引っ付いて行動していたらしく、園長先生の膝の上で寝たりするという子供だったとか。母からするとまぁなんと・・・と思ったそうですが、小さな私がその組織の権力者を理解しているはずもなく、単純に「自分に優しくしてくれる」人が好きだったのだろうと思います。

母が朝保育園に送り、祖母が迎えに来てくれたら母が帰るまで、祖母の家でお留守番をしていました。母っ子だった私は、寂しいから泣いたり叫んだりして離れるのを嫌がるわけですが、まぁ・・・おいていかれます。

時々保育園の玄関の攻防で母が足を止めてくれることがあるのですが、それでもそのまま一緒に帰ったケースはなかったので、子供心に(何となく泣いても意味ないんだよなぁ)と思いながら、大泣きする暮らしでした。

そんな保育園では、お休みしないとブロックセットのプレゼントがありました。祖母の家には捨てるまで私が高校生になってもブロックセットが置いてありました。

「皆勤賞」を狙ったわけでも、ブロックセットが欲しかったわけでもなく、いきたくない保育園に預けられた産物としてもらえた結果でしたが、みんなの前で、ブロックセットを貰えたという何とも言えない心の高揚は今でも忘れられません。

小さなマウントの体験これが最初の体験なのだろうと思います。
物で孤独を埋める原点はこの体験にあるのかもしれないなと思います。

歯を磨きなさいと怒られたい心と虫歯

皆さんは歯は健康でしょうか?
私は幼少期から「虫歯」が多かったです。

歯磨きの大切さを教えてもらわなかったわけではなく、歯磨きを通じて母にかまって貰うべく、歯を磨かないという反抗をしていたからです。

仕事で忙しい母が優しい(心に余裕があるとき)ときは、「歯磨きをしなさい」と怒ってくれるのです。

その時の私は、怒ってくれることが嬉しいのです。あぁ、母は自分の事を見てくれている!気にかけてくれているのだ!と、そう感じられるからです。

さみしいから夜、母がそばにいる暮らしじゃない時に、ちょっとでも話したい、関わりたいのです。

しかしながら、怒ってくれていた母もまさか内心がかまってほしいというのは伝わってなかったのでしょう。

母が疲れて怒ってもらえない日はチョコレートを寝る前に、
わざと食べた後に磨かず寝ることになります。

私は、切なくも・・・虫歯が増えました。(おかあさん・・怒って)

怒ってもらえないと自分が行動を改めるタイミングを逃すので、拗ねて寝ていたのです。素直に動ける心ではなく歪んでいたのだと思います。

この体験はのちの、インターンシップで保育園にいったときに、怒ると喜んで怒られることをする子供がいてその子をみた時に、かまってほしいが裏側にあるのかもしれないと自分の経験から感じたことがありました。

忙しい日常で幼少期の子育ては大変だっただろうと今なら感じます。

明日は、小学生に・・・その前に、

(参考)歯の健康と経済的格差の相関!?

虫歯の経験から思う事は、歯の健康は相当大事です。なぜならば、医療費は無料であったとしても、歯は一生もの。だからこそ、歯の健康にはとても気にかけてほしいと切に思っています。

虫歯ならばかからない費用が、虫歯になるとかかりすぎるからです。
ひとり親家庭もある年齢迄は医療費が無料ですが、成人すると有料です。

永久歯が生える前に歯を大切にできれば、人生歯にかかる医療費をおさえることができます。
生涯医療費を減らすことは、自分の経済的な負担を減らすことができます。
私はお金の事を学びましたが、健康の大切さを本当の意味で伝えたいと思います。

大人になってから、歯にお金を掛けられる家は比較的豊かなのではないか?という仮説をもつようになりました。アメリカの家庭でも歯の健康は意識するということからです。実際に貧困と歯の状態というのは調べてみると相関がないわけでもなさそうです。(口から見える格差と貧困  ~歯科酷書~全日本民主医療機関連合会歯科部より)

健康は一生もの!自分の体は1つだけ
過去の自分に話せるとしたら、歯は大切に。虫歯を治療することは出来るけれど、元々虫歯がなかったら、出費を減らせるからと伝えたい。

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ささいなことで人生は変わると信じています。それは、人生の大きな決断の手前にあるキッカケになるのではないかと。節目を思い出すと決断の前には、ささいなキッカケがあったからです。見て下さったあなたの何かのキッカケになればと思って綴っています。
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